久しぶりのリゾートライフ
 名護の町を過ぎ、許田のインターから高速には乗らず、海沿いの道を走っていくと10分ほどでかりゆしビーチ スパ&リゾートに到着。

 恩納村なんて何年ぶりだろう。さらにこんな大規模リゾートホテルもほんとに久しぶりだ。
 広々とした敷地に建つ白亜の巨大ホテルはまさに南国リゾートのお手本のような景観だ。
 たいきも気合を入れて、お祭りで当てたショットガンとサングラスでフル装備・・・あやしい(^^;

 そしてエントランスから中に足を踏み入れると、広大な吹き抜けの空間が広がっており、真ん中のスペースにはデンと
「かりゆしの椅子」が置かれていた。その裏はピアノラウンジで周囲はショップに囲まれている。
 2階から上は4面とも客室の廊下側になっており、まさに正統派リゾートって感じだ。

 フロントも瀟洒な感じで、スタッフのサービスもきめ細かい。
はやりGWと言う事で結構混雑しているが、極力お客を待たせないよう頑張ってくれている。

 うちらの番になりひーこがチェックインの手続きに行ったのでその間僕らは荷物番。
強面たいきさんがしっかり目を光らせていてくれるから安心だけど、一方で通報でもされないか心配でもある(^^;

 無事チェックインの手続きが終了すると、スタッフ(ボーイさんっていうのかな?)が部屋まで案内してくれた。
荷物は鳥篭のような金ピカのカートにのせて一緒に運んでくる。優雅だ・・・なんかゴージャスな気分になってくるなあ。

 だが一方、今回かなり安いプランで泊まるため、いったいどんな部屋に通されるんだろか多少不安でもある。
 今見上げているこの建屋じゃなくちょっと離れた旧館とかにつれてかれてもまあしょうがないわな。

 しかし通された部屋は予想に反して、ここの最上階!その上4ベッドのファミリールーム!すごく広い!!以外だ〜

 さらにリゾートだけあってアメニティーもすごく充実している。広々とした洗面台の所には、日焼け止めやアロエジェルまで置いてあり、ひーこはえらく感動していた。最近は歯ブラシもないような宿ばっかりだったからねえ(^^;

 バルコニーからは駐車場とそのこ向こうの森が見渡せた。オーシャンビューじゃないのが安さの理由だとしたら、うちらはこれで十分だよ。
 館内マップを見ると、駐車場の向こうは「かりゆしの森」と言う名前でトレッキングコースがあるらしい。アカヒゲやヤンバルクイナは無理だろうけど、もしかしたらキノボリトカゲくらいいるかも。後でちょっと覗いてみようかな。

 ボーイさんも帰り、荷物を所定の位置(部屋の隅)に置くと、とりあえずオリオンで一杯やってひと休み。ほっとする。
 ここでこのまましばらくゴロゴロしていたいところだが、これからたいきさんの一番のお楽しみ、プールが待っているとなると行かないわけには行かないよなあ・・・

 ひーこは明日のダイビングの手配をするというので、僕とたいきは一足先に海パンに履き替え、広い館内を抜けてプールに到着。サマーベッドは満席だったが、ベンチが空いていたのでそこにバスタオルを置いて基地にして、プールに入ってみると・・

つめてぇ〜〜〜!

 やはり5月の沖縄はまだ完全な夏ではないんだな。水温低すぎ。ここは温水プールじゃないから、水温は外気温にゆだねられているので朝晩の冷え込みはプールの水も確実に冷やしているようだ。
それでもたいきは大喜びで泳ぎ回っている。でもこれじゃおっさんは心臓麻痺になっちゃうよ。付き合ってられん・・・

 しばらくするとひーこも到着したのでとりあえずダイビングについて話を聞くという名目で水から上がらせてもらう。

 ひーこによるとダイビングの手配は色々問題山積みのようだ。
 ここの近くにあるショップに頼んで気楽に午前中2本と思っていたのだが、どうも明日の西海岸は荒れるようで、
ボートは太平洋側のカヌチャベイにある姉妹店から出ることになるようだ。そこまでここからは1時間くらいかかるらしい。
 しかも午後から2本しか予約できないと言う、それじゃ貴重な昼メシビールが飲めないじゃないか!
 それにたいきの体験ダイビングも年齢的にダメなんて、今年は潜れるって楽しみにしてたのに〜

 それじゃプールのほうはひーこに任せて、僕はショップと電話で交渉しましょう。ということになり携帯で電話して色々ごねてみたがやはりダメなものはダメなようだ。まあ僕が電話した所で急に状況が変わるわけないからね。

 でもよく考えたら午前1本、午後1本と言うショップが多い中、午後から2本ってのも他じゃ中々やってくれないだろうし、たいきにはまたスノーケルで付いてきてもらえばいいか。そしてお昼ビールはあきらめて、その分朝バイキングを死ぬほど喰ってやる〜!と言う事で気持ちに折り合いをつけ、その条件でお願いすることにした。

 その間ひーこはたいきに付き合ってプール遊び。ラッシュガード着てるとあまり寒くないらしい。それじゃ後は任せた!

