日が暮れたら晩ご飯
 太陽もすっかり沈んでしまったあとは部屋に入ってホテルの案内書を見ながら明日の予定を相談する。

 やっぱりダイビングは止めにして、その代わりジャングルウォークってのはどう?ボートで送迎してくれるみたいだし午前中チョロッと歩くだけだろうし中々楽しそうじゃないかな?(ほんとは鳥に期待しまくっていたのだが)

 晩ご飯に行く途中にレセプションで詳しい話を聞いてみようということになった。

 それじゃお腹も減ってきたしぼちぼち出かけようか、と言う事で部屋を出て、レストランまでのんびり歩いてゆく。

外灯を見ると餌を狙ってヤモリが集まってきていた。南の島の風景だなあ。

 レセプションでジャングルトレッキングについて聞いたらアウトドアデスクに案内してくれたので、そこにいた係りの兄ちゃんに詳しい話を聞かせてもらう。英語なのでいまいち意思の疎通が不十分だったのは否めないが、大体のところだと、ここからボートで送迎してくれてトレッキングをするようだ。

 行程はそれほどハードでもなくビーチサンダルでも全然大丈夫だという。アップダウンもそれほどないらしいので、ロクヨン装備でも楽勝だな。みんなもそれなら良いと言うので明日はジャングルトレッキングに決定。明朝9時にここ集合だ。

 鳥についても尋ねてみるとシャーマが居るというがキングフィッシャーのことは良く知らないみたいだ。彼が知らないだけでもしかしているかもしれないよな。さらにカザリショウビンがいないとも限らないんだから、期待だけは持っておこう。

 アウトドアデスクの向かいにはビリヤードルームがあった。たいきが遊びたいと言うので、それじゃ食事のあとに寄ろうと約束してレストランに向かった。

 さあ、今日の晩ご飯は何にしようか。イタリアンのレストランとビュッフェレストランがあるようだが、検討の結果たいきの強い希望でビュッフェって事に決定。

さあ、今晩は食べ放題だ。何を食べようかなあ。
ステーキからサンドウィッチ、チーズ、サラダそれに寿司まで色々あって目移りしてしまうが
まずはオードブルから行ってみよう。

 頼んだビールが中々こないので、まずは食べ物だけでいっただっきま〜す(^^)

しばらくしてやっとビール登場。それじゃ改めてカンパ〜イ!

そして肉料理でセルフチャンプルー。ステーキも焼いてもらった。これを2ラウンドほどこなし
さらにもう一度オードブル系に戻ったが、ここでとったムール貝は生臭くていまいち。たいきも不味いと言っていた。

食事をしていると、流しの楽団がレストランに入ってきて1テーブルごとに何かを演奏している。こういうのってチップとかあげなきゃならないのかな、なんて色々悩むので苦手なんだよな。別に演奏して欲しくもないし間も持たないし・・・

いよいよ次はうちらのテーブルってところで僕は一人たいきとひー子を見捨てて脱出(^^;
さっきたいきが食べていた美味しそうなスープ麺を作ってもらいに行った。

みんなはと見るとまんまと楽団に取り囲まれ、なんかの曲を演奏されている。いなくて良かった〜

 楽団が席を離れたところで席に戻り、二人の恨みがましい視線を受けながら汁麺をすすると見た目通りに意外と辛い。たいきも良くこんなの食べたなあ・・・出汁も海老出汁でいまいち苦手だったけど、まあ演奏につき合わされなかっただけでも良かったか。

 ここで仲良くなったウェイターのお兄さんはインドネシア出身で昔日本にいたことがあるらしい。どこ?と聞いたら石垣島だそうだ。きっとクラブメッドとかにいたんだろうな。世界中をまたにかけて飛び回っているようでうらやましい。
 彼の夢は豪華客船のクルーとして世界中を回ることだそうだ。いいなあ。僕もそんな生活がしてみたいぞ。

 仲良くなったついでに3杯目のビールを注文してデザートを取りに行く。ここはデザートも選り取りみどり。ついつい欲張ってしまう。

 こんな生活してたら僕もたいきもあっという間に0.1t超えてしまうだろうな(^^;

 デザートもいっぱい食べてお腹はもう破裂しそうだ。それじゃご馳走様、元は取れたかな、なんて考えてしまう所がセコイが、まあ本心なんだからしょうがない。さっきのお兄さんに笑顔で見送られながらレストランを出た。あ〜ぐるじ〜〜

 このまま部屋に戻ってひっくり返りたいところだが、たいきとの約束があるのでビリヤードルームに寄ってみるとこにする。中では欧米人のグループが遊んでいるが、空いている卓もあるかも、とたいきはいそいそと部屋に入っていた。

 と!さっきまで空いていたはずの入り口のガラス扉が閉められていて、たいきは思いっきり激突!

 あまりの痛さに崩れ落ちてしまったたいき。そのぶつかった音にびっくりして中にいた欧米人やアウトドアデスクにいたさっきのお兄さんも飛んできた。欧米人は扉を閉めてしまっていた事をしきりに謝っている。こういうところ、中国人と違って好感が持てるよな。

 取り合えず近くのソファーに座らせたが、たいきはびっくりしたのと痛さのせいでシクシクないている。まあ意識もしっかりしてるし問題ないだろう。

 アウトドアお兄ちゃんが大慌てで冷たいタオルを一杯持ってきてくれたので患部を冷やす。ありがとう〜。しかしすごい音だったねえ・・・

 たいきはこれですっかり意気消沈してしまったのでもう部屋まで歩いて帰るのは無理っぽい。レセプションの前に止まっていたカートで部屋まで連れて行ってもらうととそのまま泣き寝入りとなってしまった。かわいそうだけどなんだか笑っちゃうなあ・・・(^^;

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