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| 夕方釣りバトル |
ダイビングの機材を片付けると、明日帰るときに備えてウェットスーツも良く日の当たるところに干しておく。湿気てるとそれだけで重くなるからねえ。 そのあと部屋に戻り一風呂浴びてから今日初めてのオリオンをプシュッと開け、バルコニーに出て海を眺めながら一気に飲み干す。ん〜〜〜〜うんめ〜〜〜〜！ ダイビングのあとのいっぱいはまた格別だ。
ポイントに着くと早速準備開始。まだ今朝の釣りバトルを引きずっているので、たいきには自分の仕掛けは自分で用意させた。餌のお刺身はすっかり干からびてるけど、まあ何とかなるだろう。
僕も今度こそは負けていられないので最初っから餌釣り仕掛けで挑む。そしてたいきが餌付けに手間取っているのを横目に仕掛けを投入。するといきなりウキが消しこんだ。やったーヒットだ！ そして数秒の格闘の末(汗）上がってきたのは15ｃｍ位のアイゴだった。
背びれに毒があるので、慎重に針を外してリリース。たいきも「なかなかでっかいねえ」と言っている。言外に「今朝僕が釣ったメッキほどじゃないけどね」っていうニュアンスが感じられないでもないが、とにかく今回は勝ったな。 しかし今回もあとが続かない。アタリもなくなってきたので、もしかして干からびたお刺身のせいかと思い、そこらへんの岩についているヒザラガイを剥いて餌にしてみたりしたが、やはり釣果はない。 西日が強く照りつける中、それでもたいきは黙々と竿を振り続けた。
そしてついにたいきにも待望のアタリがきた！今度もかなり強い引きだ。またメッキだろうか・・・
「やっぱ俺って釣りの才能があるのかな」と偉そうにされて癪ではあるが、これは負けを認めざるおえないだろうなあ。今回も悔しいけどたいきの勝ち！ 気がつくと太陽も雲の向こうに沈んでしまっていた。そろそろ晩御飯の時間だし、これで今回の釣りも終了だね。結果としてはたいきの圧勝。でも楽しかったなあ。でももう明日は帰らなくちゃいけないと思うとさびしいなあ・・・
そのあと仕掛けの片づけをしてると、砂浜を歩いていく大きなサザエを発見。なんだろうと思って手に取るとでっかいヤドカリだった。ためしにたいきに渡してみると、なんか普通に持っている。前に西表島でこれくらいのヤドカリを見た時は大泣きしてたってのに、お兄さんになったもんだ。これじゃ釣り勝負に負けてもしょうがないかな。
部屋に戻るとゴロゴロしていたひーこを叱咤激励し、食事前にダイブセンターへログブックのサインをもらいに行った。
ダイブセンターにはちょうどアフロ君とシゲさんがいたのでちょっとお話をしながらログ付けに付き合ってもらう。 ログブックにはその時のウェットスーツの種類を書く欄があり、「５ｍｍワンピース」とか｢3ｍｍシーガル」とかその日着ていたウェットスーツの厚さと形状を書いておくのだが、たいきが書いているのを見ると「レディースＳ」・・・それじゃないって〜(爆）
お二人にお世話になったお礼を言ってダイブセンターを出る頃にはお腹もかなり減ってきた。昼ごはんはおにぎりとサンドウィッチだけだったもんな。それじゃ晩御飯にしようかね。
そしてもちろんオリオン生も注文。ビールが運ばれてくるのを待って、今回の旅の最終日を記念してみんなで乾杯！
お腹いっぱい食べて飲んで、最後はデザートも制覇。ふ〜ぐるじい。 食後は腹ごなしに浜まで散歩に行ってみた。すると海面が青白く光っているのが見えた。それを見てたいきはビビりまくりだ。
でも大丈夫。あれはナイトダイビングで潜っているダイバーの懐中電灯の光なんだ。こんな時間に潜るんだねえ。 でもそのうちたいきがＣカードをとって、ナイトがやりたいって言い出したら、もう一回くらい付き合ってもいいかな。 こうしてとかしくビーチ最終夜もふけていった。明日は那覇に戻るため、ここを９時には出なくちゃいけない。 |
