2年ぶりのアカ様再会 |
市内に移って最初の朝が来た。それは今回初の朝撮りの時間だ。 そして東の空から日が昇る頃、満を持してアカ様探しに出発! アカ様ポイントに着いてまず姿を見せたのはシロハラクイナ。まだ薄暗い中でのISO感度は8000まで上がっていた。 しかしそのあといままで実績のあったポイントをしらみつぶしに探してみたが、アカ様の姿は全然見られなかった。 しょうがないのでずっと前にアカ様を見かけたが近年はいまいちなポイントを周ってみると・・・ いた〜!道路端のヒカゲヘゴの枯れ木に止まっているあの燃えるような赤い姿!アカ様だ〜! そのままちょっと近寄らせてもらって再び撮影。いつもながら心臓はバクバクだ。幸せ〜♪ ここから木の影に移ったアカ様、直射日光と日陰では色の出方が全然違う。 これでとりあえずボウズは免れた、一安心だ。 しかしこの個体以外、ここでは見ることができなかったので、場所を変えることにする。 そして向かった先はこの前の台風の被害で通行止めだって!そんなに被害が大きかったんだ。 でも途中まではいけそうな感じなので、いけるとこまで行ってみよう。 この場所、雰囲気はバツグンなのだが森が深いので、アカ様を探すのは中々難しい。 大体8月って言うのは世間一般に山の鳥的には鳥枯れシーズンなのだ。 とがっくりしながらゆっくり車を走らせていると「グェグェ」というリュウキュサンコウチョウの声が聞こえてきた。 その場で車を止めてそっと外に出て声の聞こえてくる場所をさがすが、意外と近いようなのに何処だか特定できない。 そしてふと真上を見上げると、枝の先にパタパタする影が見えた。こんなところにいたか! 慌ててレンズを向けるとなんだか様子がおかしい・・・ あ〜あ、クモの巣に引っかかっちゃってるよ・・・ このサンコウチョウ、羽根もぼろぼろになっちゃってるし声もなんだか弱弱しい。 なんとか助けてやろうとおもい、クモの巣を破るべくそこら辺にあった木の枝などを投げまくってみたが手前の枝に阻まれて巣までは届かなかった、残念。これも生態系の一部なんだろう。あとは自力で頑張ってもらうしかないか、と後ろ髪を引かれる思いでサンコウチョウポイントを後にした。 そのあと小川があったので車を止めてみる。 しかし鳥の気配はなく、川原バッタがいたくらい 岸辺の花にセセリチョウが止まっていたので「もしや天然記念物のアサヒナキマダラセセリ!?」と思って激写。 しかし後で調べたら普通のチャバネセセリだったようだ。アサヒナキマダラセセリはもっと黄色っぽいらしい。 時間的にもそろそろ戻った方がいいみたいだ。 まあ一応アカ様にも会えたし、まだ明日も明後日もあるから今日はここらへんで引き上げよう。 |