なめちゃいけないジャングルトレッキング |
入り江を越えて向こうの山の所まで砂浜を進むと、こんなところに、というような感じで森の中へ続くトレイルがあった。今までの明るく開けた世界から、急に薄暗い森の中に向かって道は伸びている。どうもここに入るようだ。なんだか急に本格的になってきたぞ。道端の草には今まで見かけなかったチョウが止まっていた。 木の上の方がガサガサいうので見てみると、サルがこっちの様子を伺っている。 一行はジャングルに分け入り森の中の細い道を歩き始めた。これじゃ本当のジャングルトレッキングだ。 ガイド君にどんな鳥が見られるのか聞くとやっぱり見所はシャーマらしい。 が、しばらく進むと道の傾斜が強くなってきた。 さっきのビーチで既にバテていたたいき、「もう嫌だ」と言い出すんじゃないかと心配したが、汗にまみれ俯き加減になりながらも頑張って付いてくる。まあ僕もプラス12kgほどのロクヨン+三脚を担いで歩いてるんだからたいきも頑張れ! 三脚が肩に食い込んで痛いのを我慢して頑張って上り続けていくと、大木のある広場でガイド君が立ち止まってくれた。 ミネラルウォーターを飲んで一息ついていると、谷を挟んだ反対側の斜面にリスがいる、とガイド君が教えてくれた。 一方ひーこはトカゲを発見!おお〜、ギザギザしててかっこいいじゃないか。キノボリトカゲよりかなり大きくてトッケーくらいある。モリドラゴンの仲間かな。しかしさすが擬態破りのひーこと言われるだけあるよなあ。ガイド君は気づいてなかったみたいだもんね。リスよかこっちのほうがポイント高いぞ! 一休みしてちょっと元気が戻ったら、尾根までもうあとちょっと頑張ろう! そのうち「登り切った!」という感慨もないまま道はいつの間にか下りになっていた。どうやら峠は越えたようだ。 また登り、 と言う険しい道がつづく。これのどこかお気楽ジャングルウォークなんじゃい。 そんなアップダウンを繰り返しながら高度を下げていくと、道に寄り添うように流れていた小川の そんな風にテンションをあげてがんばるが、やっぱりこの暑さはしんどい。 川の水量はますます増えて行き、暑さはますます激しくなってゆくので やがて道の傾斜がゆるくなり、周りの木々の高さも低くなってきたと思ったら突然工事中の道路に出た。 道路の上をハエみたいにヒュンヒュン飛び回っている小さな昆虫はハンミョウだ。日本のに比べるとちょっと地味かも。 道端に止まっているのはまたもやシロオビアゲハ。蝶はこればっかりだな。これは後翅に赤紋が見えるからメスか? この道からまだ作りかけのリゾートと思われる施設に入ってゆく。 するとその先はちゃんとしたリゾートホテルだった。 海岸の松の木には人馴れしたリスの姿が見える。さっきのジャングルの中でも何回か見かけたが、 湾の上をシロハラウミワシが渡ってゆく。昨日も見た風景だな。 さあ、一休みもしたし喉もカラカラ、おまけに暑くて死にそうだ。 海はうちらのホテルの周りのほうが綺麗そうだがここのビーチは活気があってボートもたくさん泊まっている。 桟橋の先のほうまで行きホテルに戻るボートに乗り込むと、たいきは「酔う酔う酔う」と大騒ぎだ。船苦手だからねえ。 でもいざボートが走り出したら 風があまりに気持ちよくて船酔いなんてしている余裕はなかったようだ。極楽極楽♪ そして10分ほどであっという間にうちらのホテルに到着。ほんと疲れたなあ。 |