憧れのジャンボでカニチリ
 川沿いの道に出て下流に向かってブラブラ歩いていくとジャンボシーフードの支店があった。さっきのイーストコースといい色んな所に支店が出てるんだな。

 ちょっと見たところ空いていそうだったけど、きっと予約でいっぱいなんだろうな。ためしにひーこが空席があるか聞きにいってみたら、1時間半限定なら席が取れるという。生憎オープンエアではなかったけど階段の裏とかではない一応ちゃんとした席みたいだ。どうする?ちょっと早いけど一度ジャンボのカニチリは食べてみたかったんだ。入っちゃおうか?

 と、満場一致で決定。早速お席に案内される。高いんだろうけどこんな店だ、当然カードが使えるだろう。
 一度食べてみたかったジャンボシーフードのカニチリ、一体どんだけ美味いんだろう、期待が高まる。

 うちらの席はたいき憧れの回転台付きの中華テーブル。ウエイトレスさんの教育も行き届いているようでソツがない。
 でも周りを見回すと、現地添乗員と思われるおばちゃんとかに連れてこられたパックツアーの人ばかり。なんだかイメージが違うなあ・・・

 ともあれタイムリミットは1時間半、早いとこ注文しなくちゃ!まずはもちろんタイガービール。そしてツマミにサテと豆腐の揚げたやつ、それにもちろんカニチリと黄金チャーハンの大を注文し、運ばれてきたビールでまずは乾杯!

 たいきは相変わらずお腹の調子がよくないようで炭酸抜きのジュースを頼んだが、そのわりにお通しで出てきたピーナッツは貪り食べている。食べ物を前にすると理性がなくなっちゃうのか?

 そしてきたるべきカニチリに備えてジャンボエプロン装着。

やがて豆腐の揚げたの(厚揚げではなく唐揚げみたいだった)の次に本命カニチリ登場!でっかいねえ。

カニチリと一緒にウーロン茶が入っているというフィンガーボールも運ばれてきた。さすが高級店。
お替りのビールも運ばれてきたのでうわさのカニチリをいただきます!

 カニバサミをつかみ悪戦苦闘して身をほぐしにかかるがこれがめちゃくちゃ剥きにくい。手もチリソースでべチャべチャになるのでフィンガーポールとエプロンは必須のようだ。

 一生懸命ほぐしたものの、後から来た黄金チャーハンにカニチリを乗せて食べてみると、小さな殻の破片が口の中に残って気持ち悪い。なんか身離れが悪いんだよな。それに時間が限られているので、急いで食べなくちゃと思うと焦って味も良くわからない。美味しいような気はするが・・・

 一通り食事を終える頃を見計らってウェイトレスさんが「お茶かお水はいかがですか?」と聞きに来てくれた。ここらへんは気が利いてる。みんな冷たいお茶でお願いすると、すぐにジャスミンティーが運ばれてきた。これで制限時間には間に合いそうだ。ほっとしてお茶を飲みながらお会計を頼んだ。

 そして渡されたレシートを見ると、カニチリに関してはこれだけのものだからこれくらいはしょうがないかな、って程度の値段だったが、最初のビールについてきたピーナッツはなんと別料金!誰も頼んでないぞ〜さらに今飲んでいるジャスミンティーもチャージされてるじゃないか。せっこいな〜

 味も期待していたほどじゃなかったし、ここは銘店ってより団体向けの大規模店だな。まあそれが分かったってだけでも来た甲斐があったよ。お腹はいっぱいになったしね。今度シンガポールでカニチリを食べるんだったらボートキーの岸辺の席が面白そうだ。

 急いでご飯を食べたので、店を出てもまだ外は明るかったが、川沿いをブラブラ散歩しているうちにだんだん日も傾いてきた。

赤道直下だからか、日が沈み始めてから暗くなるのはとても早い気がする。

 あたりはあっと言う間に暗くなりイルミネーションが綺麗に輝きだした。何度見ても綺麗な風景だ。

シンガポール最終夜、折角だからもう一杯飲みなおそうか、という事になり、セントラルにある野外のバーに入る。
ひーこは贅沢にシャンパン。ここは世界各国のビールがあるそうなので、僕は気分を変えてシンハを頼んだ。

たいきはアイスを食べたいけれど、お腹の調子が良くないのでほんのちょっとで良いという。
しかしメニューに乗ってたのはでっかいのが2つ乗ったボリュームたっぷりのやつ。ウェイトレスさんを呼んで
このアイス一個だけってのはもらえないのか聞いてみたのだが無理だという。
おまけに炭酸抜きのジュースもなかったので仕方なくジンジャエールを注文。炭酸はお腹に良くないんだけどなあ。

そして夜景をバックに行きかう人々を眺めながら異国情緒に浸っていたのだが・・・

 元気そうにしていたたいきのお腹がいきなり限界に達してしまったようだ。ひーこはまだ夜景を眺めて
いたそうだったのだが、それどころじゃなさそうなので大人のイブニングタイムはこれにて強制終了。
大急ぎでホテルに戻り、シンガポール最終夜は終わったのであった。

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