男子2名と朝散歩
 結局昨晩は上の階の大騒ぎも無くゆっくり眠れたのだが、早朝4時ごろ、ベッドのサイドテーブルにおいてあったシンハの空き缶からカサカサ音が聞こえてきて目が覚めた。なんだろうと見てみると、缶の入り口あたりをゴキブリが動き回ってるじゃないか、うげ〜〜どうすっかなあ・・・と悩んでいるうちに、ゴキブリは缶の中へと入り込んでいった。よっしチャンスだ!と隣にあったもう一本のシンハを上に乗っけてフタをする。これで一安心、でも寝ぼけてひっくり返さないようにしないと。

 さあそれじゃもう一寝入り、と思ったら缶の中でゴキブリがカサカサカサカサと暴れだした。きもちわりい〜
 この音を子守唄に寝られるほど図太くはないので、2階建ての缶を持って慎重に窓を開け、ベランダに出す。
これで一安心、でもすっかり目が覚めちまったよ〜

 結局そのまま眠れなくなってしまい、待ち合わせ時間5分前にたいきをたたき起こすと今日はカメラだけ持って外に出た。

 しかしと言うかやはりというか、そこで待っていたのはAちゃんだけ。しばらく待ってみたものの誰も来ないので、3人で散歩に行く事にする。

 早朝の浜にでると、所々から角のような目をした10cmくらいありそうな白いカニが顔を出していた。
中々警戒心が強くって、ちょっと近づくとすぐ穴の中に逃げこんでしまう。

 さらにその子分みたいな小さい奴もすごいスピードで走り回ってる。それを捕まえようとするAちゃん。どっちもすばしっこいね。たいきもちょっと位頑張ろうとしてみたりできないのかねえ・・・

 そしてついにチビガニはAちゃんの軍門に下ってしまった。しかも2匹。あとでKikに見せるんだということで、
落ちていたペットボトルを拾ってカニ入れにする。

 それじゃ次は昨日かるろすと昇った階段の道をそのままずっと先まで行ってみよう。
一昨日はヒーヒー言いながら登った道だが、今朝はアルコールも入っていないので割りと楽だ。
意外にもたいきも平気な顔をして登っている。一昨日の僕とかるろすはよっぽどヤラレてたんだなあ

 朝の森からは昼間には聞こえなかった鳥の声が色々聞こえてきて、なんだか本当に深い森の中にいるような気分になる。子供達も探検気分を堪能できてるんじゃないかな?僕としてはもっと本腰を入れて声の主を探したい所だが、今日のところは控えておこう。夕方からは鳥浸りの生活が待ってるからね。

 一昨日降りたところを通過してそのまままっすぐ行けば岬の向こうに出れるかと思っていたのだが、予想に反して道は行き止まりになってしまった。そこから先は工事途中のようだったが、よく見ると海側に向かって踏み跡がついていたのでそちらに行ってみると、藪の向こうは開けた一枚岩になっていた。昨日かるろすと来た場所のもっと先のほうだ。

 少々急ではあるが、グリップのいい斜面を降りて一枚岩の上に立つ。なんか達成感あるなあ。

 今日も潮は満ち気味だが、さすがにここまでは波しぶきも飛んでこないようだ。岩肌も乾いているため、昨日の朝みたいにすべる心配もなく歩き回れる。釣りもここからしておけばよかったかな。

 波打ち際を見下ろすとトビハゼみたいな魚が何匹も岩の上を歩いているのが見えた。でもこれは水溜りに中に一杯いたギンポっぽいな。トビハゼ以外にも水から出て動き回れる魚っているんだね。

 それじゃホテルの方へ向かって歩いていこうか。そうしたら昨日かるろすと降りた所があるはずだから、そこから上の道へ戻る事にしよう。

 しかしその登り口が中々見つからない。どこだろうか・・・なんか引き返すのも癪だし、このまま海沿いを進んでまた昨日のツルツル地獄に陥るのもいやだしなあ・・・
 と思いながら斜面のうえの藪の切れ目をチェックしていくと、もう一段岩をよじ登った所にそれらしき場所を発見。

 そこを入っていくと無事さっきの上道まで戻ってくる事ができた。二人ともお疲れさん

 ここから先はまた安全な道。子供二人を連れて怪我でもさせたら大変だと内心結構心配してたのでホッと一息だ。
 ここでAちゃんがトカゲを発見。体長は15cmくらいだろうか。やっぱり南の島に住んでる奴は綺麗だな。

 そのあと無事ビーチまで戻った僕と子供二人。後は子供だけで散歩すると言うので、危ない所には行かないように言い聞かせる・・・と言ってももうすぐ2人も中学生なんだから、そんなに心配する事もないか。

 それじゃ後は適当にやっておくれ。僕は久しぶりに鳥撮りに専念させてもらおうかね。

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