やっとの事でタテフコショウビン
 そして今回のピクニックサファリの最後の希望ともいうべきクリーク地帯にたどり着いたサファリカー。しかしヒメショウビンの姿どころか鳥の姿がほとんど見えない。 あ〜あ、これで終わったか・・・

 がっくりしながら川岸のブッシュ沿いの道を走っていると、アンドリューが急に車を止めた。そして草原のの向こうの枯れ木を指差し興奮しながら「Kingfisher!」とささやいた。何カワセミだ!?

 と、そこにいたのはタテフコショウビン!(Striped Kingfisher)やっとお目に書かれたよ!逆光気味の上、空抜けで状況はいまいちだが興奮して立て続けに連写した。コショウビンと言うだけあってアカショウビンよりは一回りくらい小さいだろうか。ワライカワセミを小型にしたような地味なカワセミだが、その分尾羽の青が鮮やかに見える。

 いや〜タテフコショウビンが撮れてよかったよ。アンドリューありがとう!というとアンドリューも得意げだった。
 しかし最も見やすいと思っていたタテフコショウビンがこんなに厳しいとはねえ。時期的なこともあるのかな。
 

 ハイガシラショウビンはダメそうだけど、これで今回ゲットしたカワセミは5種類になった。これで良しとするか。
 そう思うと肩の荷が下りた感じだ。

 それじゃ後はロッジに戻るかね、と思ったのだが、アンドリューはまだしつこくクリーク沿いを捜索していく。

 タテフコショウビンを見てからは厄が落ちたみたいに鳥の出がよくなる。

 いつものライラックニシブッポウソウもこれが撮り収めだとシャッターを切る指にも気合が入る。それにしてもなんて綺麗な風切り羽なんだろう。

 ヒメハチクイも水の近くが好きなようだ。

 川沿いの小さな藪に向かいハンドルを切ったアンドリュー、何がいたのなかな?もしかしてヒメショウビン?それともハイガシラショウビン?と期待してしまうが鳥の姿は見えないようだ。ならばこの藪に何がいるんだろ?

 アンドリューが指差す辺りを見ると・・・あ〜、ライオンだ〜 しかもお腹を出してひっくり返ってダラけまくってるよ

  良くこんな所にいるのを見つけたねえ。ほんとにいい目をしている。その目でヒメショウビンも・・・まあいいや。

 ライオンがいた場所は草むらの奥の方だったので、、そこからバックで車を出していると、ひーこが「カワセミ!」と叫んだ。どんなんだ?と聞くと小さいやつだっていう。なんだって!?もしかしてヒメショウビン!?どこどこ?

 ひーこの言葉に従って視線を移動していくと、たしかに青いカワセミが止まっていた。カンムリカワセミだ。この乾いた茶色の世界で見るカンムリカワセミはまた一段と鮮やかだった。しかしこんな水溜りみたいな所にもいるとはねえ。
ひーこ良く見つけてくれた!お手柄だよ。
 

 最後にカンムリカワセミも見れたしここらへんが潮時かな。アンドリューもこれで納得がいったようで、クリークを離れ、再びサバンナへの道をロッジ目指して走り出した。

前へ目次次へ

鳥見旅行記トップへ

inserted by FC2 system