RICKさんたちとの再会

 さあ、コタキナバルの朝が来た。睡眠時間は短かったけど、寝過ごすこともなく予定通りに目を覚ますことができた。

待ち合わせの5時半、準備を整えてロビーに下りる。RICKさんとにゃっちさんいるかなあ・・・いなかったらどうしよう・・・


そしてエレベーターのドアが開くとそこには懐かしい顔が!再会できてよかったよ〜、これで一人旅も終了だ(^^)

 募る話もいろいろあるが、とりあえずチェックアウトの手続きをしてから、まだ暗い中タクシーで空港へ向かった。
 外は昨夜からの雨が降り続いている。RICKさんたちがキナバル公園に滞在している間は雨もそれほど降らなかったそうなので、もしかしたらRICKさんたちと合流したから海外鳥運プラスとプラスでマイナスに振れちゃったかな。どうかそうなりませんように

 空港に着くと、三人揃ってチェックイン。僕も意気揚々と昨日プリントアウトしたEチケットを出すが、受付のおばさんはろくに見もしないでパスポートを要求してきた。ええ〜っ、もしかしてパスポートさえあればチケットなくてもなんとかなったのか!?それじゃ昨日の苦労はなんだったんだ〜(泣)    まあちゃんとチケットがもらえたからよしとするか。

 手荷物検査を抜けて国内線のターミナルに入ったが、まだどの店もシャッターを閉めていて閑散としている。
 他にお客さんもほとんどおらず、これならゆったり乗っていけそうだ。でもその割にチケットを見ると3人とも席がばらばらなんだよな。

 外ではこれからラハダトゥまで行くマレーシア航空の子会社、MASWingsのATR72が駐機して出発準備中。
プロペラ機なんて乗るの初めてだけどどんなだろう。RICKさんの話だと意外と速いらしいが、たしかに地上高低いし
プロペラも6枚羽でなかなかやりそうな感じだ。羽根も座席より上に付いているから眺めも良さそう。
途中左側にキナバル山も見えるらしいが、座席番号によると僕は右の窓際だった。ちと残念。

 やがて外が明るくなるにつれ、待合室には続々とお客さんが集まってきて、いつの間にか待合室はほぼ満席。これじゃゆったりの夢は諦めた方が良さそうだ。

 ボーディングタイムになるとボーディングブリッジ横の階段から滑走路に出て、まだ小雨がぱらつく中歩いて飛行機へ向かう。石垣空港とかの小さな所ならわかるけど、こんな近代的な大空港で外を歩くのは変な気分だ。

 この飛行機、後部ドアが直接タラップになっているのがなんだかかっこいい。出入り口はここだけなので、みんな一列になって乗り込んでゆく。

 中は通路が細いので、狭い上の棚に荷物を入れる人が手間取ったりするとすぐに詰まってしまいなかなか前に進まない。 そういう僕の機材リュックも棚に収まるはずもなく、思いっきり手間取った挙句CAさんに預かってもらった(^^;

 ようやくみんな収まる所に納まったところで飛行機は移動開始。滑走路まで行き離陸体制に入ると、なるほどRICKさんの言うとおりジェット機に負けないくらいの鋭い加速を見せて空へ飛び立った。プロペラだけでこんなに力がでるなんてなんだかすごいな。

 離陸した飛行機はまもなく雲の上に出たが辺りは一面の雲海だ。折角ボルネオの空撮を楽しみにしてたのに残念。

 そんな雲ばかりの空を眺めているうちにいつの間にか寝入ってしまったようで、ラハダトゥまであと15分と言うアナウンスで目が覚めた。

 下を見るとちょっと雲が切れてきていて、一面のジャングルの中を蛇行する川が見えた。なんかすごいボルネオっぽいじゃん!
 

森から立ち上る霧も熱帯雨林っぽくて気分が盛り上がる。ダナンバレーはこの下あたりかな。
どんな所だろ。早く行って見たいぞ〜

 やがて建物が増えてきたと思ったらすぐに空港に着陸。
すぐそこまでジャングルだったから、ほんとに陸の孤島って感じだな。さすがあこがれのラハダトゥだけのことはある!

飛行機から降りると雨は止んでいたが湿度がめちゃくちゃ高くて蒸し暑い。いいねえこういうの♪

飛行機から降りると小屋があり、中にはコンクリで出来た台が一つがあるだけであとはもう外。めちゃくちゃシンプルだ。

機内預けの荷物は係りのお兄さんが飛行機から引っ張り出し、手押し車で押してきて、コンクリの台の上にポイポイ乗っけてくれる。飛行機が小さいから乗客の数もたいしたことないわけでターンテーブルなんていらないのだ。

 ここって今まで行った空港の中でローカル度No1だ。なんか嬉しくなっちゃうなあ(^^)

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