1月14日 今度はほんとにブナケンへ |
久しぶりにぐっすり眠れたので気分爽快だ。 カーテンを開けると、トタン屋根の町並みの向こうに朝日が昇る頃だった。今日はなかなか天気が良さそうだ。 海パンビーサンの半水中装備に身を固め約束どおりの時間にロビーに行くと、昨日とは違う運転手さんが待っていた。また誘拐・・・が頭をよぎるが、よく見たら昨日桟橋の所で見かけた人だ。ならまあ安心だろう。タクシーに荷物を積み込み出発する。 朝のマナド市内はすごい喧騒だ。車がクラクションを鳴らして行き交う中、強引に割り込みを繰り返し進んでいくと、昨日フランツさんの車から怪しいタクシーに乗り換えた桟橋のところにでた。何でここを通るんだかわからない、というか何処が何処だか全然わからないなあ・・・ 桟橋の奥には、地面がむき出しになった、ゴミが散らばった空き地が広がっていた。水が溜まっていて潮が引いた後の干潟のようだけど、それにしては周りの建物との境界がはっきりしない。この理解不能感、さすがスラウェシだ〜 街中を抜け、車はどんどん山の中に入っていく。今日は昨日と違って気持ちにゆとりがあるので周りの景色をゆっくり眺めていると、再び変わった場所発見。なんだかスモーキーマウンテンを彷彿させるゴミの山だ。 その後1時間ほどで到着した昨日の桟橋の待合室ではワンコが一匹出迎えてくれた。 その先の海には今日は潮が満ちていて、船もちゃんと水に浮かんでいる。見える限りでは海も穏やかだったが、スタッフの話だと、沖のほうはまだ結構荒れているということなので果たしてどうなるか・・・とにかく出航は出来るようだ。 船に乗り込み出航を待つが、穏やかに見えた海もいざ浮かんでみると結構うねっていて、たいきは早くもやばそうな感じだ。この止まっている時の揺れっていうのがまた嫌な感じなんだよね。がんばれ〜 荷物の積み込みが終わりスタッフも全員乗船するといよいよ出航。 船は桟橋を離れ回頭するとマングローブに囲まれた内海を出てゆく。それにつれ波がだんだん高くなり雨も降り出した。 完全に外洋に出ると海は大荒れ、雨も土砂降りで嵐の様相を呈してきた。昨日はもっとひどかったんだろうから、無理して出航しなくて良かった。目標のブナケン島は意外と近くに見えるのだが、荒波に阻まれて船はなかなか進まない。 この荒れ具合にたいきは完全にアウト、長いすに横たわったまま動かなくなってしまった。 そして辛い50分ほどの航海のあとブナケンの島影に入ると、これから4日間滞在するチャチャの建物が見えてきた。 まもなくチャチャ前ビーチに到着。ここも結構波が高い。「船を下りてから水中を歩くので、濡れてもいい格好で」という事だったので、せいぜいスネあたりまでが濡れるくらいじゃないかとたかをくくっていたのだが、いざ海に入ると波のせいもありお腹までビショビショになった。海パンにしておいてよかったよ。 たいきは自力上陸なんて絶対無理そうなので、現地スタッフが担いで陸まで運んでくれた。重たいのに申し訳ない(^^; |