目指すはマーライオン

一息つきながらガイドブックのシンガポールの地図を見ていると、ここからマーライオンまで意外と近そうな事に気づく。

川沿いに行けば着けるので道に迷う事もなさそうだ。ひーこは前に歩いた事があるそうで、そんなに遠くはないという。
それじゃ散歩がてらちょっと行ってみようか。

というわけでホテルを出るが、あまりに暑いので慌てててクーラーの効いた向かいのショッピングセンターに避難する。
さすが赤道直下。直射日光も半端じゃない。
この猛暑じゃマーライオンまでたどり着ける自信、いきなりなくなってきたなあ・・・

まあ行ける所まで行ってみようかと川岸に出てみると、こちらは川を渡る風が吹き抜けていて意外と過ごしやすかった。

川沿いの道は広々として開放的、対岸にはクラークキーのカラフルな街並みが見えなんともいい雰囲気だ。

街路樹からチーチーと聞きなじみのある声が聞こえてきたので声の主を探してみるとメジロだった。
ムラサキタイヨウチョウじゃない小鳥を見るのは久しぶりだ。

下流に向かって歩き始めるしばらく行くと橋の下をくぐりぬけるトンネルがあった。日陰は涼しくて気持ちがいい。
 このトンネル、自転車に乗って通過するのは禁止だそうで、違反した場合は罰金1000$と書いてある。
さすがルールに厳しいシンガポール。反対から来た自転車の人はちゃんと押して歩いていた。

こんな橋の下のトンネルをいくつか越えると周りの雰囲気が急に変わった。
川岸にはオープンエアーのレストランが並び、雑然とした街並みの向こうには近代的な高層ビルが
そびえる不思議な空間。ここらへんはボートキーと呼ばれるナイトスポットだそうだ。

中華レストランが多いようで、道を挟んで川と反対側の店先には水槽が並び、
大きなイセエビやカニ、魚などが泳いでいた。水族館みたいで見ているだけでも面白い。

ここにいるカニはカニチリになるんだろうな。カニチリといえば今回こそはJAMBOシーフードのカニチリを食べてみたいと思うが、人気有名店のことだから予約を取れるかも怪しいもんだ。もしダメだったらここいら辺で食べてもいいかもね。

ボートキーを過ぎると再び周りは一気に開けた。道路のほうは洗練された雰囲気のビジネス街って感じ。

そしてここにシンガポール名物、デブの鳥の彫刻があった。こんなところにいたんだなあ。
ちなみに手前にいるのはすごく似てるけどデブの鳥ではない・・・ほんと似てるけど(^^;

 ここから先はちょっと道が分かりにくくなってきたが、川から離れないようにホテルの軒先をかすめるように進んでいく。
暑さもそろそろこたえてきたぞ。マーライオンはまだかなあ・・・

と、前方にマリーナベイサンズが見えてきた!マーライオンがいるのはあの袂、もう少しだ。

橋一度川岸に下りて橋をくぐる。

すると団体観光客がにぎやかな広場に出た。そしてその先にあったのは・・・

マーライオンだ〜!やっと到着。来ようと思えば来れるもんだねえ。みんなも良くがんばった!

前回サンズから見下ろした時は池のような湾の端っこにたたずむ小さな置物のようだったマーライオンだけど、
近くで見ると中々立派なもんだ。ちゃんと水も吐いてるし、目の前の湾もちゃんと海に見える。

その海の向こうには巨大なマリーナベイザンズがそびえている。高いよなあ。
あまりの高さに思わず変なポーズを取ってしまうひーこ・・・あっ、サンズの真似してたのか(^^;

突然の轟音に空を見上げると、2機編隊のF-15がサンズの上空を通過していくところだった。
スカイガーデンがまるで秘密基地のカタパルトのようでちょっと萌える画だ。

空を飛ぶものは他にもいた。数羽のシロガシラトビがはるか上空でのんびり輪を描いていた。
ここでは湘南のトビのような存在なのだろう。

ここでみんなでマーライオンモノマネ選手権だ。たいきはみんなの姿を良く見ているだけあって中々上手だね。

でもやっぱりここは場数を踏んでいるマーライオンプロのひーこさんにかなうものはいない。
が、あまりにリアルすぎるのでここに載せるのは止めておこう(^^;

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