ホーカーズで昼ごはん

 涼しいタクシーの中で生き返るような気分を味わいながら、運転手さんに「マックスウェルフードセンターに行きたいんだけど」と言うと、「じゃあチャイナタウンのところでいいかな?」うん、それでOKお願いしま〜す。

このマックスウェルフードセンターと言うホーカーズ、つまり屋台村は、ちゃんとガイドブックで調べておいたのだ。
植物園から10分くらいで現地着。運転手さんにお支払いを済ませると・・・なんか残金少ないんじゃね?
いくら安いホーカーズっていってもこれじゃご飯は食べられないだろう、って位のシンガポール$しか残っていない。
幸い道路の向こうに中国銀行があったので両替をお願いしに行った。

しかしUS$からの両替は出来ないから、3ブロック先にある両替所に行けといわれる。やっぱ中国けちだなあ・・・

もうノドもカラカラだしお腹もぺこぺこだし動きたくはないのだが、屋台でクレジットカードが使えるとも思えないので、
仕方なく3ブロック、炎天下の街中を歩かざるおえなくなった。くそ〜、これで行き倒れたら中国のせいだからな〜!

中国銀行員に言われた通り延々と連なる赤い建物の横をとぼとぼ歩いていく。一体どこまで行けば両替所があるんだ?

この消耗しきった状況の中じゃ永遠とも思える距離を歩き、MRTの駅前広場に到着。

ここのビルに両替所が入っていると言うことらしいが、
中国銀行員の言う事なのでいまいち信用できないんだよな。

 ビルの中は迷路のように入り組んでいて、ジャッキーチェンの映画にでも出てきそうな感じだった。
その中を探し回ってやっと両替所を発見、ほんとにあったよ。中国銀行員さん、疑って悪かった!

ちょっと怪しい感じの両替所だったが、ちゃんとレートは合っていたので、
手持ちのUS$をシンガポール$に変えてもらう。これ一気に金持ちだ!

でもここからまたマックスウェルフードセンターまで戻らなくちゃいけない。ひーこもたいきもマジでウンザリしていた(^^;

再び赤い建物の横をとぼとぼ歩いてホーカーズを目指す。

途中レストランがあって、もういっそのことここで食べちゃおうか、と言い出す人もいたが、
せっかくシンガポールまで来たんだからホーカーズに行かなくてどうするよ、との意見の下ぐっとこらえるひーこ(^^;

そしてやっとのことでマックスウェルフードセンターまで戻ってきた。昼ごはんを食べるのも楽じゃないよ。

中に入ってみると、もう昼時を過ぎてしまったせいか閉まっている店もちらほら見えるが、
それでも選ぶのに苦労するくらい結構いろんな店がある。この列が3つ位あるんだからかなりの広さだ。
半分野外みたいなものなので、クーラーは入っていない。なんともエキゾチックな雰囲気で気分が盛り上がる。

まずは席を決め、とりあえず近くの飲み物の屋台でタイガービールを買ってきて乾杯!ひゃ〜ウンメ〜生き返る〜
炎天下の中散々引きずり回されたあとなので、なおさら美味いぞ〜。
ちょっと興奮してしまい、一口飲んでからまだ撮影していないのに気がづいた。

一杯飲んで落ち着いた所で各自好きなものを買いに行く。ひーことたいきは辛そうな汁麺の屋台が気に入ったようだ。

ここは屋台ごとにその場で作ってもらい、お支払いもそこで済ませるスタイルだ。
このお店では麺の種類を中華麺やビーフンなどから選んで注文できるらしい。

そして出来上がったのがこれ。厚揚げと大根が入った中華麺。
見た目ほど辛くなく、肉を良く煮込んだような味だったそうだ。

僕は暑いので汁無しの麺を探す。ほんとはホッケンミーというのが食べたかったのだが、
ずばりその名前を出しているお店がなかったので、ビジュアル的に似ていそうなこの麺を注文した。
お腹の弱さじゃ誰にも負けないつもりなので、普段海外では屋台の料理には手を出さないようにしているのだが、
さすがにシンガポールなら安心な気がする。

それにもちろん追加のタイガービール!

これもまた甘辛のたれが肉にも麺にも良く絡んでとっても美味しかった。ワンタンスープもおまけについている。
こういう所だといかにも地元の料理を食べている感じがしていいよねえ。

しかしたいきの食べる姿の違和感のなさはなんなんだ!?すっかりなじんでて、ただの地元のオッサンだよ(爆)

こうしてみんな完食し、おなか一杯になったところで記念撮影。

たまにはこんなのもいいもんだ。

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