夕陽を見に |
それじゃ目指せ底地ビーチ!ってことで宿を出ると日没に間に合わすべく前の坂道を川平ロータリーに向けて登っていく。 ロータリーまで上りきって右に曲がり、山沿いの畑の中の道を進んでしばらく行くと周りにお墓が目立つようになってきた。この先底地ビーチで夕陽を見たら、帰りは真っ暗な中このお墓団地を通るのか・・・案の定たいきは早くもビビリ始めて「もう帰ろうよ〜」と言い出した。 僕もかなりしんどかったので異存はなかったのだが、そうはひーこが許してくれない。 そして歩く事15分ほど、左側に迫っていた山が切れると、サトウキビ畑の向こうに夕日に照らされた海が見えた! そして道のずーっと先にはシーマンズクラブリゾートらしき建物が見える。あそこまで歩くのはちょっときついよなあ。 しかし夕日を眺めているといつもなんだかじんわりしてしまうな。家族そろって見るからまたなおさらなんだ。そのせいかさっきまで険悪だっひーこともいつの間にか仲直りしていた。このケンカも後になって思い出すと良い思い出なんだよな。 雲の向こうに沈んでいく大きな夕日にしばし見とれる。 ふと空を見上げると、入道雲も夕日の色に染まっていた。それじゃ真っ暗になる前に戻ろうか。 と思ったら、カンムリワシが電線に止まってるじゃないか! さあ、それじゃ今度こそ急いで戻ろう。急ぎ足で歩いてまだ明るいうちに何とかお墓団地は通過できたが、 時間はもう7時半を過ぎている。部屋に荷物だけ置いて急いで食堂に向かうと、 今日もまたオリオンを注文して食事をしていると、オーナーのおじさんが何か言いたそうな感じでこっちを見ている。 おじさんと喋っていたら調子に乗ってオリオン3本も飲んでしまっ て結構フラフラになってしまった。 部屋に戻るとすぐシャワーを浴びて横になり、みんながテレビを見ている声をBGMに眠ってしまった。 |