モンキーフォレストの猿は凶暴
 空腹も渇きも癒されてみんな元気回復。 それじゃモンキーフォレストでも目指そうか。

 店を出て再び細い路地に突入。どこの出るかわからないのがまた楽しい。

 どんどん歩いていくと見覚えのある集会場に出た。ここって昨日ケチャを見に来た所だ。片隅には唯一会場を照らしていた灯明も置かれていた。日の光の下で見ると、昨日と同じ場所、同じ物だとは思えないが。

 そのあとどこをどう通ったかわからないが、

 いつの間にか最初目指していたプリ・デワダの近くに出た。
あとはこの先の坂を下ればすぐにモンキーフォレストだ。

 モンキーフォレストにつくと、裏道から入っちゃおうかとも思ったが、やっぱりちゃんと入場料を払って中に入った。
ただ、入り口で売っているサル用バナナは止めておく。どうせ勝ってに強奪されるのがおちだろうからね。

 中は相変わらずサルだらけ。たいきはかなりビビッている。そういえばアフリカで飛びつかれそうになったからね。
そんなたいきに見せ付けるように、ひーこはサルと並んでドヤ顔で記念写真。

 こりゃ負けてらんない。僕も餌を食べているおサルの隣に座り込み肩でも組んで写真を撮ってもらおうと思ったら、どうもこのサル虫の居所が悪かったみたいで牙を剥いて威嚇してきた!コエ〜;

 でもここで屈したらひーこに負ける。もう一回チャレンジだ。

 食事に夢中になっているサルを見つけてにこやかに近づきそっと横に座ると・・・ギャ〜、いきなり引っかかれた〜〜
 すぐに手を引っ込めたからよかったものの、エボラウィルスとか感染したらどうすんだよ〜

 どうもここのサルは全体的に凶暴なようだ。もう近づくのは止めておこう・・・;

 と言うわけであとは普通に観光でもしようかね。たいきもサルから離れられてほっとしたようだ。

 このモンキーフォレスト中心部ともいえるサルのお寺を見物しようかと思ったが、腰巻をつけないと敷地には入れないと言う。本来腰巻は神様の前で失礼にならないようひざをを隠す目的でつけるものだろうから、今日のズボン、みんな短パンではあるけどわりと長めの七部丈だから大丈夫じゃないの?と思ったが、そういうもんでもないようだ。となると面倒くさくなったのでやめておいた。

 おサルのお寺の周りでも凶暴なサル軍団が跳梁跋扈していた。ハグレザルを追いかけて、牙を剥いたサルの群れが唸り声を上げながら走り去っていく。それを見たたいきはまたもやビビリまくり。まったくここのサルは凶暴だ。

 そしていちばん奥の土産物街までたどり着き、ちょっとお店を冷やかたら、あとは素直に来た道を戻る事にする。

 帰り道は下りだから歩くのは楽だけど、周りは相変わらずサルだらけ。
すでにやつらは「愉快な仲間」ではなく、「敵」としか思えない。
入り口のバナナなんて買わなくてほんっと良かった。

途中サルとバトルしている白人のお兄ちゃんがいたので「ここのサルは危険だよ。さっき引掻かれたんだ」と言うと
「狂犬病の注射しといたほうが良いんじゃないか」と真面目な顔で心配された。やっぱやばかったかなあ・・・

モンキーフォレストを出ると、ちょっと先のアイス屋さんで一休み。ひーことたいきはほんとにアイスが好きだよなあ。

僕はお腹が痛くなると困るのでひーこのを一口だけわけてもらった。

後は坂を上ればホテルだけど、道を挟んだ向かいにある新しいホテルがどんな所か気になったので、
フロントのお姉さんに声をかてちょっと中を見学させてもらう事にした。

こちらの方がチェンダナより敷地は広そうだ。芝生ベースの広々とした敷地は中々いい感じ。

部屋の前のオープンリビングもこっちのほうが全然いい。次回はここに泊まるのもいいかも。

コテージの中の道を下っていくと川が流れていて、そこに橋がかかっていた。こんな所もポイント高い。
道は川を越えると再び急な登りになった。かなり奥が深いようだ。

しかしたいきとひーこはここでもう疲れたと文句たらたら。せっかくここまで来たんだからとなだめすかし、もう一頑張りして坂を上りきると、そこは庭付きヴィラのエリアだった。しかしフロントからここまで来るのは結構大変だ。
敷地内を走っているカートにでも乗せてもらわないと部屋から出る気がしなくなってしまうだろう。

それじゃ来た道を引き返すよ〜

再び川まで下ってフロントまでの道を登り、通りを渡ってチェンダナに戻ったときにはもうクタクタ。
あまりに疲れたのでフロント前のプールで一休みしてから部屋に戻った。今日はなんだかいっぱい歩いたよなあ

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