かりゆしビーチ
 今日の朝撮りはナシ、ここ数日便分の寝不足を取り戻すべく嫌になるまで布団の中にいた。
昨夜のシーサーはちょっとショックだったが、久しぶりのふかふかベッドでぐっすり眠れば気分もすっきりだ。
 これから今回一番のお楽しみ、これまた久しぶりの「ホテルの朝バイキング」が待っている。楽しみ〜

 レストランを目指すべく部屋から出ると、吹き抜けの空間には朝の光があふれていていた。さあ喰うぞ〜!

 エレベータで1階に降りレストラン会場に向かうが周りの人々は心なしか殺気立っているようで、うちらも自然に早足になってしまう。

 そしてたどり着いた「卵料理その場で作りますサービス」が人気の第1会場はすでに満員。まあいいもんね。卵ぐらい自分で焼けるもんね。

 とは言いつつも仕方なく第2会場に向かうとこちらはまだすいていて、プールサイドのオープンエア席に座る事が出来た。やっぱ南国リゾートは卵焼きサービスよりオープンエアじゃい!それじゃお料理を取りに行こう!

 料理の並んだコーナーには定番のスクランブルエッグやウインナーなどに混じって、チャンプルーや天プラがあったりほうれん草のフィットチーネがあったりして目移りしてしまう。
憧れの朝バイキングに興奮してしまい、食べたいものを片っ端から取っていったらトレーの上はサンドウィッチおかずにご飯を食べるみたいな節操のないカオス状態になってしまった。まあこれもバイキングってもんだ

 しかし毎日バイキング食べてたらめちゃくちゃ太るだろうなあ。好きなものを思う存分食べられる幸福感に任せついつい食べ過ぎてしまうからねえ。
 今回もメインのしょっぱ系が終わるとパンケーキや菓子パン、フルーツからケーキとほぼ全品を制覇し、お腹は八分目どころか十二分目くらいになってしまった。ぐるじい〜、しかしこれだけ食べたらもう思い残す事はないな。

 大満足でレストランを後にすると、ダイビングショップに今日の予定の確認の電話を入れたが、カヌチャベイ出航に変更はないそうだ。ここから見る海は穏やかに見えるんだけどなあ。
 

 居合わせたホテルのスタッフにカヌチャベイまでどれくらいかかるか聞くと、やっぱり1時間くらいは見ておいたほうがいいという。でも距離的にはここから20kmくらいしかないんだよな。ホントにそんなにかかるだろうか・・・45分あれば着きそうな気がする

 まあどっちにしても今日の午前中は特になんの予定もないのでのんびりと食後の散歩をしよう。

 カレンダー通りだとGWは今日で終わりだからもう帰る人が多いのだろう、今朝のプールは人も少なく、昨日は順番待ちだったサマーベッドもジャグジーも貸切状態だ。それじゃ午前中はプールで過ごそうか。
 しかしたいきとひーこはバナナボートに乗りたいというのでビーチに行く事に決定。

 それじゃぼちぼち部屋に戻って支度でもするか、と館内に入り1階のみやげ物屋を冷やかしながら歩いていると「琉神マブヤー」なるもの発見。ご当地ヒーローってやつだろうか。ソフビ人形が1200円とちょっとお高めだが、買う人いるのか?(実は700円だったらお土産用に買っていこうかと思った)
 隣にはマブヤーちんすこうやマブヤーサーダアンダギー、マブヤーカレーなどが置いてあって中々充実の商品展開だ。 お土産用の企画品だと思ったら解説ポスターみたいなのがあり、ちゃんとテレビ放映もしているそうで、ちょっと見て見たい気もする。

 土産物屋を後に部屋に戻ると海パンに履き替える。なんかまだお腹が苦しいなあ。今日は昼飯いらなそうだ。

 ビーチまでは歩いても大した距離じゃないけれどホテルから送迎バスが出ている。せっかくあるんだから使わない手はないので看板にしたがってバスの発着場へ向かった。
途中で見えてきたのは有料のラグーンゾーン。それを取り囲むのはオーシャンタワーという、うちらが泊まっているのよりグレードの高い宿泊棟で、一般庶民にはあまり縁のないエリアになっている。

その脇にある地下道のようなところを抜けると派手なバスが止まっていた。
このバスに乗って坂を下り、国道に出たらそこはもうかりゆしビーチだ。

 ビーチには綺麗に整備されたウッドデッキが張り巡らされ、その先に白い砂浜とエメラルドグリーンの海が見えた。
フロントのある建物には食堂やシャワールームもあるようで、子供連れでも安心して過ごせそうだ。
ちなみにビーチチェアやパラソルは有料になっている。

 海は引き潮時のようで、ビーチチェアのある場所からはるか沖まで水が引いていた。
 ビーチから突き出した半島のほうに行き、遠浅の海に足を浸けてみたらプールより全然暖かい。これなら午後のダイビングもそれほど寒い思いをしないで済みそうだ。
ただ風はかなり強いので沖は結構荒れるかも。ボートを出すならカヌチャ側からのほうが快適かもしれないな。

 ひーことたいきが海の中で遊んでいる隙に、僕は半島を一回りしてみたが、本島とはいえやっぱり沖縄の海の色はなんとも言えず綺麗だ。透明の水のなかに時折ルリスズメダイの幼魚が泳いでいるのが目に入る。白い砂に真っ青な魚の色が鮮やかだ。

 半島を回りこんでふたたびひーこたちと合流すると、バナナボートの申し込みにフロントに行った。ここでチケットを買ったあとマリンスポーツデスクでライフベストを着せてもらい、注意事項など色々説明を受けたらあとは実践あるのみだ。
 
僕は陸からサンヨンで二人の勇姿をバッチリ撮影するべく良いポジションを探すことにする。

そしていよいよ出航!ジェットスキーに引っ張られ、二人はキャーキャー叫びながら見る間に小さくなっていった。

 はるか沖のほうを走るバナナボートは遠すぎてサンヨンを通してじゃないと良く見えない。さらに半島の向こう側に回り込むと完全に見えなくなってしまったので、ここでちょっと鳥撮りタイム。実はさっきから波打ち際にいたクロサギが気になっていたのだ(^^;

 このときちょうどタイミングよくクロサギがこっちのほうに飛んできてくれたので、ひーこたちのことは忘れて撮影に没頭する。このでっかちゃんは今日の午前中唯一の収穫だ。ビーチに来ておいて良かったよ。

 そのうちバナナボートが帰ってきたので、今までずっと二人を撮っていた風を装いそちらにレンズを向けなおす(^^;
たいきは怖いのか波しぶきのせいか目をぎゅっと閉じているようだが基本的に笑顔のようだ。びびって泣いてなくてよかったよ。

 びしょぬれになりながらも無事帰還したたいきは「面白かった〜!」と興奮気味。びびったよりむしろ時間がみじか過ぎて物足りなかったそうだ。頼もしいねえ。次回はパラセールにもチャレンジしたいそうなので、その時は付き合おうかな。

 さあ、今日のビーチ遊びはこれで終わり。そろそろダイビングの支度をしに部屋に戻ったほうがよさそうだ。
 カヌチャベイには午後2時集合なので、もし1時間かかるんだったら1時にはこっちを出ないといけない。時計を見るとすでに12時半!やっぱり昼ごはんを食べる暇はなさそうだな。朝ご飯いっぱい食べておいて良かったよ。

というわけで大急ぎでホテルに戻り部屋へ向かったのだった。

前へ目次次へ

鳥見旅行記トップへ

inserted by FC2 system