勝手知ったる名護への道

 スーパーホテル那覇の遮光カーテンはすごい遮光能力だ。ふと目を覚まし、まだ暗いから夜中かな?と思って時計を見るともう8時を過ぎていた。朝ご飯は9時までだって書いてあったからそろそろ起きるかね。

 カーテンをあげるとそこには太陽の降り注ぐ沖縄の青い空!ではなく隣のビルの壁が広がっていたがまあいいか。
 みんな顔を洗って1階の食堂に朝ご飯を食べに行く。

 朝ご飯はバイキングで、品数はそれほどでもなかったけど、このお値段なら十分立派だと思う。

 多分かまぼこだろうと思って食べたのが鳥の唐揚げだったのも嬉しい誤算だ(^^)
 さらに朝食の間だけソフトドリンクの自販機が無料になるのでジュースやコーヒーも飲み放題。

 お腹いっぱいで部屋に戻ると、今日からレンタカーを借りるOTSレンタカー泊支店に電話して送迎に来てもらえないか聞いてみる。すると「今日はもう車がなくて送迎はできないんです」とのこと。こ、これはもしや昨日の運転手さんが言ってた事態なのか!?心配になってちゃんと予約が入っているか、借りられる車は確保できているのか聞いてみると、電話の向こうで対応してくれたお姉さんは不思議そうに「ちゃんと手配できてますよ」と言ってくれホッとする。

 10時にチェックアウトするとちょうどホテルの前にタクシーがいたので泊港まで行ってもらう。
 今回の運転手さんは昨日のオッサンと違ってとても友好的だ。
 気になっていたGWの道路の混雑状況も聞いてみると、そこまでは混んでいないでしょうとのこと。やっぱ昨日のオッサンは大げさだったんだな。 そして10分ほどで、和やかムードで泊港のターミナルビルとまりんに到着。

 運転手さんはトランクからスーツケースを下ろすのを手伝ってくれると最後に「南部観光とかに行くんだったら電話してね。安くしとくから」と、名刺を渡された。このおじさんは観光客はお客さんと割り切っている商売第一主義だったから愛想が良かったようだ(^^; 今回は色々個性的な運転手さんに縁があるなあ。

 泊港はダイビングに熱中していたころ、ケラマに渡るのによく利用したのだが、あの頃はこんなターミナルビルなんてなくて、ただの漁港のようだった。すいぶん綺麗になったもんだ。

 とまりんのなかのOTSレンタカーのオフィスに行くと、ちゃんとうちらの車は確保されていて一安心。
 立体駐車場の屋上に車があるそうなので、スーツケースを引きずって大移動する。それにしても今回の荷物は半端なく重い。後半のダイビングに備え、調子に乗ってウェットスーツなんか買っちゃったのが効いてるんだろう・・・

 エレベーターで屋上に上がると泊港が見渡せた。海の色って前はもっと綺麗なエメラルドグリーンだった気がするんだけど、これは石垣島の海の色に慣れちゃったからかな。だったらいいんだけど・・・

 向こう岸に止まっているのは明々後日の5月4日に乗ることになる渡嘉敷行きの高速船だ。
その日こっちを出航するのは午後一時なのだが、果たしてやんばるを何時に出ればいいのやら、今の所全く見当が着かない。まあ今日行って見て、そこから逆算するしかないか。

 屋上にはフィットやビッツ、マーチなど、綺麗な車が並んでいたが、うちらのはよりによってその中でも一番地味なシルバーのデミオさん。前に借りたフィットやビッツはパッケージングがうまいのか、スーツケー2個が余裕で後ろのラゲッジスペースに入るのだが、デミオさんは微妙なサイズ。おしたり引いたりしてなんとか押し込んだ。

 それじゃまずは名護を目指して出発だ!しかしカーナビ無しで大通りに出ようとしてまんまと道に迷い、路肩に車を止めてあらためて目的地を名護のジャスコに設定。それじゃ再び出発だ!

 去年も通ったゆいレール沿いの道から高速に入った時にはたいきは早くも爆睡モード。

 高速はガラガラで、これなら心配する事もなかったと一安心。
 ただ渋滞情報では許田の出口が混雑しているとのこと。去年も許田から名護市内まではえらく混んでいたんだよな。
でも今年はちゃんと秘密の対策を練ってあるのだ。

 そのお陰で全然渋滞に引っかかることもなく事もなくさくっと高速を降り名護市内に入ることができた。

うちらも素人じゃないからね(^−^)V なんてひーこと悦に入りながらあっという間にジャスコ名護店に到着。

 

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