カオヤイの夕べ

 ここのホテルの隣には「ライフパーク」という遊園地が併設されている。
 シャワーを浴びて着替えたあとはホテルを出て、このライフパークを偵察に行ってみよう。

部屋を出て階段のところまで行くと、向かいの木に黄色い鳥の群れが止まっていた。エボシヒヨドリだ。
カオヤイ滞在中、かなり頻繁に見かけたが、あまりに普通だったため結局撮ったのはこのときだけ。
もっとちゃんと撮っておけばよかった・・・

 ホテルを出てライフパークへ向かう途中の別荘の庭の木に止まっていたのはには※オニカッコウ♂。
これもここら辺では普通種のようだ。

 そして到着したライフパーク。ここはジェットコースターとかの動力を使うアトラクションではなく、逆バンジージャンプとか、気球とか、サスケっぽいジャングルジムとかの人力モノが多い。

 もう夕方なので園内の人もまばらだったが、ちょうど僕らが通りかかったときカップルが逆バンジーの準備をしている所に遭遇。そのままバンジーするまで眺めていたがカウントダウンのあと、切り離された座席がビョ〜ンと空高くはじき出される様は、ハタで見ていても非常に怖そう・・・ぜったいやりたくない〜〜

 ここの名物、直径20Mくらいある気球のゴンドラにのって、20メートルほど上空に上がるっていうアトラクションも今日はもうおしまいのようだ。ここからバンコクまで帰ることを考えると、そろそろ閉園時間も近いんだろう。

  このまま宿に戻るのもつまらないので、ライフパークを抜けて国道まで行って見ることにしよう。
 振り返ると積乱雲が夕日に染まっていた。やっぱここは夏なんだなあ・・・

 国道に出ることにはすっかり日も傾いていた。ここまで来たんだからどこかでビールを買っていこうかね。

 商店を探して道路沿いをぶらぶら歩いていくと、なにやらいい匂いが漂ってきた。匂いに釣られてさらに行くと、遠くで煙がたなびいているのが見える。ナイト。マーケットが開かれているようだ。これは行ってみるしかないだろう。

 ナイトマーケットは道路わきの広場で開かれており、地元の人で賑わっていた。
しかし薄暮の中、こんなローカルなマーケットにいるとすごくエキゾチックな気分になるなあ。

 露天で焼いている肉がとってもおいしそうなのだが、明日からは本格的にカオヤイ国立公園の中を歩き回らなくちゃならない身には健康が第一。ここでお腹を壊してもつまらないのでぐっとこらえて見るだけにしておく。

 他にもお惣菜

生活雑貨

綺麗なミニ寿司(ネタは練り物多し)

オモチャなど、生活に必要なあらゆるものが売っていて、見ているだけでも楽しくなってくる。

そんな中、たいきが一番欲しがったのがこれ!

すっごく食べたがっていたのだが、僕にはたいきの気持ちが良くわからない・・・

一通り見て回ったらお腹が減ってきた。そろそろ宿に帰ろうかと思い道路を渡ってマーケットの向かいの店を覗いたらビール発見。英語が全然通じなかったので、店のおばちゃんと身振り手振りでやり取りをして6本購入。最後に「コップンカップ」とやったらニコニコしてくれたのがとってもうれしかった。

 ホテルに戻るとそのまま昼ごはんを食べたレストランに直行。どうも今営業しているレストランはここしかないみたいだ。

 プールのそばにある大広間ではビュッフェパーティーをやっていたのだが、ここは貸切のようだった。きっと昼間プールにいた社員旅行の団体だろう。

 たいきは暗いのが怖いらしいので今回は室内の席に座り、まずはシンハを注文。ひーこはピナコラーダ、たいきはコーラだ。

 飲み物が運ばれてきて、みんなで乾杯!でビールをあおるとなんか変な感じ。なんだろうと思ったらビールに氷が入っていた。後で知ったのだが、タイではこれを「アイスビール」と言ってよく飲まれているらしい。

 でもこの時はそんな事とはしらず、向こうが間違えたんだと思ってグラスをもうひとつもらい、ビールだけ移し替えた。

 今日の晩御飯だが、つまみは春巻きと牛肉のレタス包み。

 お食事にひーこはタイ風グリーンカレーを頼んだ。辛そ〜
僕は特にこれと言うものがなかったので、昼に続きパッタイ、われながら芸がなかったなあ・・・

たいきはさっきのナイトマーケットの魚が頭から離れないらしく「焼き魚が食べたい〜」というので、メニューの中で一番高かったツナのステーキを頼んだが、「なんか違う」と少々不満げだった。贅沢だよ!

お腹いっぱいで部屋に戻るとすぐに睡魔がおそってきた。明日は早いしもう寝よう。今日も良く眠れそうだ・・・

 となるはずだったのだが、この後大問題発生!
 夜中12時過ぎ、トイレに行って何気なくトイレットペーパーホルダーを見てみると・・・

 紙がない・・・  予備もない・・・ (- -; 

明日の朝どうすんじゃ〜〜!!b(- -;


 というわけで、急遽トイレットペーパー補給作戦開始。当然ひーことたいきは起きやしないので、自分の力で何とかするしかない。ここで正攻法と言えば、まずはフロントに電話・・・・

だれも出ね〜ぞ〜b(- -#

となると、次にとる手はこれしかない。

「外のトイレのペーパー強奪作戦」(^^;

で、宴会場の前の外トイレに足音を忍ばせて潜入。さあトイレットペーパー盗るぞ!と行動を起こそうとしたとたん掃除のおばちゃんが入ってきて「ギャ〜」とか言われてしまい慌てて退散Orz

そこへ帰宅するらしい女性スタッフが通りがかり、不審そうにこっちを見ているので、「実はかくがくしかじかでトイレットペーパーが欲しいのよ〜」と事情を話すと、「OK、それじゃ私がフロントに行ってトイレットペーパーを持ってきて、部屋の前においておくから」と言ってくれた。おお〜、救いの女神が現れた。ありがとう〜〜これで安心して眠れるよ!
と最大限の感謝をし、彼女と別れ部屋に戻り、やっと安心して眠りに付くことができたのだった。

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