コンドイ浜のアジサシ達

再び自転車にまたがり、ハイビスカスが咲く道を走りだす。

そして炎天下の中15分ほど走ってコンドイ浜に到着。もう汗びっしょりだ。早く海に入りたいよ。

浜に沿って歩きながら、人気のない気持ちよさそうな木陰を見つけ、そこにベースキャンプを設営した。

荷物を置くと早速冷たい海に入ってみるが・・・なんだか熱いぞ・・・海水は長いこと入っているとのぼせそうな位熱い。
 ここは干潮時には沖の砂州で外洋とほぼ隔たれてしまっている大きな水溜りみたいなものだから、太陽の熱に暖められてこんなに熱くなっちゃうんだろう。これじゃ魚もマース煮になってしまいそうだ。恐るべし沖縄の太陽。

ここからは水遊びをするたいきたちとは別行動をとることにして、
防水バッグに7Dと1.4Xテレコンの付いたサンヨンを入れて沖に向かう。狙うのは砂州で遊んでいるアジサシ達。

前回来た時はコンデジのFZ-18でチャレンジしてオオアジサシやベニアジサシが撮れたので
今度はサンヨンで本格的に狙ってみようと思ったのだが、ちょっと見た感じ沖に鳥影は見えないみたい。
こういうしっかりと準備をして挑む時に限って相手が出てきてくれないってのはよくあること。
もしかして今回もそのパターンかも・・・

 とにかく外洋との境目になっている砂州目指してどんどん沖へ向かうが、
ずいぶん潮が引いているようで、どこまでも白い砂浜と浅瀬が広がっていた。

 ようやく外洋が見えてくると、波打ち際になにやら小さな鳥が歩き回っているのが見えた。シギチかな?と思って
サンヨンで覗いてみたらお目当てのアジサシだ。あまりにも遠いので小さく見えていたみたいだ。

そっと近づいてみると、そこにいたのはエリグロアジサシとコアジサシの群れだった。
今回は残念ながらベニアジサシもオオアジサシも混じっていないかな?

みんな風上に向かって佇んでいるが、時折飛び立つと強い追い風にのり、
流されるようにしてすごいスピードで飛んでゆく。

強烈な太陽の下、眼がくらみそうなくらい真っ白は砂浜で、青い海をバックに飛びまわるアジサシ達を見ていると、
現実感が薄れなんだか白昼夢を見ているような気分になる。

そんな群れの中に明らかに一羽だけ巨大なアジサシが混じっていた。
背中がウロコ模様だけど、この大きさはオオアジサシだろう。ちょっと嬉しい

飛び立ったオオアジサシはすぐ上空をパスして行った。足も黒いしきっとオオアジサシだ・・・自信ないけど・・・

 アジサシ達はこっちのことに気付いているようで、一定の距離まで近づくと一斉に飛び立ち、ちょっと離れた場所に
移動してしまうため、サンヨンとテレコンを持ってしてもなかなかアップは撮りづらい

そんな中で、この3羽の家族連れは比較的ゆっくりしていてくれた。
斑模様の若鳥の両側を固めているのは両親なんだろうか?アジサシにもそんな親子関係があるのかわからないが、
なんか我家とイメージがダブってしまい、ほっぽらかしにしているたいきとひーこがどこにいるのか気になってきた。

 それに足元を見ると海水が岸のほうに向かって流れ始めた。よく見ていると、砂州もどんどんせまくなって行き、
それにつられてアジサシ達も少しづつ陸の方へ移動していっているようだ。

それにしても、青い海と白いアジサシのコントラストはいかにも夏と言う感じだよな。

さっきの若も飛び立った。僕もそろそろ岸のほうへ戻るとするか

ひーこたちを探しながら、海の中を浜に向かって歩いていったが結局会えないままベースキャンプに到着。
何処で遊んでんだ?と思い、ちょっと怪しいがサンヨンで周りを見渡すと、かなり沖のほうで遊んでいる2人を発見

ここから呼んでも声は届きそうもないのでカメラを仕舞って僕もそちらへ向かった。
そしてぷかぷか浮かんでいるたいき達と合流。これからしばらくは鳥は忘れて家族で海水浴を楽しんじゃおう。

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