目指せちゅら海水族館

 窓の外で鳴くメジロの声で目が覚める。う〜ん、お休みだ〜。うれし〜
 カーテンを開けるとベランダに花がいっぱい咲いていたので、蜜を吸いに来ていたのかもしれない。

 外に出てみるとイソヒヨドリの声も聞こえて来た。県庁前という那覇のど真ん中なのにのどかだ。
雲がかなりのスピードで流れていくが、天気予報ではこれから回復に向かうようだ。

それにしても涼しい。これじゃ東京とそんなに変わらないんじゃないだろうか。明日からの朝撮りは短パンじゃ辛いかも。

 朝ご飯は憧れのバイキング!ゴーヤチャンプルーや肉じゃがなんかもあるし、お味噌汁にはユシ豆腐がたっぷり入っていたりと中々充実している。たいきも久しぶりのバイキングに大喜びして食べまくってる。もうお腹も大丈夫なようだ。

 全品制覇してお腹いっぱいになった後は、フルーツをデザートにコーヒーを飲んでしばし寛ぐ。明日からは毎朝早起きして朝撮りの日々が待っている。今回の旅行でゆっくりできるのもこれが最後だから大事にダラけなくちゃ。

 食事の後、部屋に戻ってさらにダラダラしていると、うちらがあまりにチンタラしてるのにしびれを切らしたひーこが一人でレンタカーを借りに行ってしまった。まあいいや、営業所まではここからモノレールに乗って数駅空港の方へ戻らなくちゃいけないので大荷物を抱えて移動するのも大変だし、僕らは部屋で荷物の番ってことにさせてもらおう(^^;

 そして30分ほどしてひーこがレンタカーと共に戻ってきたので、いいかげん怒られないうちに急いで荷物を運び出し、宿をチェックアウト。今日はまずかねてからたいきとひーこが行きたがっていたちゅら海水族館へ行くのだ。

 毎年夏休みになると銀座のソニービルで沖縄フェアをやっているのだが、そこの大型モニターでジンベイザメの大型水槽の映像を流していて、2人は「いつか本当のちゅら海水族館に行きたいねえ」と言っていたので、今回本島に行くなら絶対外せないイベントだ。石垣ばっかりで本島に来る機会もなかなかないからねえ。

 大人気のちゅら海水族館だから、カレンダー通りにお休みする本土からの観光客が大勢押し寄せる前にゆっくり見学するためには、昼前に到着したいところだ。ここはひーこの運転でガンガン行かなきゃ!(^^;

 朝と比べるとすっかり天気も良くなってきて、真夏のように激しい日差しがジリジリと照りつけだした。やっぱり沖縄はこうでなくっちゃ。しかしいつのも7月と違い、風が涼しいのでさわやかでとっても良い気分だ。

 ゴールデンウィーク初日だと言うのに道はガラガラ、そのため特にガンガン行かなくても一般道から高速へと快適なドライブが続き、あっという間に終点の許田ICに到着。

 しかしICを出たところで渋滞にはまる。道は名護の街への一本道。GWは沖縄でも渋滞するんだなあ。

 渋滞は大っ嫌いだけど、窓の外に広がるエメラルドグリーンの海を眺めていればそれもそんなに苦にならない。

 そして名護の市内を抜け本部半島への道に入ると道はガラ空きになった。実はあの渋滞の車のほとんどがちゅら海水族館を目指しているんじゃないかと密かに心配していたのだが、これなら大丈夫そう(^^;

 椰子の木の連なりに南国ムードも盛り上がる海沿いの道を走り続け、昔良く潜ったダイビングポイント、崎本部を過ぎる時、たいきに「あれが、ゴリラチョップだよ」と名物岩の名前を教えてやると、「あ〜!ほんとにゴリラチョップだ!!!」とえらく感動してくれた(^^)
 名は体を現すを地で行っている、誰が見てもゴリラチョップのこの名岩、世界遺産に登録される日も近いに違いない。

 瀬底島を眺め、本部の町を通り過ぎ、12時半頃海洋博記念公園に到着。那覇からは2時間くらいかかったかな。

 駐車場がいくつもあるのだが、ひーこが事前にリサーチしていたので、奥のほうの水族館に一番近い所に停めることが出来た。知らなかったら慌てて手前に止めて、公園の中を永遠と歩かなきゃならない所だった。何せ海洋博記念公園は広いのだ。えらかったぞひいこ!

 早目に来たお陰で駐車場渋滞こそなかったが、それでも既に結構な数の車が駐まっていてさすがの大人気ぶりだ。

  水族館へ向かう道の途中の花で出来たマンタで記念撮影。空にはコイノボリならぬ、マグロやシイラなどの姿をした「魚ノボリ」が張り巡らされていてこどもの日気分満点。
ちなみに5月5日当日は子供の入館が無料になるためそれはすごい混雑になるそうだ。

 

 冷たいミストが噴出す野外クーラー(?)には子供達が大喜びで群がっていた。たいきももちろん大喜び。

 そしていよいよちゅら海水族館に到着。自動改札を抜けて中に入ってみよう。

 

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