正しい南国リゾート
 やっとの事で入国審査が終わると、空港に残っている客はうちらだけになっていた。
 ホテルからの迎えの車もうちらの貸切だ。屋根と座席だけで壁のないカートのようなトラックはリゾート気分いっぱい。

 ここには島の真ん中を縦断する道路が一本があるだけで、片方の端がこの空港で、もう片方の端にうちらが泊まるホテルがあるらしい。

 空港を出発してちょっと走ると、この島の中心部らしき所に差し掛かった。ちゃんと学校やモスクもあって意外と開けている。ここからフェリーターミナルへの道も分かれていて、そちらにはクアラトレンガヌからの船の便が発着するそうだ。

 道路際ではのどかに牛が草を食んでいる。

 そんなほぼ一本道を通り、10分ほどであっという間に島縦断完了。ちっちゃい島だ。
 そして到着したホテルのゲートには、ん?ベルジャヤじゃなくて「TAARAS」って書いてあるぞ?ここで良いのか?
ベルジャヤに泊まるんだと思ってたんだけど、もしかして間違え?

 ひーこに確認したら、どうも最近ベルジャヤからホテル名が変わったそうだ。あまり興味がなかったのでそんな事も知らなかった(^^;
 

ロビーは天井が高い吹き抜けの空間だ。やっぱリゾートといえばこうでなくちゃ。

ソファーに案内されくつろいでいると、スタッフが冷たいお絞りとウェルカムドリンクを持ってきてくれた。
このジュースは・・・なんだろ、梅干を砂糖水でといたような味、しかもあまり冷えていない・・・
どこかに美味しさが隠れてるかもしれないので慎重に味わってみるものの、かなりの苦戦を強いられた。
ジュースと格闘しつつも宿帳を書いてチェックインの手続きは完了。予約もちゃんと入っていたようだ。

それじゃ部屋に案内してもらおう。移動はこの電動カート。リゾートっぽいねえ(^^)
これが何台か敷地内を走り回っていて、電話で呼ぶとすぐ来てくれるそうだ。

うちらが泊まるのはヒルサイドデラックスと言う部屋。「ヒル」サイドというだけあってカートは坂道をどんどん登ってゆく。

ロビーから3分位ほど走ると丘の上に立つ3階建ての宿泊棟に到着。
うちらの部屋はここの1階部分だそうだ。道路から階段を下りて半地下のような通路を進む。

今回泊まるのは2015号室、鍵を開け部屋に入るとクーラーがキンキンに効いていた。中は明るく広々としていて
とっても豪華。久しぶりにちゃんとしたビーチリゾートのホテルに泊まる気がするな。これならカメムシもいないだろう。

今回もトイレとバスはスケスケガラス張りだ。リゾートだねえ・・・

窓を開けテラスに出るとモワッとした空気と共に植物の濃厚な香りに包まれた。
部屋の前には大きな木が茂り、その向こうには辛うじて綺麗な海が見えた。

このテラスで到着を祝ってタイガーで乾杯。やっぱビールは暑い所で飲んだ方が美味いからね。いやー着いた着いた

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