ケトゥさん現れず・・・

 翌朝はまだ夜が開けきらないうちに起きて、荷物のパッキングやらなんやらを済ませる。
ジャカルタは赤道に近いので、日が昇るのは午前6時頃だ。

 6時半にホテルをチェックアウト。タクシーを呼んでもらい、早朝の高速を空港へ向かった。

さすがにこの時間なら昨日のような渋滞もなく、20分ほどで空港到着。
国内線のターミナルで下ろしてもらい、まずは搭乗手続きをして荷物を預けた。

 入国審査は昨日の時点で済ませているので時間にはゆとりがある。
後は出発を待つばかりなので出発ロビーの食堂で朝ごはんを食べることにした。
ひーことたいきはつみれ見たいなネリモノが入った中華麺を頼んでいたが、
僕は朝から食欲も出ないのでビールを一杯(爆)
そう!ここにはビールがあるのだ!飲めるときに飲んどかないとね(^^;

搭乗時間になりガルーダ便の飛行機に乗り込むと、デンパサールまでは1時間半ほどのショートフライト。

そんな短い時間でもちゃんと食事が出た。やっぱ空港で朝ごはん食べなくて正解だったな。

食事を終え一息つくと、眼下にバリらしき島影が見えてきた
いまはバリバラットの上あたりを通過しているところだろうか。このままここで下ろしてくれれば楽なのにねえ。

そして程なく飛行機はデンパサールのングラライ国際空港に着陸。

ここからはタラップで外に出る。前回はボーディングブリッジを使ったと思ったけど、
今回はきっと国内線だから国際線より一段格下ってことなんだろう。

外に出るといきなりバリのまぶしい太陽と熱い空気の真っ只中。なんだか石垣島に来たみたいだ(^^)
最近の過保護な航空会社だと、目と鼻の先のターミナルビルに移動するだけなのにバスに乗せられたりするが、
ガルーダはそこの所おおらかだ。

みんながやがやと滑走路を歩いてターミナルビルへ向かった。

 バゲッジクレームでの機内預け荷物の受け取りは最近すっかりたいきの仕事になっている。
でっかいスーツケースもがんばって引きずりおろしてくれてとっても頼りになる。
こっちはカートを持って待っているだけだかららくちんだ
スーツケースに潰されるんじゃないかとヒヤヒヤしていたのは何年位前だったかねえ。

 荷物を受け取った後、ここから先、ミンピまでの4時間ほどのロングドライブが待っているのでトイレにも行っておく。
ここのトイレはちょっときたないけど紙も流していいっぽい普通の洋式だった。

そしていよいよ出口に向かったのだがはたしてケトゥさん、ちゃんとお迎えに来てくれているだろうか。
Facebookでやり取りしている途中で連絡来なくなっちゃったからちょっと心配なんだよな。
 さらに英語のやり取りだったので内容がちゃんと伝わってるか怪しい気もする。
もしかして「もっと安くしてくれないと他のドライバーにお願いするよ」ってコメントを
「安くしてくれないから他のドライバーにお願いする」って取られた可能性も・・・

まあ今までずっとこんな調子で何とかなってきたんだから大丈夫だとは思うけど、ちょっといやな予感もする。
いざという時のためブルーバードタクシーのカウンターでミンピまでの値段を聞いておいた(^^;・・・

空港の外に出て、お客の名前を書いた看板を持った人たちを見渡す・・・

が、

ケトゥさんどこにもいないじゃん・・・・orz

いやな予感か当たっちまったよ・・・;

しかし・・・あれ???なんか僕の名前を書いた看板を持ったおじさんがいるだけど・・・?

もしかしてケトゥさん? だったらずいぶん顔変わっちゃってるよ?なら誰なんだ?

不思議に思い「もしかしてあなたケトゥさんの友達?」と声をかけると違うという。
じゃあどこの人?と思ったらミンピの送迎の人だった。
どうも値段を問い合わせただけなのに、申し込んだと思われてたみたいだ。なんだかみんな適当だよなあ・・・

 ドライバーさんが「ORAT家か?」と聞くので、「そうだけど知り合いが迎えにきてくれることになってるんだ。」と答え、
もう一度あたりを探してみたものの、やっぱりケトゥさんの姿はない。

 親切そうなミンピのドライバーさんは「友達が来るはずだったのか?どうしちゃたんだろうねえ」と
一緒に心配してくれている。なんかいい人じゃん。
それじゃ今日の所はこっちの車に乗ることにしようか。これは来てないケトゥさんがいけないんだもんな。

しかし両方同時に来ちゃってたらそれはそれで困るところだった。良かったんだか悪かったんだか・・・

そして熱い屋外から冷房の効いた涼しい車内に乗り込み、ミンピに向けて出発!
乾季だから天気は最高、空気もジャカルタよりずっと澄んでいる気がしたが、よく考えるとジャカルタは曇ってたな。

それじゃまずは両替をしなくちゃ。ということで、クタの大きな両替所で30000円ほどをRpに変えてもらう。

そのあとは備えてスーパーマーケットで買出しだ。

さすがバリの街中のスーパーだけあってとても近代的で品揃えも豊富。特にここは外国人向けなのかもしれない。
ちゃんとビールも売っているし、なんだかクイーンズ伊勢丹で買い物をしている気分だ。

ドリアンが売っている所がさすが東南アジアってかんじ。周りにはプロパンガスのようなにおいが漂っている。

さあ、この先バリ西部での僻地生活が待ってるから買えるときにできるだけ買っておかないと。
といってもほとんどビンタンなのだが・・・ジャカルタのビール無し状態が軽くトラウマになってるかも(^^;

ほかにもお菓子やジュース、ミネラルウォーター、それにジンも仕入れ準備万端。
それじゃミンピ目指して出発だ。

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