竹富島節約生活

 出来はともかく一杯アジサシを撮れたので、幸せな気分で沖から引き上げる。

 途中、たいきとひーこを呼びに行き、一緒にベースキャンプまで戻る頃にはもうノドがからからだった。
 ここでビール飲めたら幸せなんだけどなあ・・・生憎売店ではキンキンのオリオンが売っているんだよなあ・・・
 でも持ち合わせが・・・ ん〜〜〜悩む〜〜〜  

ええいっ!もうこうなったらお昼ご飯はあきらめて飲んじゃえっ!

というわけでオリオンゲット。トホホ・・・意志の弱さが身にしみる・・・

 でもこの一杯もからだにしみわたって、めっちゃうまかったなあ。水筒のお茶で我慢したひーことたいき、えらかったぞ〜
 ビールでいい気分になった所で次に行こう。自転車の返却時間まで残るはあと30分だ。
 帰りの港までの送迎バスには水着のまま乗らないで下さいといわれているので、自転車を漕ぎながら海パンも乾かしとかなきゃならないしね。 それじゃ再び出発!

 コンドイ浜を後にして向かったのは西桟橋。サンゴの海に一本だけ突き出した桟橋だが、潮が引いているので周りはかなり浅くなっていた。これじゃ船も付けないだろう。でも上から海中を見ると熱帯魚が泳いでいる姿が見えて中々楽しい。

 さらに浅くなったリーフの上では白色型クロサギ(ホントややこしい)が餌をとっていた。FZ-18大活躍だね。

 桟橋で強風に吹かれたうえ、直射日光に照り付けられていたせいで海パンも大分乾いてきた。残りは後20分、そろそろ貸し自転車屋に向かったほうがいいだろう。

 帰り道もよくわからなかったがそこは狭い島のこと、さまよっているうちにいつの間にか集落に入り込んでいた。

 狭い島のこと、ここまでくればもう着いたも同然だ。まだちょっと余裕があったので、自転車を返す前に前から気になっていた展望台に登ってみることにする。

 この展望台、一度に一組しか登れないので順番待ちをしなくちゃならない。時間がちょっと気になるが、並んでいるのは数組だから何とかなるだろう。
 うちらの番がやって来たので奥行きが狭く段差が激しい階段をビビるたいきと二人で登ってゆく。
 そして着いた展望台からは赤瓦の集落がぐるっと見渡せてなかなかの眺めだ。
 

 下ではひーこがうちらの写真を撮ってくれていた。平らな竹富島ではたぶんここが最高地点じゃないだろうか。

展望台を下たあとは再び自転車に乗って貸し自転車屋へ急ぎ、なんとか3時間で返却することに成功!
送迎バスはいつの便に乗っても良いということなので、しばし集落の中を歩いて散歩することにした。

 しばらく歩いてゆくと、路地の向こうから水牛車がやってきた。観光用とはいえ、この景色の中を進む水牛車は風情がある。

 しかしお腹空いたなあ。でも手元にあるのはあと2000円、厳しいよなあ・・・
 そんな時、珊瑚塀の上に乗った赤瓦にメニューが書かれている「かにふ」という店の前を通りかかった。
ん?八重山そば500円・・・これなら食べられるじゃないか!
シーサーが店番をしている店構えもなかなかよさそうな感じなのでここで昼ごはんにしよう。

 涼しい店内に入り注文したのは当然八重山そば3つ。
隣のお客さんが飲んでいるオリオン生がめちゃくちゃうまそうだが、ここは水で我慢だ

 そして出てきた八重山そばは、ありがたみも手伝ってしみじみ美味しかった〜

 こうしてなんとか昼ごはんも食べることができたORAT家は、残高500円を残し竹富島を脱出。
石垣島へ向かったのであった。

 

 

前へ目次次へ

鳥見旅行記トップへ

inserted by FC2 system