憧れの鳥たち |
太陽が昇るにつれ、メガネの曇りが激しくなってきた。やっぱ100円ショップの曇り止めじゃダメなようだ。 RICKさんの高級曇り止めを貸してもらいなんとか落ち着いたが、やっぱ熱帯はコンタクトのほうが有利かもしれない。 アオハナドリ(Plain Flowerpecker)が近い。尾羽が擦り切れたように短いけど幼鳥?それとも元々こんなもんなんだろうか その先の高い木の中腹に何かがいるようだ。ワンコンが立ち止まりスコープをセットしている。どこに居るか教えてもらい僕もレンズを向けると、おおっ、このシルエットはハチクイ系! その鳥はだんだん移動して、結構下まで降りてく来てくれた。 よく見かけるチャガシラやハリオ、ルリノドとはちがうオーラを出しているこのBeared系ハチクイ。なかなか縁がなかったのだがやっと撮影できた。緑のボディーは葉っぱにまぎれて保護色だが、赤いノドとピンクの頭は鮮やかだ。これも撮りたかったんだよ、うれしい〜(^^) このあとムネアカハチクイは再び木の上のほうに移動してしまったので、うちらも先に進む。 しばらく行ったところでヤイロチョウの声が聞こえてきた。ワンコンも口笛で答え、しばらく1人と一羽の鳴き交わしが続いた。そしてこれはいけると判断したのだろう。ワンコンは道をそれ森の中に入るから付いてこいという。ヒルはちょっと心配だけどついにヤイロチョウが見れるのか!?期待は高まる。 鬱蒼とした木々を掻き分け森の中に入り、そこで待機するらしい。ワンコンは相変わらず口笛を続け、ヤイロもそれに答えている。 右手のほうから出てくるから、そっちにカメラを向けて構えているように言われ、できるだけ枝被りのなさそうなポジションを探し三脚をセット。といってもどこから来るか分からないので運に任せるしかない。あとは息を殺してヤイロチョウが現れるのを待つ。 時折森の中で動きがあるものの、それはコシアカモリチメドリだったりシラガシキチョウだったり。なかなか本命はでてこない。 そうして15分程が過ぎた頃、ワンコンが注視している辺りの下草の中で何かが動いた・・・気がするが、はっきりヤイロとはわからない。その代わり大きな鳴き声の鳥が近寄ってきた。ワンコンは口笛をその声に合わせ変化させる。 ドキドキしながら声のする辺りをじっと見つめていると、時折木々の間を飛び移る影が見える。そしてついにその姿を現したのはアカエリキヌバネドリ(Red-naped Trogon)!枝かぶりでいまいちすっきりしないけれど綺麗だ〜 三脚の脚を縮めたり、ポジションを微妙に変えたりしながら枝被りのないところを探すが、この鬱蒼とした森の中ではとても厳しい。なんとか抜ける所を探し撮影するが、どうもいまいちすっきりしない。手前に枝がかぶってるんだろうな。 このアカエリキヌバネドリが出たのを期にこのポイントは終了。やはりヤイロチョウは難易度すごく高いようだ。 森の中からメインロードに戻ると、レンズのフードに綺麗なクモが乗っていた。 そして長靴には一匹のヒルが・・・ひえ〜気持ち悪い〜。 木の枝を拾ってこそげ落とそうとするがかなりの吸着力。何とか引き剥がしたあとは枝ごと森の中に帰っていただく。 ここからちょっと歩くとキャノピーウォークの入り口に到着だ。さてどんなだろうかキャノピーウォーク。たのしみ♪ |