今日は何もしない日
  ヤンバルクイナを見ることが出来、うきうき気分で帰ってくると、たいきはもう朝ご飯を食べ終えて、たくさんのコイノボリがたなびく川の中で遊んでいた。

一方ひーこは庭で洗濯物干しの真っ最中。

ヤンバルクイナが見られた事を話したが、案の定反応は薄い。まあいいや、幸せは人それぞれだから・・・

芝生に椅子をひっっぱりだし、川のたいきを眺めながら朝ご飯のパンを食べる。
空は青空、生垣にはハイビスカスが咲きまさに南国。日差しも強烈だが、吹きわたる風は涼しくて快適だ。
5月の沖縄って言うのはとても過ごしやすい。

朝食の後、川にたいきの様子を見に行くと小魚採りに萌えていた。
水の中には1cmくらいのハゼの赤ちゃんがいるのだが、すばしこくて全然捕まえられないようなので、
二人で追い込み漁をした結果3匹ゲット。オマケで小指のツメくらいの小さなカニも捕まえた。

 魚採りの次は深場に移動して水浴びタイム。川の水はかなり冷たいようだが、たいきは肩までドップリ浸かって楽しんでいる。

 なんだか当分水から上がって来そうもないのでしばらく放っておくことにして、
その隙に今朝アカヒゲが鳴いていた裏山にあるという自然観察コースの下見に行ってみた。

 看板によると全長700mとそれほど距離もないし、部屋の裏山の散歩道って感じかなあと思い、クロックス履きの気楽な気分で観察コースの入り口に立ったのだが、いざ歩き始めると思っていたよりはるかに険しい道だった。
坂は急だしクロックスじゃ滑りまくり、前回のスラウェシでちょっと泥坂道恐怖症気味になっているのでつらい所だ。 
必死で尾根道まで出ると、木々の隙間からは芝生広場を見渡せて、お祭りのざわついた雰囲気が伝わってくる。
 

  鳥は時々アカヒゲの囀りが聞こえるものの、あとはヒヨドリがやかましいだけ。ヤンバルクイナがいることもあるそうだが、この見通しの悪さじゃ見かけても撮影するのはかなり困難だろう。

 そして再び滑りやすい急な坂をビビリながら下りきると、後でみんなでもう一回来ようなんて元気は残っていなかった。

 部屋に戻ると時刻はもう昼を過ぎていた。ひーこと今日はこれからどうしようか相談するが、もう今日はここでのんびりしていようと言う事になり、ひーこは昼ごはんを作り始めた。結構ここにいるだけでも快適なのだ。

 それじゃちょっと早いけど、僕もオリオン行っちゃうか。今日はお祭りだからね。
 強い日差しの下、庭の椅子に座って冷えたオリオンを煽る。んめ〜〜 

 芝生広場のステージでは、地元の若者らしきバンドの生演奏が始まり賑やかだ。

 そのうち川遊びに飽きたたいきが戻ってきたので昼ごはんにする。
 今日のメニューはそうめんと鳥の唐揚げ、それにオリオンビール!テラスに座って芝生広場を眺めながら食べていると、なんか設備のすごく整ったキャンプをしてるみたいでとってもいい気分。ついついビールも進んでしまうが、今日はどこにも行かないからまあいいか。

 

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