やっと出会えたウワサのYotin |
上の階の大騒ぎもなく、ゴキブリがかさかさと動き回る事もなく、寝相の悪いたいきの足蹴りに起こされる事もなく、久しぶりにぐっすり眠れて目覚めた時は気分爽快。新生モラコットはほんとに居心地が良い。 トイレシャワーの使い方に四苦八苦しながらも出すものを出して出かける準備は完了。外も薄明るくなってきた。 今回の機材はメインのロクヨンとD3,1.4Xテレコン、それに初日という事もあり、サブにはパワーショットG12だけという比較的軽量な装備にしておく。どれくらい歩くかわからないからね。とはいえロクヨンとD3と三脚だけでも十分重たいけど・・・ 外に出るとドアの下にはハネアリの群れが落ちていた。これだけいたのに一匹も部屋には入ってこなかったんだからモラコットの建てつけは大したもんだ。 空にはまだ月がくっきりと浮かび、昨日の雨のせいか空気はしっとりとしていていた。 三脚にロクヨンを装着し、それを担いで待ち合わせ場所に行くと、既にRICKさん、にゃっちさんが来ていた。そしてその横にいる恰幅の良いおっさん!彼がウワサのYotinか!やっと会えた〜 みんなに合流し、はじめまして!会いたかったです!と握手をすると「昨日の晩会っただろ」と愛想のない返事。だったらあの時挨拶くらいしとけよな〜 まあいいや、それじゃ車でポイントまで移動かな?と思ったら、Yotinは先に行ってるからおまえらはKNCの入り口のとこまで歩いてこいという。そうなの〜〜!?あの車だったらうちら3人くらい乗れそうだけどなあ・・・なんかいきなりスパルタじゃないかい? しょうがない、ここは歩くしかないか。重たい機材を担ぎとぼとぼと朝焼けの道を歩いて駐車場に着くと、Yotinはすでに自分の機材のセッティングを終えて待っていた。ガイドさんというとスコープを持ってお客さんに鳥を見せるスタイルが普通だが、彼の機材はEOS7DにISナシの500mmのF4.5。ちゃんとレンズコートも着けていて、なんだか鳥撮り仲間のようだ。うちらが3人ともウォッチングではなく撮影するスタイルだったからそれに合わせたってことなのかな。 それじゃここからはYotinも一緒に歩いて鳥撮り開始だ。まずは駐車場から坂を下ってKNC入り口のゲートへ。 早朝のゲートは人がいないので横の隙間をすり抜けるようにして中に入ると、5年前と同じように綺麗な川が流れていた。 モラコットポンドに向かうメインロードをちょっと行った所で一行はわき道に入った。この道、5年前に迷った道のような気がするなあ。この道をしばらく行くと、先行していたらしい昨日の欧米人グループに遭遇。年配の方が多くペースがゆっくりなので、失礼して追い抜かせてもらう。 その後はひたすらシャングルのシングルトレックを歩き続ける。太陽が昇るにつれジャングルの中は気温が上がり蒸し暑くなってきた。いい加減疲れたなあ、と思った辺りで一休み。 ここでYotinがカメラに残っていたPittaの画像を見せてくれる。と、そこにはキマユシマがくっきり写ってるじゃないか!さらにGurney's
Pitta のメスとのツーショットまで!こんなの撮れたら幸せだなあ。 こちらがそのYotin。ちょっとつのだひろに似ている太目のおっちゃんだ。珍しく微笑んでいるので撮ってみた(^^; Yotinから、ここからは歩きにくくなるから三脚の脚を縮めろ、との指令が出た。ははっ、仰せの通りに! それでは疲れも少々とれたので、再び出発。しかしここからが辛かった。 まっちゃんが出てきたってことはブラインドも近いのだろう。Yotinからは三脚の脚をさらに縮めろ、全部縮めろ!との指令が出た。はっ、仰せの通りに! そしてYotinからさらなる注意事項の説明がある。一言で言うと、中ではとにかく静かにしてろっ!動くんじゃないっ!ってこと。了解しましたっ それじゃブラインドまでご案内、よろしくお願いしますっ! |