大物続出 |
さ、鳥撮り再開だ。それじゃそろそろカザリショウビンでも探そうかね。 ほかのお客さんやリサーチの人と別れ今降りてきた坂を上り始めるが、下る時も結構急坂だと思ったけど、ロクヨンと三脚を担いで登るのはかなりしんどい。 息も絶え絶え付いて行くと、坂の途中でワンコンが立ち止まり、はるか遠くの木を指差してXXXXがいる!と少々興奮しながら教えてくれた。なんだろ? ここらへんかと当たりをつけてファインダーを覗くと、木の上のほうを頭が赤い鳥が動き回っていた。カザリショウビンじゃなさそうだなあ・・・ワンコンがしきりと撮れ撮れというので、遠すぎてあまり気乗りしなかったがシャッターを切る。 D3じゃ豆粒のようにしか写らないのでボディーをD7000に交換してさらに撮影。でもこの大きさじゃ撮ったうちに入らないよなあ。ワンコンのエキサイトぶりに比べると僕的にはいまいち盛り上がりに欠けるのだが、にゃっちさんは本当に見れるとは思わなかった〜と大喜びしていた。 ブタゲモズがいなくなったあとキャノピーウォーク入り口まで坂を登りきり、ひと休みして息を整えると、逆側にあるホーンビルトレイルに入ることになった。 トレイルをしばらく歩き、ワンコンが口笛を吹くと、それに反応して「フーワゥ」と言う大きな声がシャングルにこだました。これがセイランの声!?すごく近いぞ! ワンコンがあまり長いレンズだと全身が入りきらないかもしれないというので、首から提げていた18−200mm+D7000のセッティングをチェックし遭遇に備える。 そしていくつかの角を曲がると、倒木の先、道の真ん中にで〜んと佇むセイラン発見!ほんとにいたよ〜! ほんとにでかい!その長い尾羽の先まで入れたら1.5m近くありそうだ。こちらを恐れる風もなく悠々としている。 一息ついたところで今度はD3とロクヨンを雲台から外し、道端の倒木に寄りかかりながら手持ちで撮影。ヒルが這って来たら・・・と言うのが一瞬頭をよぎるが、こんな大物を目の前にしてそんな事言ってられないのだ。 この鳥、欧米人から結構人気がある鳥らしいが頭をアップで見るとハゲててあまりかわいくないかも(^^; RICKさんたちによると、前回カザリショウビンを見たのはこのちょっと先だったらしい。 セイランポイントから戻る途中、ヤイロ系の声が聞こえてきた。ワンコンが口笛でその声に答え、うちらは何処からヤイロが出て来てもいいように足音をしのばせながら展開してカメラをセットする。 結局ここはセイランのみの成果でメインロードに戻りロッジ方面へ向かう。 今日は昨日とうって変わってとても良い天気。道端にはチョウも色々飛び回っている。 オレンジ色が鮮やかなのはハギレチョウ。裏面の模様も複雑でとっても綺麗だ。 のんびりチョウを撮っているうちにみんなはもうはるか先に行ってしまっていた。かなり遅れをとってしまったようだ。 そのあとは特に何も出ないままスタッフ宿舎のそばまで来ると、ワンコンは「それじゃここで」と、 しかしトレッキングはあと2回でおしまいだ。 |