乗り遅れた〜

 そしておばちゃんたちに見送られながら宿を後にして港の側のガソリンスタンドへ行く。
ガソリンを入れてもらっている間、ダッシュボードに入れたあった高速船の時刻表を再確認すると、出航時間は・・・

ん?12時30分?今は・・・12時29分・・・

やべ〜間違えてた!35分は船浮行きの連絡船の時間だった〜

しかしとき既に遅く、急いでガソリンを満タンにして港に着いたときには既に高速船は桟橋を離れていく所だった。
あ〜あ、今度はほんとに乗り遅れちゃったよ。ガックリだねえ・・・

 次の船は午後2時半。まだ大分時間がある。レンタカーの返却時間は午後1時なので、それまで荷物は車内に
おいておき、とりえず昼ごはんでも食べようか。港の周りで店を探したが、唯一営業してたっぽいのはこの食堂。

そしてまずはオリオン生!うんめ〜〜!
あまりの美味さに一気に飲み干してしまいそうだったので急ブレーキをかけなけらばならなかった。

そして料理が来るまでの間に、石垣島で離島桟橋に迎えに来てくれる予定のレンタカー会社にも
船に乗り遅れて到着時間が遅れる事を連絡しておいた。全く情けない話だよ・・・

やがて料理が運ばれて着た。僕とたいきはでっかいソーキが乗ったソーキソバ。

この前までソーキ嫌いで八重山ソバ派だったたいきだが、ここの所肉の魅力に目覚めてしまったらしい。

ひーこは沖縄ソバで作った焼ソバ。普通にソース味だったけど、こんなのあまり食べた事ないなあ。

朝ごはんをたっぷり食べてからまだそう時間がたっていない上、ソバが大盛りでかなり苦しかったが何とか完食。
味のほうはまあまあだけど、宿のご飯が美味しすぎたから、その後に来る料理たちは辛い立場だな。

外はメチャ暑いのでもうしばらくここで涼んでいたかったが、何せ営業してるのがこの店しかないので店内は大混雑。
そんな中ちびちびと飲んでいた残りのビールも飲みきってしまい、この状況でもう口に入れるものが何もないのはさすがに居辛いのでお会計をして外に出た。

う〜〜あづい〜〜

それじゃ船が出るまで港の待合室にいるとするか。

車に行って荷物を引っ張り出し建物の中に入るが、う〜クーラー入ってないじゃん・・・
でも日陰だし風も通るので我慢できないほどの暑さじゃない。
居心地のよさそうなベンチに陣取り、ここをキャンプ地とする〜(^^;

 でも折角西表島にいるのにただ船の時間を待っているのも勿体無いよな。
たいきはDSで忙しいしひーこは暑さでバテているので、一人で50−500mm+D7000とルアーの釣りセットを持ってそこら辺を一回りしに行く事にした。

 道路沿いに流れている川にコトヒキでもいれば釣れるかな、と思って覗いてみると、いるにはいたが3cmくらいのチビばっかり。これじゃルアーの大きさと変わらないな。トビハゼも元気に跳ね回っているが、釣れそうな獲物はいなそうだ。

 なので隣の漁港の方に行ってみた。こんな綺麗な色の海にルアーをキャストできるだけでも幸せだ。

 小さめのミノーを選んでスロープの先にキャストしてみる。狙いはミーバイあたりだが・・・
 スズメダイのでっかいのが時折興味を示す位でバイトは全然ない。こんな南の島なんだから擦れてなさそうなのだが。

10分ほどキャストを続けたが全然アタリもないので、場所を変えてみんなのいる待合所の裏に移動。
そして海中を覗いてみると、何か黒い塊が浮いている。よく見るとすごい数の小魚の群れだ。

 これだけ小魚がいればそれを狙ってメッキくらいいるだろうと思いキャストをしてみると、狙い的中、15cmくらいの魚影がルアーを追ってきた。しかしバイトまでは至らず。でも萌える!

 高速タダ引きやトゥウィッチング、小型メタルジグでのフォーリングなど、夢中になってあの手この手で攻めてみるがチェイスはあるもののバイトはしない。悔しいなあ。

 と、そのうち小魚の群れの下に今までのメッキの倍はありそうな30cmほどのトレバリーの群れの影が現れた。あわわわわ。こりゃナントカしなければ!と思いさらに色々試してみるが、メッキが反応してくれないのにトレバリーが反応してくれるはずもなく・・・

 その後もチェイスしてくるメッキと時折クルージングしてくるトレバリーに気分はめちゃくちゃエキサイトしたものの何もつれないまま時間になってしまった。全然退屈しなくて良かったけどくやしいなあ。

待合室にいたお客さんたちが桟橋に向かい始めたので、僕も急いで釣り道具を仕舞って後に続く。

 そして乗船が始まった。来る時は海の風を思い切り感じたいとかナントカ思っていたが、昼ご飯の後はずっとクーラーのないところで汗だくになっていたので帰りは迷わずクーラーキンキンのキャビンの中へ(^^;

 そして船は桟橋を離れ、西表島はどんどん遠くなっていった。

 ちょっと寂しい気もするけれど、船内は涼しくて極楽じゃ〜

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