1月10日 憧れのスラウェシ |
翌朝は9時に目を覚ます。良く寝たなあ。 今晩から滞在する予定のスラウェシ島のプリサンジャングルビーチリゾートのコテージはバンガローに毛が生えたくらいの所のようだし、もしかして一晩中鳴き続けるトッケイもいるかもしれない。こんな風に空調の聞いた静かな部屋でぐっすり眠れる事は当分なさそうなのでベッドの上で思いっきりノビをしておいた。 遮光カーテンを開けてみると窓の外は植え込みと空港の建物だけの殺風景な景色だったが、隙間から見える空は多少モヤがかかっているもののなかなか良い天気。ここらへんも雨季の影響があるんじゃないかと思っていたが、これなら大丈夫そうだ。 昨日は食後そのまま寝てしまったので、たいきと一緒にお風呂に入る。
部屋に戻りベッドに寝転んでノビの仕納めしをてから片付けをして11時にチェックアウト。 気持ちがいいのでしばらく太陽にあたり、汗ばみながら熱い空気を楽しんでいたのだが、たいきは暑さでのぼせたのか鼻血を出してしまったので、クーラーの効いた施設内に避難した。 昼間の空港内は昨夜と比べて10倍くらい賑やかで、早くもチャイニーズニューイヤーのプレイベントなのか普通のニューイヤーのイベントが長引いているのかわからないが、派手なステージがしつらえてあった。 しかしPSPのブースは先客が充電中。でも1台あるんなら他にもどこかにあるはずだと思い必死になって空港の中を歩き回った結果、ついにもう1台のGadget
Charger発見。今度のはPSPのブースは空いている、やった〜。さっそく電源のコネクターを繋げて中に本体をいれふたを閉める。あとは鍵をかけてほっておけばいい。 時計が12時を回ったので、マナド行きの出発ゲートを確認に行ってみるが、まだ誰も居ない。遅れているのかんだろうか?しばらくおみやげ物屋を冷やかしてからPSPを回収に行くとバッテリーはちょっとだけ回復していた。これで飛行機の中は一安心だ。 そうこうしているうちに搭乗時間が近づいてきたので再びゲートに行ってみるがまだ誰も居ない。もう12時30分回ってるのにおかしいなあ。 ふと掲示板を見てみると、うちらが乗る予定のMI276便はゲートが変更になったって書いてある。なんですと〜! これからマナドまでは約3時間半のフライトだ。水平飛行に入ってしばらくすると機内食がでてきたが、シンガポール航空の子会社だけあってなかなか美味しい。今度はちゃんとタイガービールもあったので東南アジア気分が盛り上がる。 食事を終えたあたりから機体の揺れが激しくなってきた。ボルネオ島の上空あたりを飛んでいるころだけど、ボルネオも雨季だろうから気流も安定していないんだろう。 そして3時間後、海から山の頭が直接飛び出たような特長的な形をしたメナド・トゥアと言う島が見えてきた。ここの近辺では数年前シーラカンスが採れたという、さすがウォーレシア!な島だ。 スラウェシ本島も見えてきたので、タンココの火山は何処だろうと探してみるが、似たような富士山型の火山がいっぱいあってどれだか良くわからなかった。 マナドの街の上でグルッっと旋回してからパーム椰子が整然と並ぶプランテーションの上でだんだん高度を下げて行った機体は、山と山の谷間にあるような空港に無事着陸。とうとう憧れのスラウェシ島だ! 滑走路の周りの草地にはすでにアマサギの大群がいて、いやがおうにも鳥への期待も高まってくる。さあ、固有種どれだけ見られるかな。ワクワクしてきたぞ〜 機内から外に出ると、ボーディングブリッジの隙間から熱帯特有のモワッっとした空気が押し寄せてきた。いいねえ まずはビザの購入する。前回一人10$で済んだビザだが今回はどう計算しても7日以上の滞在になるので25US$のを買わなくてはいけない。3人で75$は結構な出費だよな。 今日のお客はうちらもほかにもう一組、彼女の友達の家族が来ていたのでカトリンは彼らと、うちらは現地人ドライバーのフランツさんの車に乗ることになり、荷物を積み込む。 ここからプリサンまでは車で2時間ほど、その後はジャングルの中を30分ほど歩いて宿に着くということになっているのだが、現在もう5時近い時間で、日差しも大分夕陽っぽくなってきている。 |