まずはジャカルタへ

 そして出発の日がやってきた。ジャカルタへの便は朝の9時過ぎなので7時には空港についていたい。
 なので始発のスカイライナーで成田へ向かうのだが、そんなあわただしい朝、ひーこはデジカメの充電器がないと大騒ぎしていた。まったく、前もってちゃんと準備しとけよな〜。しょうがない、成田で買うしかないか。

 成田の出発カウンターはゴールデンウィーク初日のわりには混んでいなかった。やはり震災の影響があるのかもしれないが、おかげでスムーズにチェックインできそうだ。

 しかし機内預け荷物で問題発生。
 いままで荷物の重量は一人20kgまでで、3人だと合計60kgまでOKだったのが、4月からの新ルールで一つの荷物につき23kg以内(一人2個まで)と言う重量制限が設けられたのだ。

 持ち込み重量自体が増えたのはありがたいが、これだと僕の三脚やらダイビングのマスクやら遊び道具の入ったスーツケースのほうが重量オーバーになってしまう。係りの人とすったもんだした挙句、その場で着替えを軽いスーツケースの方に詰め替えたらなんとかなったので良かったが、次回からは荷物3つに分けないとならないなあ・・・

 荷物を預け終えたら、空港内のカメラ屋さんでひーこの充電器を購入。なんかこういうお客さん多いようで、ちゃんと在庫は豊富にストックされていた。しかしなんと5000円!?19800円のカメラなのに充電器5000円っすか!高いねえ・・・ まあ自業自得か。今度からはせめて3日前に持ってく物のチェックはしておくように!
 

 その後向ったイミグレーションも混雑はなくあっさり通過。

 そしていつもの搭乗ゲート近くのカフェに行くと、なんだかがらがらだ。時間的なものなのか、それともこれも震災の影響なのか・・・

 こう閑散としていると、他に飲んでる人もいなくてちょっと気が引けるが、まあこれも出国の儀式みたいなもんだから、ということで朝っぱらからビールで乾杯(^^;

 後はのんびりと登場時間を待つばかり。たいきに貸してもらったDSで今回の旅の友、バイオハザードをやりながら時間を潰す。

 一方たいきはDSiでカセキホリダーってやつをやっていたのだが、自分のDSiのL/Rボタンが動かなくなったので、僕の使っていたDSと交換しろと言ってきた。
 冗談じゃない!バイオハザードだってL/Rボタン使えなきゃ銃もかまえらんないよ、ひたすら逃げてろってのか?それ絶対無理!と断固拒否すると、自分のDSなんだから返せ!と所有権を主張してきた。それじゃ買ってやったのは誰だと思ってんだ!と大喧嘩になった(^^;

 そんななか搭乗案内のアナウンスが流れてきたので、とりあえずたいきとは一時休戦して機内に乗り込んだ。今回乗る機体はボーイング767のER2という最新鋭機。当然オンデマンドのモニターも付いてるから、ゲームいらないっちゃいらないな。

 そして飛行機はデンパサール目指して成田を飛び立ったのだった。

 水平飛行に移ってしばらくすると、すぐ下に富士山が見えてきた。機内からこんな近くに富士山を見るのは初めてだ。
この時期はまだ雪で覆われているんだね。

 日系の航空会社のCAさんはみんな親切でいい。ビールも笑顔で持ってきてくれる。

 バイオハザードを肴にしばらく飲んでいると、なんだか僕のDSのLRボタンも反応しなくなくなってきたぞ・・・そしてここで僕は大人の対応、なんとたいきにDSを貸してやったのだ。べつに僕のDSもLRボタンが動かなくなったからってわけじゃない(^^;

 幸いたいきのカセキホリダーではLRボタンもちゃんと動くようだ。今回の旅行ではゲームはあきらめることにするか。

 しょうがないので映画を物色すると、実写版の宇宙戦艦ヤマトがあったので、それを見て時間をつぶす。邦画は字幕読まなくていいから楽だねえ。

 そのうちお待ちかねの機内食の時間がやってきた。たいきは相変わらずチャイルドミールなので真っ先に出てくる。
今回はオムライス?お寿司やプリンもついてて美味しそう。

 そしてお代わりのビールとともにうちらのご飯もやってきた。僕のはシーフードのクリーム煮がメインのもの。ひーこはチキンカレー。あっちの方が確実に美味そうでちょっと後悔・・・
 

 食後、宇宙戦艦ヤマトのエンディングに首をかしげたあと一眠り。
 そんな中、飛行機は沖縄を超え、ひたすら南下を続けていった。

 どれくらい眠っただろうか。目が覚めたあと、ヒマなので山ピーの明日のジョーを見ていたらつい熱中してしまった。
 飛行機の中でこんなに集中して映画を見るのは珍しい。物語はついに佳境を向え、ついにジョーと力石のクロスカウンターの瞬間!「当機はまもなくジャカルタに向けて着陸態勢に入りますので、映画などの機内サービスは全て終了させていただきます」のアナウンスが・・・ぐぞ〜〜生殺しじゃ〜〜!どうか帰りの便でもやっててくれ〜

 そして飛行機は激しく揺れながらも無事ジャカルタに着陸。現地はスコール真っ只中で雷を伴うすごい雨が降っていた。どうりで揺れたわけだ。

 機内からボーディングブリッジに降り立つとねっとりと絡みつくような湿気に包まれる。やっぱ東南アジアはこれでなくちゃ。いいね〜

 なんて感慨に浸っている場合じゃない。今回はこのジャカルタで入国審査をしなければならないのだ。行列が出来る前に一刻も早くイミグレーションにたどり着かなくては。
 はるか彼方のイミグレーション目指して頑張るが、途中たいきがトイレに行きたくなったりして、結局到着する頃にはすでに長蛇の列が出来ていたorz

 ここでまずビザを購入しなければならないようだ。前回は滞在7日までが10$で、それ以降30日までが25$となっていたのが、今回から滞在日数にかかわらず一律25$に改定になった。3人で75$は痛いなあ・・・と思ったが、良く考えると今まで大抵25$払っていたのでかわりはないか。それでもやっぱり75$は痛いよな。

 ビザ購入の列に並ぶ事20分ほどで、やっと購入。次にイミグレーションの列に並んで再び30分ほど。これって何とかなんないのかねえ。ガルーダに乗ると機内で入国審査ができるらしいが、それってすごいアドバンテージだよな。

 やっとの事で入国を済ませると、バゲッジクレームで有料ポーターに荷物を運ばれないように警戒しながらスーツケースを受け取った。
 重たいスーツケースを引きずりながらガラムの香りの漂うインドネシア独特の外気の中に出ると、すでに雨が上がっていた。

 さあ、これからジャカルタ市内へ移動しなくちゃ。どんなとこか楽しみだ〜(^^)

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