バンコクラストナイト

  夕闇が迫る中、再び高架歩道を歩いてホテルに向かう。なんか一日歩いたから疲れたなあ。

 ここでひーこが足裏マッサージに行きたいと言い出した。そんなのに付き合っちゃいられないので、
僕とたいきは一足先にホテルに戻り、昨日予想外の展開で入り損ねた暖かい湯船に心ゆくまで浸かっていよう。

部屋に戻りほっと一息。窓からの夕景はネオンサインが輝きだし、バンコクの本来の姿を取り戻そうとしていた。

湯船にお湯をたっぷりためて肩までつかる。う〜〜、きもちいい〜〜湯船につかるのは何日ぶりかなあ。
日本を出てから初めてじゃないだろうか。やっぱ日本人は風呂だよね。

僕とたいきがお風呂でふにゃふにゃにふやけ、風呂上りの一杯を飲んでいるとひーこが戻ってきた。
こちらもすごく気持ちよかったらしい。そりゃよかったねえ。それじゃ晩御飯を食べに街に繰り出そう。
目指すは今日こそ和風居酒屋だ!

ホテルを出てサーヤムスクエア7に行くと、昼間とは別の場所のようだ。

ショッピングセンターに作られたステージではピンク色の髪をした女だかオカマだかわからないが有名芸能人っぽい人が
インタビューを受けていて、周りはすごいひとだかりになっていた、さすが流行の発信地。

 このステージの横の細長いショッピングセンターを通り、ラマ一世通りに向かう。出口付近にあったファーストフード店のハムチーズプレッツェルロールというのがすごく美味しそうだが、うちらの目標はあくまでも和風居酒屋だ。我慢我慢。

ラマ一世通りに出ると歩道橋をわたってパラゴンのフードコートを覗いて見る事にする。
でもフードコートじゃ和食屋なんてあんまりないだろうなあ・・・

パラゴン前のステージはチャイニーズニューイヤーのカウントダウンでもやるのだろうか、昼間にも増してすごい熱気。

そしていざフードコートへ行ってみると・・・そこは和食だらけ(^^;
ブームなのかなんなのか、和食意外の店を探す方がかえって難しいくらいだ。

こちらは「ふみ」と言う名のお寿司屋さん 大戸屋も出店している。
和食じゃないけどCoCo一番まで! こちらも和食じゃないけどおなじみバガキンも・・・

と、まったくタイに来た気がしない。しかも和食屋はどこも大盛況だ。やっぱ日本ブームなのかな。

 これだけたくさんあるとなるとこちらも贅沢になってきた。フードコートじゃなくてもうちょっと落ち着いた店がないかな。
今朝ひーこがタイマッサージに行ったときそんな店を見かけたかも、と言うので記憶を頼りにサーヤムセンターに戻ってみた。夜はライトアップされた正月飾りがまた綺麗だ。

そしてたどり着いたのが「Sukishi」 ひーこの記憶は間違っていなかったようだ。

ショーケースのサンプルを見ると、寿司テンプラから焼肉までなんでもありの和食屋さんだ。
焼肉はバンコクでは和食としてみなされているんだね。

席に着きメニューを開くと、そこには心引かれる麺類の数々が。バンコクの和食ってほんとに充実してる。
日本じゃこれだけの品揃えの店ってちょっとないよなあ。なんか天ぷらラーメンなんてのも見える気がするが・・・

麺類はシメにいただくとして、まずはシンハ。明日の朝は早いのでほどほどにしておかなくちゃ。
それにつまみとして子持ちシシャモ、ポークさいころステーキ、揚げ出し豆腐、海鮮サラダ・・・

他にも天ぷら巻き、カリフォルニアロール、そして巻きカツなどをいただいた。

最後の麺類、たいきはざるそば、僕は冷やし中華を選ぶ。この時期日本じゃ食べられないからねえ。

ふ〜、食った食った。苦しいお腹をさすりながら店を出ると、すぐ目の前にも和食屋があった。そしてもうちょっといったところにも・・・みんなSukishiじゃん。チェーン店みたいだが、何もおなじ所にこんなに出店しなくてもねえ。
 でもメニューを見てみると、一軒はセットメニューの店、もう一軒は寿司とすき焼食べ放題、とそれぞれ個性を出しているようだ。うちらの入ったのは焼肉と寿司が売りだったんだろうね。

サーヤムセンターから外に出てみると、階段状の歩道にはカウントダウンを待っているのか、人々が集まっていた。

歩道橋から見下ろす歩道もすごい数の人でごった返している。
チャイニーズニューイヤーイブの盛り上がりもいよいよ最高潮に達してきているんだろう。

ラマ一世通りを渡り、賑わうサーヤムスクエアをちょっと散歩。

そしてホテルに戻るとこちらもいつの間にかお正月の装いになっていた。

バンコクの人たちはこれから楽しい年越しの夜が始まるのだろうが、うちらは明日朝が早い。
なにせ6時にはチェックアウトしなくちゃならないんだから!さあ、早く寝なくっちゃ。

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