恒例、オモト様詣で

 満ち足りた気分で宿に戻ると昨日のカップヤキソバで朝ごはん。ソースを入れてかき混ぜていると、案の定ひーことたいきが擦り寄ってきたので大きな心で分けてやる。なんせアカ様たっぷり撮れたから機嫌がいいのだ(^^)

 今日の予定は石垣島めぐり。まずはこれだろう。途中海に入りたくなっても大丈夫なように海パンを履き、スノーケルとマスクも持っていく。そして車の所に行くと・・・思い出しちゃったよ・・・バンパーの傷。どんなもんだろうとひーこに見てもらうと「結構いっちゃってるね」だと。馬鹿じゃね〜の!聞きたいのはそんな言葉じゃないの分かってんだろうが!あれは嫌がらせに違いない。そんなの気にしないことにして出発!

 そしてまず目指したのは、やっぱり石垣島に来たらまずは行かなきゃ、のオモト様だ。でもその途中でちょっと林道散策。みんなにも石垣島の亜熱帯雨林を堪能してもらいたいからね。

 水辺広場を覗いてみると、川では数組の親子連れが遊んでいた。こんなところで人を見かけることは今まであまりなかったよなあ。駐車している車はみんな「わ」ナンバー。やっぱり観光客が増えているんだろうか・・・・

 ここら辺は黄色い花が沢山咲いていて、それに蝶がいっぱい集まっている絶好の虫撮りポイントだ。なのでたいきとひーこが川遊びをしている間、しばし撮影に没頭させてもらう。

 ここで一番目に付くのがスジクロカバマダラ。ここらへんじゃきわめて普通種で数も多いしでっかいのだ。

 こちらも大型チーム、リュウキュウアサギマダラ。綺麗な色をしているのだが、数が多いのであまりありがたみがない。

 小さいのだとセセリチョウが気になるところだ。なにせ「天然記念物アサヒナキマダラセセリ採集禁止」なんて看板が立っているんだから、その天然記念物を見たいのが心情だろう。

 前回その姿も良く知らないまま「これがもしかしてアサヒナキマダラセセリ!」と喜び勇んで撮影したのがタダのチャバネセセリだったという苦い過去があるので慎重に見定めなければ・・・これはキマダラって感じじゃない。羽の先が尖っているからトガリチャバネセセリかな?

 しかしこちらはなんかちょっとオーラを感じるぞ!この模様はキマダラセセリと一緒だ。
これがウワサのアサヒナキマダラセセリ!?

 しかし調べてみたらネッタイアカセセリのようだ。残念!綺麗なんだけどねえ

大体アサヒナキマダラセセリは5月の一時のみ発生する蝶らしい。初めて知った。そりゃ探してもいないわなあ・・・

小さいのの代表と言えばシジミチョウ。これはソテツシジミ?蝶は正直専門外なので良くわからないが、
地元にいるシジミチョウより後翅の模様とかが綺麗なので違う奴だろうと言うのは分かるのだ。

 こちらウラナミシジミ系だが、西表でみたルリウラナミシジミより白っぽいのでシロウラナミシジミかな?

 体長1cmもないハエみたいなのがいたのでよく見てみると、なんだかすごく綺麗なやつだった。蛾の仲間だと思うのだが、青緑の金属光沢が派手派手で熱帯っぽい。これも後で調べた所によるとイヌビワオオハマキモドキというそうだ。
よく見ればこんなのもいるんだなあ。

 今回90mmマクロも持って来てはいたのだが、今使ったのは全部50-500mm。でもこんな小さいのも撮れるんだから
虫撮りにはばっちりだなあ。見直したよ。

 そのあと川の奥に池のある広場を覗いてみようとすると、たいきは大嫌いなカエルの声が聞こえるから行きたくないという。中学生にもなって変なやつ〜。それじゃたいきには車で待っていてもらう事にして、ひーこと二人で行ってみた。

 晴れているから気持ち良いけれど、ここはさえぎる物がないから一層暑さがこたえる。

 水の中を覗いてみると魚の影が見えた。ティラピアだろうか

水際の草にはアオタテハモドキが止まっている。いつもならよく見かけるのだが今回はこれが初。

 後はバッタがいたくらい。暑いのでほどほどのところで車に戻ると、クーラーの効いた車内でたいきが待っていた。それじゃオモト様にお参りに行こうかね。

林道を抜け、VERAの姿を横に見ながら坂を登る。

 そしてオモト様に到着してびっくり。なんだかずいぶん開けちゃったなあ。前は鬱蒼とした森の川沿いの道を入り込んでやっとオモト様があるのが分かる感じだったのに、周りの木が切り取られ道路から丸見えだ。どうしちゃったんだろ?
これも開発なのか、それとも鉄砲水でも出たのかな?

 とにかくオモト様の所まで行き、2年ぶりに石垣島に帰ってこれたお礼と来年も来られるようにお願いをした。
 また来年も再来年も、そしてあわよくば永住できますように!これで気分もすっきり。

 車に戻ってくると近くの花にカラスアゲハやツマキチョウがやってきていたが、例年に比べると蝶影は少ないようだ。

 さあ、それじゃ次は川平様に行ってみよう。

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