さらばアフリカ

 
 レストランを出ると、車はずーーっと続く塀沿いの道を進んでいく。アンドリューがこの塀の中は何か分かるか?と聞くので分からないと言うと、ここはナイロビ国立公園なんだという。
 中にはゾウやライオン、キリンなどの野生動物が何でもいるらしい。しかも全部野生だそうだ。こんな街中で野生動物が見られるんだったらわざわざマサイマラまで行く必要ないじゃん!と言うと、アンドリューは苦笑していた。

 この国立公園は、国際空港のジョモケニアッタ空港に隣接している。
思えば来たとき空港のそばで見たキリンはこの公園にいたやつかもしれないな。

空港に到着すると、とりあえず荷物を下ろし、アンドリューが車を駐車場に置いてきた。
9日間お世話になったアンドリューともこれでお別れだ。
基本チッププラス見られたカワセミの種類だけボーナスチップを足したものと、
子供達のお土産用にたいきがもってきていた日本のお菓子をあげたらとっても喜んでくれた。

 それじゃアンドリュー、色々ありがとう。とっても楽しかったよ。またアフリカに来ることがあったらよろしくね。

 しっかりと握手をして彼と別れると、空港に入ってチェックイン。機内預け荷物を預けると2階の待合室に行った。
しかしたいき目つき悪すぎだぞ〜(^^;

 しかしこのジョモケニアッタ空港、10年前と全然変わらずローカル感いっぱいだ。
出発まではまだ大分時間があったので、お土産を買ったりトイレに行ったりして時間をつぶす。
ひーこのお腹はたっぷりのビオフェルミンのおかげですっかりよくなったようだ。よかったよ。

 そしてついに飛行機の搭乗時間がやってきた。

ボーディングブリッジから機内に乗り込むと、アフリカともこれで当分お別れだ。
次はいつになるか分からないが、またきっと戻ってこよう。
さようなら、アフリカの大地!

そして飛行機は現地時間の夕刻にナイロビを離陸、まずはドバイを目指す。

たいきはアフリカで一杯遊んでしまったため夏休みの宿題がたっぷりたまってしまっていたので、
機内で早速お勉強。えらいねえ。

 そして機内食。エミレーツの食事は久しぶりの純洋風。なんだか新鮮だ。それに味も最高。
 ただあいにく機内のビールにタスカーはなく、バドワイザーになってしまった。でも、ビールがあればなんでも上等だ。

食後はこの9日間のアフリカの疲れからか爆睡してしまった。こんな所で眠ってしまったら、
この後のシンガポールまでのフライトで眠れなくなってしまうというのに・・・失敗だ。

 ドバイへの降下体制に入った頃に目を覚ますと、ボーっとしたまま着陸。時刻は真夜中だ。しんどい・・・しかもよりによって飛行機はサテライトには着かず、駐機エリアに止まってしまい、そこからからバスでの移動になってしまった。

滑走路を避けてぐるっと大回りをするのでターミナルまでは結構遠い。
この疲れきっているときに長い時間満員のバスに揺られるのはきつかった〜

 やっとのことでターミナルにつくと、そこは今までのアフリカには絶対なかった、光にあふれた最先端の空間だった。

こんな時間だと言うのにお店も開いているしお客さんも一杯ですごくにぎやかだ。さすがドバイ・・・

ここでの乗り換え時間は4時間ほど、行きに比べるとかなり短いので楽チンだ
空港の一角に寝椅子を見つけ、早速ベースキャンプ設営。これで快適に過ごせるぞ〜

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