レイクバリンゴサファリクラブ |
薄暗いエントランスを抜けるとロビーがあり、その向こうには明るい芝生、さらにその先にはパピルスがそよぐバリンゴ湖が広がっていた。庭にはプールまで付いていてたいきは大喜び。行ったことはないけれど南欧のリゾートって趣かな。 壁際のテーブルでウェルカムドリンクを飲みながら宿帳に記入して、アンドリューからこの先のスケジュールなどの説明を受ける。 予定だと今日はこのあとずっとフリータイムだったが、アンドリューがあとでここの庭でバードウォッチングをしよう、と言ってくれた。昼間は暑いから夕方4時にこのテラスに集合と言う事にしてひとまず別れ、ホテルスタッフに部屋まで案内してもらう。 ところでこのバリンゴサファリクラブ、ウワサでは夜になると庭にカバが上がって来るらしい。確かに湖畔と庭の境なんてなんもないもんなあ。そこでスタッフに「カバはほんとに来るの?」と聞くと、なんでそんな当たり前のこと聞くんだ見たいな顔をして「Yes!」だって。やっぱ来るのか〜、ちょっと不安だ。 ここは2部屋で一軒のコテージが長屋風に連なっている。うちらが泊まるのはレストラン棟から50mほど離れた所にあるコテージ。どちらかと言うと外れのほうで、カバに襲われた時心細いかも・・・ 白壁の部屋の前にはテーブルと椅子が置かれ、夕方ここでビールを飲んだら気持ち良さそうだ。 窓には鉄格子と網戸があるだけでガラスがない。もしかしてこの鉄格子は対カバ戦用なのだろうか・・・ 内装は全体に昨日のナイバシャシンバロッジと比べるとかなりしょぼい。 それじゃとりあえず昼ごはんにしようかね、ということでサンヨンと12-24mm&7Dだけ持ってレストランへ向かった。 レストランに着くと先客の欧米人がお食事中。そんな中、空いている窓際の席に案内してもらった。 いきなりエキサイトしてしまったが、まずはお食事をオーダーしとかなきゃ。 料理を待つ間にも目の前に次から次へと鳥がやってきて退屈しない。レストランの前の道の脇にお皿が置いてあり、そこにパンくずをまいているので、いろんな鳥がそれを食べに来るのだ。 レストランの壁を覆うツタにもツキノワテリムクがやってきた。手を伸ばせば届きそうな距離だ。 鳥達を眺めているうちに、サラダが運ばれてきた。と言っても生野菜を線切りにしただけのやつだ。 一緒に来たパンをかじってみたがこちらはなんかかび臭いかも。あとで鳥にあげよっと。 そして2本目のタスカーと一緒にメインディッシュもやってきた。 こちらは可もなく不可もなく。ボリュームはたっぷりでお腹はいっぱいになった。 デザートを待つ間は再び鳥撮りモード。 その上の木にはすっかり普通種のツキノワテリムク、それにトサカムクドリ、 そして見たかったホオアカオナガゴシキドリもやってきた。 ちょっと離れた木にはウロコカワラバトが止まり、植え込みではウツクシオナガタイヨウチョウが蜜を吸っている。 ここでたいきが餌台のパンくず補給にチャレンジ。さっき食べ残したパンを持って、そーっとお皿のところに近づくと、餌をもらえる事を知っている鳥達がいっぱい寄ってきた。 たいきもこれは嬉しかったようで、「オレんとこに鳥が寄ってきたね!」と興奮していた。 そうこうしてるうちにデザートのエクレアとコーヒーが運ばれてきた。お味は・・・なんかかび臭いけど、まあいいか(^^; |