機内預け荷物を受け取りターミナルから出ようとすると、出発カウンターは人だらけ。石垣発の便がかなり欠航しているみたいだ。この狭い空港で足止めくらっちゃうと辛いよなあ。こんな状況になったら、うちらはきっとあっさりあきらめて移住してるだろう（＾＾；　まあともかく無事石垣島到着！よかったよ〜

　その後いつものようにレンタカーを借り受けてから、いつものマックスバリューでお買い物。
　やっぱ石垣の旅はここからじゃなくっちゃ。

　一時止んでいた雨も、オリオンの仕入れも終え宿に向かう頃には再びすごい暴風雨に変わり、なんだかまた台風が戻ってきたような勢いになってきた。もうちょっと時間が遅かったら着陸できなかったかもしれないな。

　そして土砂降りの雨の中、宿に到着。びしょびしょになりながら荷物を運び込み、チェックインをして部屋に入る。

　今回の宿、中はワンルームマンションのつくりで小さいキッチンが付いているが、ベッド２台を入れたらもういっぱいという感じでそれほど広くはない　しかし外は相変わらずの暴風雨、窓の外で風がぴゅーぴゅー鳴っている。それから隔離されているだけでもほっとするなあ。

　ベランダには物が飛んできてガラスが割れるのを防止するためのネットがはってあった。これも台風のいっぱいやってくる沖縄ならでわの知恵なんだろう。

　乾いた服に着替て、とりあえずオリオンで一杯。いや〜、今回はなんだかいつもにもまして遠い石垣島だった・・・

　今日はもう散歩にも出れないだろうから、晩ご飯まではお菓子を食べつつビールを飲んでマッタリ過ごす事にする。
そう言えば石垣島に集合予定の他の皆さんはどうしてるだろう？

　とれたさんに電話してみると、まだ那覇空港でキャンセル待ちをしているらしい。石垣便はほとんど飛んでいないそうで、いったいどうなるんだろうねえ。

　一方のAちゃん一家にメールしてみると、こちらは西表で宿に缶詰だそうだ。
窓から見える海も雨に霞み、港の中まで波が入ってきてる。こちらもはたして石垣に帰ってこれるのだろうか？

　その後再びとれたさんから憔悴しきった声で電話があり、今日の便は全便決行になったそうだ。一度は機内に案内されたものの、しばらく機内で待機したあと再び降機させられたという。そりゃ凹むわなあ。
　結果彼は今日は那覇泊まりになり、ぞれを聞いた地元の鳥仲間が大喜びしていたなんてことは口が裂けても言えない・・・しかし他人事で良かったよ（＾＾；

　と言う事は、うちらは台風の雲と雲の隙間を縫って着陸する事ができてほんとにラッキーだったようだ。やっぱ日ごろの行いってやつだよな。

　そして夕方。それほどお腹は減っていなかったがこんな天候だ。明るいうちに晩ご飯を食べに行ったほうがいいと思い、レインウェアを着込み外に出てみたらすごい風。ほんとに吹き飛ばされそうだ。でもまあうちらは既に石垣にいるんだしもう安心。こうなると台風もなんだかワクワクするな。
　雨を喜ぶように道路にはアカ様のご馳走、カタツムリがいっぱい出てきていた。これなら明日はアカ様も大喜びだろう。

　人気のない港前の道を風に揺さぶられ雨に叩きつけられながら歩いていく。
　レインウェアは上しか持って来ていなかったので、短パンはあっという間にビショビショ。台風をなめていたようだ。
まあ寒くはないから大したことはないけれど、パンツが張り付いてちょっと気持ちわるい。

　港の前から大通りに出るためビルとビルの間を抜けるとき、フードで周りが良く見えなかったひーこは非常階段の下に激突。あまりの痛さに大泣きしてしまい、たいきになぐさめられていた。いったいあんたは何歳だよっ。なさけない・・・

　そしてたどり着いた繁華街、目に付いた居酒屋に入ると、中はクーラーがガンガンに効いていてびしょ濡れになった下半身が冷たくてしょうがない。
　これじゃビールを飲む気にもなれないのですぐに店を出て、昔入った事のあるソーキソバ屋に行って見たらこちらは弱冷房。これなら大丈夫だ。びしょ濡れズボンで椅子に座るのは気が引けたが腰を落ち着ける事にして、まずはゴーヤチャンプル、ソーキをつまみにオリオン生から。

島豆腐の厚揚げやてんぷら（という名が付いているが実態はさつま揚げ）などを頂きながら２杯目のオリオンを飲みほす頃にはだんだんパンツも乾いてきた。

そして３杯目のオリオンとともにシメはソーキソバ。

　ん〜やっぱ沖縄で食べるソーキソバは美味いなあ・・・。今日はこれくらいで軽く済ませておこう。

　レインウェアを着込んで店の外へ出て見ると雨はすでに止んでいて、風もさっきよりはいくぶん弱まってきたような気がする。これなら明日は何とかなるかな。

　再び港の前の道を歩いて部屋に戻ると、一風呂浴びてからオリオンを飲みつつテレビを眺め、ベットでゴロゴロしながら窓の外でビュービュー鳴る風の音を聞いているうちに、いつの間にか眠っていたようだ。