那覇へいそげ!でもまたガソリンが〜 |
8時に部屋に戻ると大急ぎで撮影機材をパッキングして、8時15分にお姉さんに見送られつつ宿を後にした。朝ごはんはもちろん抜きだ。 この時間に出発すれば那覇には11時前には着く予定だ。船の出航時間は午後1時半だからちょっと早すぎる気もするのだが、「もし高速船に乗り遅れたらどうすんのっ!」と言うひーこの強硬な主張により、やむなくこの時間となった。まあアカヒゲ撮る時間も結構いっぱい取らせて貰ったし、文句は言えないか。 宿を出てしばらく走ると、ガソリンの残りが心もとない事にに気付いた。 なんかいきなり目の前が真っ暗だ・・・ この先ガソリンスタンドがあるのは・・・東村の先!?ここからはあと30km以上ある。なんかめっちゃ遠いんですが・・・ さらにここまで来るのに調子に乗って飛ばしてしまったので、メーターは既にEのラインを切っている。 やばい〜; ここから先は昨日のやんばる学びの森があるくらいで、あとはひたすら畑と演習場とジャングルだけの、ほかに何にもない地域が広がっている。おまけに今日は荷物満載の超エコじゃないモードだ。下手すりゃここで遭難か!?果たして次のスタンドまでたどりつけるのだろうか・・・ でもとにかく先に進むしかない。ここからは燃費運転を心がけ、できるだけアクセルは踏まず、下り坂のエネルギーを大切にして、畑や森の中を手に汗握りながら移動してゆく。これってデジャヴュ?いいや、去年の石垣でもやっとった。何でこう学習能力ってモンがないんだろ・・・あの時も「燃料補給は早めにね!」と心に誓ったんだけれど・・・ 来る時は気にもしていなかったアップダウンに一喜一憂しながら永遠に続くかと思える距離を進んでいく。 そしてどれだけの時間がたったろうか、遠くに海が見えてきた。よっしゃ、ここからは海岸線まで下りベースだ。ガソリンメーターの針は既にEのラインをとっくに振り切っている。果たしてあとどれだけ進めるか? 以降はギアをニュートラルに入れたまま坂を下りきった。ここが東村の村役場のある集落だ。そしてもうちょっと行った所を山側に入った所にガソリンスタンドがあるはずだ。果たしてやってるだろうか。これで閉まってたらもう完全にアウトだよ・・・ ドキドキしながら最後のガソリンをふりしぼり、道を登っていくと、ガソリンスタンドが見えてきた。どうだ?やってるのか?恐る恐る近づくと・・・・・ 営業中!!!!やった〜〜〜〜!!!!助かった〜〜〜〜!!! まさに砂漠でオアシスを見つけた気分だ。早速ガソリンを満タンにしてもらうが、アルバイトのお兄ちゃんも天使に見えるよ。ほんと良かった〜 ここまで30分くらいだったかと思っていたのだが、時計を見ると1時間以上かかっていた。それだけ運転というか燃費に集中してたってことか。 ほっとした気分のせいか、スタンドの脇に生えていたデイゴの花も一段と鮮やかに見える。 さあ、それじゃ再び出発。スタンドのお兄ちゃんに近道を教えてもらってまずは名護へ向かった。 やっぱり海の色は太平洋側よりこっち側の方が南国っぽいな。というか太平洋側はあまり海が見えなかった。 そして名護の町をスルーして許田の道の駅で一休み。ただいま10時前。これなら全然余裕だね。 高速もうちらが走る上り車線はガラガラだったが、これから北部に遊びに来るらしき人たちで下りは大渋滞。それを眺めながらたいきと二人、優越感に浸っていると「性格悪いよ!」とひーこに怒られた(^^; その後も渋滞にかかることもなくスムーズに進み、結局那覇市内に入ったのは11時前。 |