目指せカオヤイ |
旅行に来ると各自一つのベッドで眠れるので、寝相最悪ヤロウのたいきに蹴っ飛ばされないからありがたい。 ベランダに出てみると多少雲があるもののいい天気、空気は少しひんやりしていて過ごしやすそう。 みんなしゃっきり目覚めたところで熱帯装備のTシャツ短パンに着替え、朝ごはんを食べに行く。 シメのコーヒーもお代わりしてお腹がはちきれそう。食後は腹ごなしにちょっとホテルを探検してみよう。 スーベニアショップやマッサージコーナーなどを覗きながら裏手に廻ると気持ちよさそうなプールがあった。 プールを見ると入らずにいられなくなってしまうたいきは、早速裸足になってジャボジャボやり始めた。 そんな強い日差しに照らされているプールサイドの熱帯の花を見ていると、なんか幸せな気分になってくる。 ひと回りしたあとは部屋に戻って荷物の整理。 11時前にフロントからお迎えのタクシーが来ているとの連絡があったので、荷物をまとめてチェックアウトした。 今回カオヤイまで送ってくれるのは、リアスポイラーがついてて速そうなピンクのタクシー。 運転手さんに聞くと、ここからカオヤイまでは2時間半から3時間くらいかかるらしい。 空を見上げると、スキハシコウの群れが飛んでいた。あの下は水田地帯だろうか。 30分ほど走ると道路標識に「RANSIT」の字が見えてきた。トイレの友「Where to watch the bird in Asia」に「水鳥を見るにはいい場所」って書いてあった所でヤマショウビンも見れるらしい。 この後しばらくして高速を降りたが、道路は片道3車線の広いバイパスが続き、渋滞もなくて快適だ。。 たいきはいつの間にか気持ち良さそうに寝入っている。いつもの事だが、車に弱いたいきは酔いそうになると防御スイッチが入って寝てしまうのだ。これでうちらもひと安心。 そのうち道は登りが続くようになってきた。平野部を抜けたのかな。そうするとカオヤイももうすぐなんじゃないかと思い始めた頃、ウワサに聞いていたアウトレットモールが見えてきた。ここでバイパスからそれて横道に入る。ホテルももうすぐだろうから、着く前にビールを仕入れとかなきゃと思い、運転手さんにセブンイレブンがあったら寄ってほしいと頼む。 そこからさらに20分ほど進み、もしかしてセブンの事忘れちゃったんだろうか?と心配になってきた頃、運転手さんはこちらの気持ちを察したように「セブンイレブンは宿のすぐ前にあるから大丈夫!」といって、前方を指差すと、確かにそこには日本でも見慣れた看板が。 宿もここからすぐそこだっていうけどそれらしいところないよなあ・・・と思いながらもセブンの前に車を止め中に入る、がなんてこった!ここにはアルコール売ってないじゃん! でも折角寄ってくれたんだから、何も買わないのも申し訳ないと思い、ミネラルウォーター4Lとコーラ、それに運転手さん用にコーラをもう一本買って店を出た。 運転手さんにコーラをあげるとニコニコ喜んでくれた。宿もすぐそばだというし、いまからまたビールを売っている店まで連れて行ってもらうのも悪いので、あとでなんとかする事にしよう。 しばらくして運転手さんと連れ立って出てきたオーナーらしき人が話しかけてきた。かれがメールでやり取りをしていた人物のようだ。やぱっぱり運転手さんが間違えてたらしい。 握手をして自己紹介したついでに明日のバードウォッチングのスケジュールの確認すると、朝5時45分にナンさんというガイドが迎えに来るそうだ。 さっきあげたコーラを飲んで、盛大なゲップをしつつも自信なさそうに車を走らせる運転手さんは、途中やっぱり何度も道に迷い、急ブレーキをかけ、タイヤを鳴らしてUターンをし、ヤンキーの兄ちゃんや屋台のおばちゃんに道を聞きまくってやっとの事でグリーナリーリゾートに到着。帰りの予定が決まったら連絡してね、と言ってバンコクへ戻っていった。 |