強風の那覇港で釣りに挑む

折角上がってたテンションもこの血圧計のせいでドン下がりだ。
でもきっと血圧計が壊れてたんだ、そうに違いないと自分に言い聞かせてタクシーに乗り、今日の宿へ向かう。

今回一泊目はチサンリゾート。那覇中心街からちょっと外れた海沿いにある。市内を経由せずに行けるので、
渋滞にはまることもなくあっという間に到着。これなら明日那覇空港に向かうにも便利でいいかも。

 ひーこがチェックインしている間に僕とたいきは釣りができそうな場所を探して外に出てみたが、ホテル裏の岸壁には行けそうもない。フロントに戻って受付のお姉さん(美人)にどこか釣りに良い所がないか聞くと、ちょっと歩けば港に出れるそうだ。それじゃ後で行ってみようかね。

このホテル、かなり安かったのでどんな所かちょっと心配だったのだが、新しくてとっても綺麗だ。
ただチェックアウトが10時ってのはちょっとなあ。せめて11時までいれたら朝ごはんの後ものんびりできるのだが。

部屋もそれほど狭くない。寝るだけなら十分だろう。
エキストラベッドも入れたもらったので今夜はぐっすり眠れそうだ。良く寝て早く風邪治さなくちゃな。

しんどいとはいえ、沖縄に来たんだからまずはオリオン行かないと。
というわけで、無事沖縄到着を祝してみんなで乾杯!

窓の外の岸壁の対岸には自衛隊の船が停泊していた。こちら岸には釣り人の姿も見える。

今回の沖縄。ひーこの目標はアオリイカを釣ること。たいきもこの前伊豆大島でカンパチの入れ食いに遭遇して以来ちょっとした釣りブーム真っ只中なので、今回は気合を入れてパック入りのコマセまで持ってきて準備は万端だ。
ここまで用意をしたうえ、海を目の前にしたら釣りをしないわけにも行かないだろう。

ビールを飲んだらさらにしんどくなってしまったが、頑張って海まで行ってみよう」。

 午後4時過ぎ、ホテルの外に出ると空には雲が広がり天気はいまいち、さらに風がめちゃくちゃ強い。
まだ台風の影響から抜け切れていないようだ。

教えたもらった通りに歩いてゆくと、5分ほどで港の入り口に到着したがこれだけでも結構だるい。
ゲホゲホやりながらみんなの釣りの仕掛けの準備。この風じゃエギは難しいだろうから今回はサビキで攻めよう。

海を覗いてみると、海面にはこの台風で吹き飛ばされたらしい木の枝や大量のゴミが浮かんでいた。
あれに引っかかったら厄介だから気をつけなくちゃ。さらにあまりの強風に吹き戻されて、仕掛けの投入もままならない。
これじゃちょっと厳しいかと思いながらも釣り開始。

 案の定なんのアタリもないが、釣りをしているうちに西の空の雲が切れ西日が顔を覗かせた。
沖縄の太陽を見るとがぜん元気が出てきて、しんどさもいくらか和らいだ気がする。

そのうちひーこの仕掛けに何かが掛かった。上げてみると風にあおられて葉っぱ見たいな物がパタパタ揺れていた。
よくみると、体長3cmあるかどうか位のめっちゃ小さい熱帯魚だった。

イッテンフエダイの幼魚かな。しかし良くこんな小さいのが釣れたねえ。そっと針を外しリリースしてやる。

ここには一応魚がいるんだ!この釣果に僕とたいきもちょっとだけやる気がでてきた!が、後が続かない。
あまりに何も釣れないのでいい加減飽きてしまい、日没を待たずに釣りは終了。
石垣島での本格的な釣りの肩慣らしってことで、今日はこの位にしておいてやろう。

釣具の片づけを終えると時刻はもう6時を回っていた。このまま一度ホテルに戻ると出かけるのが億劫になりそうだ。
釣竿や仕掛けを持ったままだけど、このまま晩ご飯を食べに行っちゃおう。沖縄だったら許されるよな。

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