憧れのカザリショウビン |
クーラーの効いた部屋で1時間ほど昼寝をしたら頭も大分スッキリした。 さっき外に干した靴下やシャツはもうからからに乾いていたので取り込んでもう一度着ておく(^^; そして予定時刻の2時45分より少々早い2時30分、RICKさんが迎えに来た。もうYotinが来ているそうだ。 慌てて身支度を整えてカメラを担ぎレストランに行くと、さっきYotinが乗っていたのとは違う4WDのピックアップが止まっていた。運転席にはまっちゃんが乗っていたので、三脚を荷台に放り投げ、僕とRICKさん、にゃっちさんの3人が後部座席に乗り込む。それじゃ出発だ。 炎天下の午後3時、クーラーの効いた車での移動は楽チンだねえ。今KNCまで歩けって言われたら途中でリタイヤしてたかも。車様様だよ。 しかしそんな快適ドライブもつかの間で、舗装路を逸れて入ったパーム椰子のプランテーションの中の林道はひどい荒れようだった。 そんなでこぼこ道を走り続け30分は経っただろうか、倒木で行く手が塞がれて先に進めなくなってしまった。道は車がすれ違えるかどうかも怪しい位の広さ、両側は土手や藪に覆われUターンできるほどのスペースも無い。 そして揺られまくること10分ほど、やっと車は停車した。ここがカザリショウビンのポイントなのかな? 周りは高い木々に囲まれているが、密林と言うほどでもなくわりと明るい。 Yotinはまっちゃんと二手に別れカザリの姿を探しに行った。 林道の先からはまっちゃんが流していると思われるコールバックの音が聞こえてくる。Yotinもトランシーバーでまっちゃんに指示を出しながらカザリの声を流す。連係プレーだな。 やがてその音に答える様に、森の奥から「ピィーピィーピィー」とカザシヨウビンの声が聞こえてきた!しかも2羽で鳴き交わしているようだ。とはいえここまでは今までにもカオヤイやダナンバレーでも経験がある。でもいずれも結局姿は見られなかったのだ。 しかし慌ててファインダーに入れ3カットほど撮った所で飛んでいってしまった。それでもやっと会えてて嬉しいぞ〜。 またすぐに飛んでしまったが、次に現れた所は多少枝被りはあったものの、順光で条件は悪くない。 カザリショウビンはこの場所に長いこと止まっていてくれ、頭の毛をゆっくりと逆立てたり寝かせたりしている姿をたっぷりと堪能させてくれた。さらにコールバックに反応して「ピィーピィーピィー」と囀る姿も見せてくれてもう大満足。
思い起こせば十数年前、ランカウイのジ・アンダマンの部屋に置いてあった鳥の図版ではじめて見て依頼ずっと会いたかったがどうも縁遠かったカザリショウビン、やっと会えてほんとに幸せだ〜 心配していたスコールも今日は大丈夫みたいだ。なんかうちら今回は運がいいのかな(^^) |