クレセントアイランド上陸 |
餌付けショーのあとは湖の真ん中に浮かぶクレセントアイランドという無人島に上陸しウォーキングサファリをするそうだ。ここも肉食獣がいないので安心して歩けるらしい。 ボートがクレセントアイランドに着岸すると岸辺の木の上にオオヤマセミ(Giant Kingfisher.)のオス発見。これはしっかりした地面から撮れるまたとないチャンスだ! 急いでボートを降りて岸辺に三脚を立てて撮影開始。やっぱり地面の上はファインダー像も安定していて撮りやすい。 心行くまでオオヤマセミを撮ってから、先にさっさと上陸していたひーこたちを追いかけて岸辺の潅木林を抜けると、その先にはサバンナの風景が広がっていた。 ここでまず目に付いたのはツキノワテリムク(Superb
Starling)。 その周りにいる地味な小鳥はケニアアカスズメ(Kenya
Rufous Sparrow )。 その先アカシアの木陰ではヌーがのんびりと草を食んでいた。いよいよ大型野生動物登場だ。 島の真ん中を道、というか轍が一本通っていて、その道沿いに中心部へ向けて歩いていく。 でも僕としちゃ内心とっととボートに戻ってカンムリカワセミ探したかったりするのだが(^^; 群れをロクヨン越しに眺めると、赤ちゃんシマウマがお母さんのおっぱいを飲んでいるシーンに遭遇。 さらに進むと、こんどはキリンの赤ちゃん発見。ちゃんとキリンの格好をしているが、大きさは2mもないんじゃないだろうかというミニチュアキリンで、目が大きくてとってもかわいい。 雨季の終わったこの時期は動物の子育てシーズンのようだ。 野生のキリンを目の前にしてたいきとひーこもさぞ感動してるだろう・・・ ここらへんから道をそれ、草原の中を歩き始めるとウォーキングサファリの趣が増してくる。 草陰にはウォーターバックやトムソンガゼルがこちらとの安全距離をたもちつつのんびりと佇んでいた。 草原をグルッと一回りして再びボートの所まで戻る途中、湖畔の木からコツコツ音が聞こえてくるので見上げると、お腹の赤いアオゲラのようなキツツキが木の幹をつついていた。ハイイロゲラ(Grey
Woodpecker)だ。急いでカメラを構え撮影。 アンドリューは「ウッドペッカーだ!撮れたか?」と大興奮している。この鳥そんなに珍しいのか?もしくはキツツキマニア?それとも実はあんまり鳥に詳しくないとか・・・そういえば今までのところ鳥を見つけてくれたのはみんな船頭さんで、アンドリューはただ座ってただけだったな、怪しいかも・・・(^^; このあと再びボートに乗り込み、カンムリカワセミを再捜索。しかしもう余り時間がないようなので、帰りがけにいればラッキーくらいの感じ。よっぽど運が良くなきゃ見つからないだろう。半ばあきらめムードだ。 しかし船頭さんはいい人で、時間の許す限り小さなクリークをチェックしてくれた。 そして何本目かのクリークに入った時、再び手前の藪から青い小鳥が飛び出した!あの色、カンムリカワセミ(Malachite
Kingfisher)に間違いない!今度は撮れますように!と祈りながら飛んでいったあたりにそっと舟を進めると、岸辺の木に真っ赤なくちばしが凄く目立つ、背中の青も輝くように鮮やかなカンムリカワセミが止まっていた! そのあとすぐにカンムリカワセミはどこかに飛んでいってしまったが、今回のアフリカ遠征のメインターゲットとも言うべきカンムリカワセミを一応ゲットできて良かったよ〜 船頭さんとアンドリューにアリガト!と握手をして、あとは余裕の気分でボート乗り場へ戻った。 他の人の旅行記を読んでいると、ナイバシャのボートサファリはあまり面白くなかったという意見もあるが、僕としてはウォーキングサファリもできたしなかなか楽しいツアーだったと思う。 まあカンムリカワセミが撮れたからこそ、そう言えるのかも知れないが。 ボートから降りてキャンプ場に戻ると船頭さんに感謝の気持ちとともにチップを渡してから、車に乗り込んだ |