5年ぶりのモラコットリゾート!? |
やがて道の向こうに懐かしいモラコットリゾートのレストランが見えてきた。ほんとに戻ってきたんだなあ。まさか2度来るとは思ってなかっただけに感慨深いものがある。到着時刻はまだ5時前。ずいぶん早かったねえ。 運転手さんに料金の3800バーツキッカリを支払うと「これ全部会社に渡さなきゃなんないんだよね〜」と暗にチップを要求してきた。遅刻しといて何言ってんじゃい!こっちも余裕ないんだよ。と内心はつぶやきつつ、笑顔で「そっか〜」とうなづきを返すだけにしておいた。それじゃ31日朝7時30分にマリタイムのロビーで!絶対遅刻しないように!と念を押してタクシーを見送ると、食堂の奥へ向かう。 と、そこには懐かしいおばちゃんの顔が!予約してたORATです〜と声をかけると、ちょっとシャイなのか愛想がないのか微妙な反応も5年前と一緒。前に来た事あるんだよ、と言うと、なんとおばちゃん覚えてるよ、と言ってくれた!うれしいな(^^) そこへRICKさんとにゃっちさんがやってきた。庭で鳥撮りをしていたようだ。会えてよかったよ〜 再会を喜ぶのもつかの間、RICKさんが「なんかすごいんだよ」と言う。何が?と聞いたら「部屋が」だって。どうすごいんだ?そういえばにゃっちさんが予約してくれた時、高い部屋と安い部屋があって高い部屋を予約してくれたって言ってたんだよね。もしかしてちょっと綺麗になったのかな? まあとにかく部屋に行っていよう。おばちゃんが重たいスーツケースを引っ張って案内してくれる。そして現れた小屋。 そうそう、この部屋だよ。色を塗り替えたみたいだけど、あの時とかわらんねえ・・・でも大丈夫、覚悟はできてるから! でもおばちゃんは心持ちニヤけながら小屋の前を通過。そしてそのまま敷地内をぐるっと回ってたどり着いたのが・・・ なんじゃこりゃ〜〜!白亜の豪邸じゃないか!おばちゃんに「新しいの?」と聞くと少々誇らしげに「Yes」との返事が。 さらに部屋に入って驚いた。めっちゃきれいじゃん!なんだよこれ!これじゃサバイバルになんないよ! 広々とした明るく清潔感あふれる室内にはセミダブルのベッドが余裕をもって2台設置されている。あの小屋の、スーツケースを広げたら足の踏み場がなくなってしまうような、タイル張りの入院病棟みたいな部屋とは雲泥の差だ。 さらにテレビはBS付きの液晶。そして冷蔵庫まであるよ!氷をもらってビールを冷やそうと思い折りたたみのクーラーバッグまで持ってきたけど全然いらないじゃん! さらに驚愕すべきはトイレ!な、なんと水洗だよ!桶がないよ!バケツもないよ!
そしてシャワーも独立したブースに分かれていた。前はトイレと一緒でシャワーを浴びると便座がびしょびしょになってたもんね。さらに湯沸かし器までついて、温水シャワーが浴びられる! これでモラコットリゾートは名実共に本当に「リゾート」だね。こんな快適生活想像もしていなかったのでもう嬉しくて嬉しくて・・・きてよかった〜(^^) RICKさんたちも予想外の綺麗さに肩透かしを食っているようだ。それじゃまたあとで庭で会おう、と約束をして部屋でひと休み。とりあえずベッドに寝転んでみる。きもちえ〜〜! さあ、それじゃ折角来たんだから出かける用意をしようかね。スーツケースを開け、日本を出て初めて三脚を取り出す。足を伸ばすと気合入るな。鳥撮りモード始動、って感じだ。同じようにカメラリュックからこれも今回初のロクヨンとD3を取り出し組み立てる。そして三脚にセット。ポケットにテレコンを忍ばせ手足に虫除けスプレーをかけたら準備完了。それじゃ出撃だ! 部屋から出るとすぐそこでRICKさんとにゃっちさんが待っていてくれたので、とりあえず食堂に向かう。 炎天下の庭はちょっと歩いただけでも汗だくになってしまうのだ。それにお腹も痛くならずに無事ここまでたどり着けたお祝いもしなくちゃ。いきなりのビールにちょっと引き気味の二人に見守られながらおばちゃんにシンハのSを注文。これで50バーツだ。安い。 あまりのうまさの一息で飲み干してしまった〜。それじゃ鳥撮りに行こうかね。 昼ごろ着いたと言うRICKさんたちによると、今日はまだコサメビタキしか撮っていないそうだ。この暑さじゃねえ。 小屋の横を通り池に出ると、ジャワアカガシラサギが飛びたったが、カワセミ系の姿はないようだ。 ここで僕の5年前情報とRICKさんたちが今日来て歩き回って調べてくれた情報を照らし合わせながらルリカワセミの登場を待ってみたが、なんか出てきてくれる気がしない。こりゃダメだな。 そのうち空が晴れているにもかかわらず、雨がポツポツと降り出した。時折雨脚が強くなったりまた降り止んで青空が出たりと不安定な空模様だ。 しばらく様子を見ていると、あまり色鮮やかとはいえない枯葉見たいな蝶がやってきた。バナナに止まっている所を見ると、あんなに干からびていても何がしかの魅力は残っているようだ。 そこにこれまた5年前、ここからモラコットの入り口まで送ってくれたおばちゃんの妹登場。ちょっとボリュームが出ておばちゃんに似てきたかな? 昔来た事があるんだけど覚えてる?と聞くと、彼女も僕の事を覚えていてくれた。嬉しいな〜(^^) 話したついでにこのバナナだけど、この状態で鳥が来るの?と聞くと、「あーこれじゃダメね」と言って新しいバナナを刺してくれた。ありがとう!しかしずいぶん前の事なのに、みんな覚えていてくれるもんだな。なんだか感動しちゃうよ・・・ さあ、新しいバナナの成果はどうだろう、と思ったら、すぐに周囲に小鳥の姿がちらつき始めた。やっぱ干からびたのじゃ鳥にはダメだったようだ。 周りの藪の中にはメスの姿も見える。こちらはオスより地味で、軽く下腹にオレンジ色が残る程度。 やがて雨が止み青空が顔を出すと、こちらはバナナ狙いではないようだがセアカハナドリも木の上のほうに その後もしばらく駐車場横で粘ってみたが、オレンジハナドリもこなくなってしまった。万が一の雨に備えて軒先にカメラを置くとちょっとそこら辺を見て回る。入り口の所の小さなお寺は10年前よりちょっと飾りが増えていたものの、ほとんど変わらない姿で立っていた。 夕日に照らされたハイビスカスがとっても綺麗だ。やっぱりここいら辺はプーケットより空気も綺麗な感じがするな。 すると再び雨が・・・今度は雨粒がかなり大きい。それでも道路が太陽に焼かれ暑く熱せられているので、雨粒は落ちる端から乾いていくようだ。 |