ウブドで昼ごはん

 今回のウブドで泊まるホテルは「チェンダナ・リゾート&スパ」

 看板を見たときは、こんなモンキーフォレスト通りのど真ん中じゃ周りで鳥撮りは無理だろうな、と思ったが、フロントはちょっと奥まった所にあって通りの喧騒はそこまで届いてこない。

 フロントの前にはプールがあるが、時間的なものか誰も泳いでいなかった。

 プールの横を抜けるとさらに奥のほうまで敷地が続き、周りにはそう広くはないがライスフィールドが広がっていた。

 あの通りの喧騒からは想像できない静かな環境だ。

 うちらの部屋は奥にあるもう一つのプールのすぐ横。たいきにとってはウハウハの立地だろう。

 部屋の前にはちょっとしたリビングスペースがある。ミンピのコートヤードヴィラから移って来た目には狭く感じるのはしょうがないが、一般的にはソコソコの広さがあるんじゃないかな。

 部屋の中は新しくはないが清潔そうだ。テレビもミニバーもちゃんとある。早速冷蔵庫のパワーを最大にして残り少ないビンタンを突っ込んだ。

 バスルームは8畳位。広いのはいいのだが、蛍光灯の光が雰囲気を壊していてもったいない。

スタッフが部屋の前のテーブルまでウェルカムドリンクを持って来てくれた。ここでチェックインの手続きもする。

 荷物も広げて一息ついたところでお昼ご飯を食べに行くため出かけることにした。ほんとは7Dと18-270mmで行きたい所だが、セアカミツユビ以来相変わらず不調が続く7D。こりゃ帰ったら修理に出さなきゃダメかな・・・

しょうがないので今日の所はMk4と、多少望遠側にズームすればケラれない12-24mmを持っていく事にした。
ちょっと重たいんだけどねえ・・・

部屋からすぐのところにあるここはレストランの建物。朝ごはんはここで食べるようだ。
入り口の横にある男女の像がなんか気持ち悪い(^^;

 フロントに立ち寄って、今日の夜のバリダンスのスケジュールを聞くと、ケチャがやっているようだったので、送迎のお願いをしておく。ここに夕方6時半に集合だそうだ。ついでに明日の朝6時からのレンタバイクも予約しておいた。
値段を聞くと1日500000rp。でも3時間しか使わないから、と値切って300000rpに負けてもらった。

フロントを出て他所のレストランの横の道を抜けるとそこはもうモンキーフォレスト通りだ。
 この場所のホテルを選んだのはどこにでも歩いていける便利さからだった。
だから昼ごはんのレストランを探しに散歩なんてまさに思い描いていた通りのシチュエーション。

 ただもうお腹がペコペコなのでそんなに遠くまで行く気はしない。サッカーグラウンドの所まで来ると、その原っぱを見下ろせる2階建のレストランらしき建物があったのでそこへ向かった。

 お店に入ると、中はなんだかサーカスの練習場みたいなだだっ広い空間だった。やべ、来るとこ間違えたかな、と思ったが、2階に上がってみると思っていた通りの見晴らしが良く風通しのいい席があったので、ここで昼ごはんを食べることにする。時間はもうすぐ3時。昼飯時はとっくに過ぎているのでうちらの貸切だ。

それじゃまずはいつものようにビンタンね。

 そして僕とたいきは軽くナシゴレン。あんまり食べちゃうと晩御飯が入らなくなっちゃうからな。
お味はチョイ辛めでビールが進む。

ひーこは野菜とお豆腐の炒め物。こういうあっさりしたのが食べたかったんだそうだ。

食事を終えるころ、下のグランドではいつの間にか子供たちがサッカーをし始めていた。

 それを眺めながらビンタンをもう一本とってマッタリする。なんとも気持ちのいい場所だなあ。

しかしこれがいけなかった。

お支払いをしようと財布を出してみると手持ちの現金がビンタン一本分足りないじゃないか・・・
そういえばさっきドライバー君にチップを渡したとき、残高心もとないなあと思ったんだよな・・・

お店ではクレジットカードは使えないという。どうしよ・・・

 するとちょっと逝っちゃってそうな店の主人らしきおじいさんが出てきた。この人絶対薬やってるよ〜コエ〜〜、

 という見た目とは裏腹に意外と親切で、近くにある両替所の場所を教えてくれたので、
ひーことたいきには店で待っててもらうことにして、僕一人両替に向かった。

 しかし最初に目をつけたレート良さげの両替所は先客がもめているようでかなり待たされそうだったので
スルーして他の店を探す。しかし最初の店ほどレートのいい店はその後見つからず、結局戻ってくる羽目に・・・

 しかし戻った時にはこの両替所、営業時間が終わってしまっていた。
時刻は午後3時半。何でこんな中途半端な時間に終わるんだよ〜?

 しょうがない。数件隣の床屋に両替の看板が出ていたのでおそるおそる入ってみる。しかし中はただの床屋でおばちゃんがカットしてもらっている最中だった。店員がいぶかしげにこっちを見るので「両替したいんだけど」と言うと、奥から怖そうなおっちゃんが財布を持って出てきた。なんかやばそ・・・さらにレートを聞くと超悪い。でもここまで来ちゃったらそのまま帰るわけにも行かず、とりあえず1000円だけRpに両替して逃げるようにレストランへ戻った(汗)

そしてさっきのおじいさんにお支払いを済ませ、たいきとひーこを無事奪還。なんか疲れたなあ・・・

 そのあとはまっすぐ宿に戻り、ひーこがルームマッサージを頼んだ。
まあここの所好き勝手やらせてもらってたからちょっと位ひーこにも好きなことやらせてあげないとね。


マッサージの人が来るまでに汗を流しておくと言ってシャワーを浴びに行ってしまったひーこ。
僕とたいきはベッドに寝転がってうつらうつらしていた。

 その後しばらくしてマッサージのお姉さん登場。なんだか小さい女の子連れだ。
学校が終わった娘を釣れてきたみたいだが。男の客が変な気を起こさないようにするための保険をかねてるのかも。

 やはりというかなんというか、僕が出て行くと、あからさまに「このおっさんが客かよ」ってな感じでいやな顔をされたので、あわてて「うちの奥さんが頼んだんだ」といってひーこを呼び出し、僕らは部屋の外で待機することにする。
なんか変な濡れ衣着せられたようで不服だよ・・・

たいきはDSをやっていればいくらでも時間がつぶせるようだが、僕は正直ヒマ。
でも長椅子に寝転んでいたら、さっきのビールの酔いも手伝っていつの間にか寝入ってしまっていた。

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