ショッピングセンターはしご旅

  そして次に入ったのがサーヤムセンター。ここはうちらが泊まっているノボテルの真向かいだ。
ここの飾りつけもお正月全開だね。

 高架歩道から入ったので上層階からだんだん下がっていく事になるのだが、ここでまず目に着いたのが本屋さん。
鳥の図鑑がないかなあと思い探してみると何冊か発見。でも高いうえに内容がいまいちだったので見合わせる。
ほんとはナンさんが持っていた写真の図鑑がほしかったんだけどなあ。

 本屋を出ていろいろお店を冷やかしながら一階まで降り、飾り付けの前で記念撮影。

 ここで再び外へ出て、暑い中を歩いて身体を暖める。通り沿いもお正月ムード全開。

 それでも車道沿いはちょっと気分が盛り上がらないので、エスカレーターに乗って中2階の広場へ。

 広場はチャイニーズニューイヤーのイベントで誰かゲストでも来るんだろうか、すごい人だかりだった。
それを尻目にうちらが向かうのは第3のショッピングセンター、パラゴンだ。

 パラゴンの中は一段とすごい人。チャイニーズニューイヤーのうえ、さらにバレンタインのキャンペーンもやっていた。
そりゃ人出も増えるわなあ。

 中は高級品の店ばかりなのでうちらにはあまり縁がない。
一回りしたら外に出て、次に目指すのはBIG-Eというアウトレット商品を取り扱っているショッピングセンター。

なので隣のZENは通過のみ。もういい加減ショッピングセンターも飽きてきた。売ってるものもそう変わらないしね。

 そしてBIG−Eに到着。

 入り口のそばにあるマクドナルドではブッディストのドナルドが「サワディカーップ」と出迎えてくれた。ちょっと怖い(^^;

 店内は安売り屋なだけあって今までのショッピングセンターと比べると少々うす暗いし高級感がないが、その分庶民的でなんかなじみやすいかも(^^;

 雑貨売り場の中でもお飾りやお供え用のおもちゃのお金などお正月用品コーナーは特に賑やかだ。

 うちらのメインターゲット、衣料品店に行ってみたのだが、目当てのスポーツブランドのTシャツはあまりない。
ノースフェースのゴアテックスパーカー2000バーツなんて掘出し物もあったけど、カードが使えないのでやめにしておいた。日本までもって帰るのも大変だしね。でも今から考えると買って置けばよかったなあ・・・

ファッション界でも日本語が人気なようで、子供服売り場にはひらがなのプリントしてあるシャツが売っていたが
ちょっと日本語が変。「スポーツとうんどう」は英語で言うと別の意味なんだろうか・・・

 まあそれはまだしも「ために、商品パッケージなどには登場していないが、店頭・XX(中文)・交通広告などに顔を出して立派に仕事をこなしてきた「あらいぐま」。」とか「みうらじゅん 子どもさまの」とかもう意味不明(^^)

 結局ここではたいきのTシャツ数枚だけ購入。

 その後店の中をうろついていると、露天の時計屋さんがあり、そこでリングウォッチを見つけた。

いかにもちゃちいが、一個70バーツとメチャ安いし子供は絶対喜ぶよなあと思い、姪っ子たちのお土産に購入。リング部分は伸び縮みするバンドになっているのでサイズは選ばない。

 すると、たいきも自分用のが欲しいという。これって女の子用じゃないかとも思ったが、あまりに欲しがるので買ってやったが、これでヘンな世界に目覚めないでくれよ・・・

 そのウォッチリングがこれ。この石のところが開くようになっていて、中に小さな時計が入ってる。
 すっごく喜んだたいきは、このあと2分おきに時計を確認し、現在時刻を教えてくれた。
これで明日の飛行機に乗り遅れる心配もなくなったな。明日の朝はたいきが起こしてね。

ここのエスカレーターの横はガラス張りになっているのだが、そこから隣の空き地とその向こうに建つ、取り壊しを待つばかりのような廃墟が見える。その廃墟のひさしには布がたらされ、そこで人が暮らしているみたいだ。バンコクの近未来的な町並みとのコントラストに一瞬目を疑ってしまう。

店を出るともう夕方っぽい雰囲気になってきた。通りを渡り伊勢丹前の広場を歩いてホテルに戻ることにする。
伊勢丹の前にも祠があり、若者がひざまずいてお祈りをしている。

 その先はチャイニーズニューイヤーで大盛り上がりのテント村。

 このテントの下はすべて食料品を売る店だった。いろんな食べ物の匂いが入り混じり、お客さんでごった返している。
ここもにぎやかで楽しいねえ。

 カオヤイのナイトマーケットでも売っていたミニ寿司のお店もでていた。ネタはカニ棒やスモークサーモンなど加工品ばかりだけどとてもカラフルでお菓子みたいだ。一つの大きさが3cmくらいの一口サイズで小さい物好きにはたまらない。

 ミニ寿司と対照的なのがブタの丸焼き。う〜む、迫力まんてんだ・・・

 食べ物テント村の隣は植木市テント村。タイでは新年に植木を買う風習があるのかな?浅草のお富士さんみたいだ。

 CHANGビールのキャンペーン会場はビアガーデンになっていた。そろそろのどが渇いてきたのだが、残念ながらここにはジュースがなかった。僕らだけ飲むわけにも行かないので涙を呑んでスルー。

 ラマ一世通りとの交差点は新年イベントの会場でまた一段と賑やか。
とにかくここらへん全部がチャイニーズニューイヤーのお祭り気分で満ち溢れていた。

この旅行記を書いている2010年4月の時点でバンコクは反政府デモで死者も出る大変な事態になっているわけだが
この時の平和な人々の姿を見ていると、ほんの2ヵ月後にそんな事が起こるなんて全く想像もできなかった。

 早く平和なバンコクが戻ってきて欲しいものだ。

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