石垣島に帰ってきたぞ

 高速船は再び石西礁湖を跳ねるように走って行く。

真っ青な夏空に白い入道雲が立ち上り、その下は黒く霞んでいた。あそこはきっと昨日の夕方のスコールみたいな
激しい雨が降っているのだろう。なんとも熱帯な風景になんだか胸がザワザワする。

そんな景色に見入っているうちに眠ってしまい、目が覚めると間もなく船は石垣島に到着。

ここからはレンタカーでの行動になるのだが、お迎えは時間をずらしてしまったから中々来ないかもしれないなあ。
お迎えが来てもすぐに分かるようにターミナルの外のベンチで待つ事にしたがやっぱり外は暑い〜

隣に座っていた家族連れもレンタカー屋さん待ちのようで、すぐにインパルスの堤下そっくりのお兄さんが
送迎車に案内して行った。すぐに迎えに来てもらえてうらやましいなあ。と思いながらそちらを眺めていると、インパルスさんがやってきて「ORAT家さんですか?」と声をかけてきた。どうやら僕らも連れて行ってもらえるらしい。良かったよ〜

今回申し込む時は新空港店で借りたので、また白保までつれて行かれるのかと思いきや、
貸し出しは今まで通り市内の営業所でやってくれるそうだ。それは助かるなあ。

 お店に着き借り受けの手続きをしていると、インパルスさんがたいきに「君は柔道部?」と聞いてきた。
おもわず「いや、相撲部なんです」とボケていたが、やっぱりたいきは柔道部とかがあいそうだよな。
ちなみにちょっと太目のインパルスさんも柔道をやってたそうだ。

 そんなところから色々おしゃべりしたりして、手続きの間も楽しかった。とっても感じのいい人だ。「車を傷つけた時はノンオペレーションチャージがかかりますが、それを保障する保険には入られます?」と聞かれていつものように「安全運転するから大丈夫です」と微笑みながら答える。しかしこの出会いがあとで効いてくるとは思ってもいなかった・・・

今回借り受けたのはスズキのあまり聞いた事のない車種。なんか寸詰まりな感じだが省エネカーって事だ。

それじゃ気をつけて行ってらっしゃ〜い、とインパルスさんに見送られ。ひーこの運転でまずは今回止まる宿へ。

ついたのは石垣港が目の前の琉銀、の裏(^^;
一階はダイビングショップになっていて、エレベーターで2階に上がるとフロントになっている。

駐車スペースも半分道路にはみ出ているような感じで、立派なエントランスもなくビジネスホテルって感じだ。
でもまあ安かったからこんなもんか。

2階に上がるとクーラーがキンキンでこれは極楽。ビールの自販機もあって安心だ。
チェックアウトの時は鍵を受付の籠に入れて勝手に帰って良いらしい。人件費を徹底的に削減しているんだろう。

僕らの部屋は最上階の4回のトリプルルーム。エレベーターで上に上がり、ドアを開けてみると・・・

うお〜なんかすごく広くて綺麗じゃないか。いい意味で予想外♪

 リビングスペースもあるセミスィートになっていて住み心地すごく良さそう。
ひーこがネットで見つけたのだが、これはいいねえ。お手柄だよ。

リビングにはロッキングチェアまであり、これはたいきも大喜びだった。

ここで思いっきり寛ぐために必要なのはビールだ!
それに石垣に来たらまずここにいっとかないと始まらない、ってことで
一息つく間もなく再び車で出発。そしてついたのは、いつものマックスバリュー(旧)空港前店!

いつもながここに来ると石垣島に帰ってきたなあって気分になる。
ウキウキした気分で隣のダイソーから攻め、鮮魚売り場でお魚観察。
イラブチャーもミーバイも売ってるねえ、ヨシヨシ。

テングハギなんかも食べちゃうんだ、と感心する。

前回船釣りをした時、クマドリは臭くて食べられないって言ってたけど、同じハギの仲間でも色々あるんだろうか。

たいきはここ数日で急にブームが到来した「もじバける」を食玩売り場で買いあさっていた。

中学生にもなってそんなのが欲しいんだ?とからかうと「パパだってガンダム作ってるじゃん」
まあ確かに。人の事いえないか(^^;

そのあとお菓子やビールやジュース、パンなど当面の食料をたっぷり買い込み宿に戻ると、
パン売り場で買った半円形の2色の蒸しケーキのを並べてホールケーキみたいにした。
これがとりあえずの誕生日ケーキってことにする。石垣島なら何でも幸せだよ(^^)

それじゃ石垣島帰還と僕の誕生日を祝ってカンパ〜イ。

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