マサイマラへのはるかな道
 さあ、今日はマサイマラへの移動日だ。ここから6時間の大移動になるので7時半には宿をでなければならない。
 その6時間のうち半分はダート走行になるだろう。ハードな一日になりそうだ

 こんな時はいっそ朝抜きでもいいのだが、ここのレストランは美味しいので頑張って早起きして食事に向かう。

 久しぶりのかび臭くないパンが(^^;とっても美味しかったけど、食べ過ぎて気持ち悪くなったり
お腹痛くなったりしても困るので、朝は程ほどで我慢しておいた。
 

 食後部屋に戻り、昨日アフリカサンコウチョウがいた辺りをちょっと覗いてみると、今日もそれらしい影が木々の間を飛び回っていたが、結局まともにその姿を見ることなく時間切れ。出発時間になったので部屋を出た。

 しかし朝の寒さは、昨日のバリンゴとはえらい違いだ。なんせ暑がりのたいきがフリースを着てるくらいだからねえ。

 飲み物の精算とチェックアウトを済ませると、サファリカーに乗りこみホテルを後にした。このホテルもとても居心地よかったのでもう一泊くらいしたかったなあ・・・

 さっきまで曇りがちだった空は、ナクル湖畔の道に差し掛かる頃には晴れてきた。朝日に照らされたアカシアの森がとっても綺麗だ。

 道端には今日もライラックニシブッポウソウ(Lilac-breasted Roller)が止まっていて、それを見つけたアンドリューが車を止めてくれた。

 路肩にはバブーンが佇み、道からちょっと離れたアカシアの木には鳥が群れている。
そちらに向かってライラックニシブッポウソウは飛び去っていった。

レンズをサンヨンに付け替えてアカシアの木の鳥の群れをチェックすると、ムクドリの仲間だった。
鶏冠がないけどトサカムクドリっぽい?

 その上空にはさらにコクマルガラスに追われた猛禽が!ミサゴかと思ったがちょっと違うみたいだ。
チュヒワシかなあ?ちょっとわからない。

 まだここはナクル湖国立公園のまっただ中なので、移動といってもゲームドライブしているのと変わらない。
 なんだか昨日より鳥の出方が良い様だが、朝だからかな。そう思うとやっぱりもう一泊して朝サファリがするべきだったとますます悔やまれる。次回来る事があったら全体ナクル2泊にしよう。でもナイバシャも2泊くらいしたいし、かなりの長期になっちゃうなあ・・・・

 あまりここで引っかかっているとマサイマラに着くのがいつになるかわからないので、最後にバブーンに別れを告げると何も見ないようにして先に進む。

 そしてまもなく公園ゲートに到着。昨日のメインゲートとは比べ物にならない小さなゲートだ。
多分11年前はここから入ったんだろう。

ここはナクルの出口、そしてマサイマラへの出発点だ。
新たな動物との出会いを思うと心が躍るが、これからの長い移動時間を考えるとちょっとウンザリする。

 ゲートを出るとひとまずガソリン補給。これからにマサイマラに行ったらガソリンなんて手に入らないかも知れないから、ここで満タンにしておくのかもしれない。

 そして車はハイウェイをナイロビ方面に向けて南下。

 ここまでは順調だったのだが、急にたいきがおしっこに行きたくなってしまった。ちゃんと出発する前に行っとけよな〜
その事をアンドリューに告げると大いに慌てているので「ブッシュトイレでいいからそこらへんで止めてくれない」と頼んだが、もうちょっと我慢して、と言って次のガソリンスタンドに寄ってくれた。すみません〜m(_ _)m

 たいきのついでにひーこもトイレに行ってる間、一人で外に出てウロウロしていたら
モノ売りがいっぱい寄ってきたので車内に避難。こわいこわい。

ここでひーこのトイレチェック〜

ここのトイレはただ地面に穴が開いてるだけで、水は手桶で流すようだ。これがアフリカ流なのか?

そのうちたいきもすっきりした顔で戻ってきたので再びマサイマラへ向けてしゅっぱ〜つ!

 出すもん出してたいきはすっきり幸せそうだ。まったく〜

 やがて窓の向こうには、来る時も通ったロンゴノット山が見えてきた。

 このあとエレメンタリーレイク、ナイバシャ湖を越えて、マイマイウの街に入った。なんかここまで来るとあとちょっとでナイロビって感じだよな。ずいぶん戻ってきてかなり損をしている気分だが、道はこれしかないんだからしょうがない。
ここで車は右に曲がり、ナロクと言う街を目指す。

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