恐怖のハブクラゲ

宿に戻ると今朝も美味しい朝ごはんがまっていた♪

お腹がぺこぺこだったので、食べ始めてから画像を撮っていないのに気付き食べかけを慌てて撮影。

 たいきのお勧めは豚ミソ。ちゃんとゴロッとした豚肉の塊が入っていて確かにメチャ美味しい。
 焼き魚はカジキっぽかったけど、昨日のイソマグロかな?にんにく醤油で焼いてある。
 卵焼きも美味いしゴーヤチャンプルーも最高!味噌汁はかまぼことアオサ入り。出汁がばっちり効いていてマジウメ〜

 生卵に納豆を入れたのさえ美味いのはなんでだろ?今日もご飯3杯お替りしてしまいお腹いっぱいだ。美味かった〜

 今朝も食後のコーヒーを淹れてもらいゆっくり飲になからおばちゃんと喋っている時「昨日ハブクラゲっぽいのを見た」と、その形を説明すると、ハブクラゲで間違いないそうだ。本当は8月になってから出て来るんだが今年は出現が早いらしい。刺されたら大変だから気をつけるようにと聞いて、たいきは少々ビビリ気味。まあそんなウジャウジャいるわけじゃないから大丈夫だと思うけどね。

 さあ、それじゃ部屋に戻って一休みしたらスノーケリングだ。この時間帯はまだ潮は満ちているのでリーフエッジまでは泳いでいかなければならない。みんなで海に入りマスクとスノーケルを付けると、ハブクラゲがいても分かるように、前方に目を凝らしながら泳ぎ始めた。
 

 少し沖に出ると水草の生えた海底にウミヘビ発見。シマシマが綺麗だ。海底に頭を突っ込んでうねうねとしている。

幸いたいきは気付いていないようなので、このまま知らせずにおく。またびびったらめんどくさいからな。

 ひーこはどんどん一人で先に行ってしまったので、残された僕とたいきはのんびりと泳いでいく。
すると陸の方から何か放送している声が聞こえてきた。なんだろう?と立ち上がって耳を澄ますと、陸の防災無線のスピーカーから流れてくる声の主は竹富町役場だった。
 内容はタイムリーな事に「ただいまハブクラゲが発生しているので十分気をつけてください」だそうだ。よりによってハブクラゲにおびえながら泳いでいる時にこんな放送聞かされて、たいきのビビリ度は最高潮に達してしまい、岸に向かって一目散で逃げていった(^^;

しょうがないなあと苦笑いしながら僕も岸に向かって歩いていると、前方の海中に透明な揺らめく影のようなものが見えた。おぉっ、これはもしかして!とマスクを付け直し水中を覗いてみると・・・うわ〜ほんとにハブクラゲだよ・・・

透明な体から紫の毒々しい触手を何本も揺らめかせ、幽鬼のように漂っている。
放送直後の登場に僕も正直びびってしまった。こりゃスノーケリングはやめておいたほうがいいな。

一方のひーこは既にはるか沖に行ってしまったようだ。あれは刺されたら自業自得って事で放っておこう。

岸に上がると先に戻ったたいきは砂遊び中。まあその方が正解だろう。

とはいえ僕は砂遊びをしても面白くないので、波打ち際の浅場でハブクラゲに気をつけながら小魚を撮影する事にした。
いるのはハゼとかベラくらいだけど・・・

地味なやつばかりなのですぐに飽きてしまい、水から上がってひーこがどこら辺にいるか探していると、
散歩のおばさんが声をかけてきた。
観光客の方だがここいら辺には何度も滞在しているらしく、この浜の海中のことも良くご存知だった。

 波打ち際からすぐのところにクマノミがいると教えてくれたので、それじゃもう一丁頑張ってみるか。とハブクラゲを恐れつつも海中に戻り10分ほど捜索した結果、イソギンチャクとカクレクマノミ発見!水深は1mくらいだろうか。
こんな引き潮の時には干上がっちゃいそうな所でも、クマノミとイソギンチャクは生きいけるんだなあ。

 折角見つけたクマノミだ。たいきにも見せてやろうと思い、びびるたいきをなだめすかしながら無理やりポイントまでつれて行くが、よっぽどハブクラゲが怖いようで「ああ、見た見た」といってすぐに陸の上に逃げていってしまった。
あの逃げっぷりだったら足の捻挫もほとんど治ったんだろう。まあ良かったよ。

 時計を見るともう11時。西表を出る船は確か12時35分だ。そろそろ部屋に戻っての持つの片付けを始めた方が良いかも。しかしどこまで行ったのかひーこは戻ってこない。
 沖のほうに目を凝らしてもどこに居るのか全然分からないのでだんだん心配になってきた。もしかしてサメにでも喰われちゃったかなあ・・・

とやきもきしながら待っていると、10分ほどしてひーこ帰還。無事でよかった〜。さあそれじゃ片付けだ。

 部屋に戻ってシャワーを浴びて着替えると、びしょびしょになった海パンやスノーケルの道具を干して乾かしてからスーツケースに仕舞い込む。撮影機材もばらしてリュックに収納。着替えもスーツケースにとりあえず詰め込んで、それを2階から降ろして車に乗せる。そして最後に清算を済ませたら12時25分になっていた。これでガソリンを満タンにして港に向かえばギリギリセーフかな。

 

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