   というわけで僕は一足先に部屋に戻り、熱い湯船にゆったり浸かり冷えた身体を温めた。ここのお風呂はユニットバスじゃないって言うのもポイント高い。湯船も大きめなのでしっかり温まれる。

 そして風呂上りに冷たいオリオン!たまりません〜〜〜〜

そのうちひーこたちが帰ってきた。二人は大浴場に寄ってきたそうだ。すごく気持ちよかったそうなので、明日はたいきと行ってみよう。そのあとビールを飲みながらベッドでゴロゴロとテレビを見ていたらもう夕方になっていた。そろそろ晩ご飯でも食べに行こうかねえ。

 ホテルの食事は高そうだったがいまさら外に食べに行く元気もないので、琉球料理のバイキングのお店に入る。
 やっぱり沖縄にきたらラフテーとゴーヤチャンプルは押さえとかないとねえ。

 たいきは寿司があったので大喜び。当分回転寿司なんて連れてかないつもりだから、ここで思う存分食べて置くように。
僕はいろんなチャンプルーを中心に全品制覇を目指す。メニューは中々美味しい、というか昨日までの晩ご飯とは雲泥の差だよなあ。飲み物はもちろんオリオンの生を頂く。でもグラスが小さいぞ〜

 ほぼ全品制覇をしてシメに沖縄ソバを頂いた後、デザートのケーキとフルーツを食べてもう満腹。お腹破裂しそうだ〜。

食後は腹ごなしにちょっと散歩に行ってみる。プールサイドには松明が掲げられていて、
そこに吹き付ける生暖かい風が南国のいい雰囲気をかもし出していた。

 途中でシーサーの色塗り体験コーナーがあり、ひーこがやっていきたいと言う。なんでも一人300円だそうだ。
 僕はこんな「いかにも」な観光イベントなんてやる気なんてかったが、まあ300円だったら安いからやってもいいんじゃない?ということでたいきとひーこがチャレンジして僕は撮影に専念する事にする。
石膏で出来たシーサーを選び、それにボスターカラーで色を塗るのだが、これが中々面白いらしく二人はもう夢中だ。

 そんな二人が必死で色を塗るのを見ていたらなんだか僕もやりたくなってきた。まあ300円だったらためしにちょっとだけやって見てもよいかな、なんて気持ちで塗り始めてみたのだが、いざやってみるとすっかり熱中してしまい、結局一番最後まで塗り続けていたのは僕だった(^^;こういうのもやってみないとわからないもんだ。

 そしてこれがみんなの完成作品。真ん中のが僕のでアカヒゲカラー。青いのがひーこの(胸に”ひ”って書いてある^^;)
左側のバイオハザードの犬っぽいのがたいき作。みんなで一生懸命作ったシーサーはなかなかいい思い出になった。

 そして出来上がったシーサーを係りのお兄さんの所にもって行くと、「それじゃお会計はこちらです」とホテル内のおみやげ物やに案内された。たいした額じゃないからここで清算しておこうと思い「現金でも良いんですよね」と確認すると大丈夫だと言うのでお会計をしてもらうと・・・

「それではシーサー色塗り体験3体で9000円になります」





へ;?

一瞬わが耳を疑い聞き返してしまった。ここはもしかしてボッタクリシーサー塗りだったのか!?
しかし値段表をみると・・・ほんとに1人3000円じゃ!
ひーこが見てたのはその隣に書いてあった輪投げ一回300円じゃねーか!Orz

いまさら止めると言ってももう塗ってしまったものはしょうがない。

「・・・あ、、あのすみません。 部屋につけといてもらえますか・・・」

それだけ言うのが精一杯で店を後にし、1体3000円もするシーサーを握り締めて部屋もどったOrat家。
こうしてリゾート初日は終わったのだ。リゾートの物価はやっぱり半端じゃない!(涙)

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