ナンヨウショウビンアオショウビン♪
 桟橋から戻り、ふたたび海岸沿いを走り出すと、ひーこが「ナンヨウショウビン!」と言って急停車。
 今通り過ぎた木に止まってたと言うので半信半疑で戻ってみると、ほんとだ!いい感じの所にナンヨウショウビンが止まってる!ひーこえらいぞ、良く見つけたねえ。とほめてやると、うれしそうに尻尾を振るひーこ(実は尻尾はない)。これからもこの調子で頑張って見つけるように!

 そこから先は頭上に覆いかぶさるように植わっていた並木がなくなり、
その上雲間から太陽も顔を出すようになり、あたりの雰囲気は急に明るくなった。

 ますますいい気分で調子に乗って走り続けていくが、時計を見るともう3時だ。
そろそろ戻らないと延長料金取られちゃうぞ

 と言うわけでここから引き返す。来る時はご飯食べたり桟橋に寄ったりと色々寄り道をししながらちんたら来たけど、
まっすぐに帰ればほんの10分ほどに道のりのはず。頑張って帰ろう!

 結構なハイペースで帰路を急いでいると、ひーこが再び「ナンヨウショウビン!」と言って急停車。また見つけたの!?
 どれどれ、と引き返すと、ほんとだ!またナンヨウショウビン!ひーこ今日は絶好調だなあ。しかもかなり近くて昨日のスンゲイブロウより全然条件がいい。ほんとに50−500mm持ってきておいて良かったよ。

 その先でもまたまたナンヨウショウビン!ひーこマジえらい!と褒めまくるとすっかり絶好調になったひーこ

 調子に乗って今度は「キツネ!」と言って急停車・・・それは犬じゃない??

 少々調子に乗りすぎてる感があるが、しかしその後また「青いやつ!」ですっかり威厳を回復。
 今度はなんとアオショウビンだ!しかもメチャ近。なんだか昨日スンゲイブロウで大汗かいて歩き回ってたのが馬鹿らしくなってくる。鳥に関しては今日が遠征期間中一番充実しているようだ。イーストコーストまで来て良かったよ〜

 鳥撮りに熱中しすぎてちょっと時間をとり過ぎたが、その後頑張ってなんとか制限時間以内にレンタサイクルへ到着。
 無事基本料金だけで返却でき、免許も返してもらった。最後にちょっと飛ばしたからたいきは疲れたみたいだけど楽しかったよねえ。

自転車を返したあとはブラブラ歩いてタクシー乗り場を探す。途中自転車では乗り入れられない砂浜に出てみると椰子の木なんかが生えていてほんとに南の島のようだった。

しかしここはシンガポール海峡、ビーチバレーコートのネットに止まるリュウキュウツバメの親子の向こうには
何隻もの巨大タンカーが行きかっていた。

 そのあと、すぐ足元まで寄ってきたとても小さいチョウショウバトを撮ったのを最後にビーチを離れる。

 並木の切れ間を見つけて公園沿いの道路に出ると、丁度空車のタクシーがやってきた。手を上げると止まってくれたので乗り込むと、なんだか寡黙なメガネの若者が運転手だった。走り出してしばらく、車内を沈黙が支配する・・・

 しかしサンズの所のジャンクションで、ひーこにF1コースみたいだね、と言うと運転手さんは急に反応し「Yes! It's Formula 1course!」とノリノリになってきた。「日本人か?」というのでそうだと言うと、「俺はナルトが好きなんだ!」としばしアニメ話で大盛り上がり。どうやらオタクドライバーだったようだが、アニメネタなら知ってる単語も多いので言っている事が良くわかるので、こちらも結構楽しかった。

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