昼ごはんは石垣牛

 オモト様をあとにして、ドライブを楽しみつつ向かった川平さま。しかしここでも異変が!
 なんと公園前の駐車場で駐車待ちの車が列を作っているのだ。いままでお盆だってここまでの混雑はなかったぞ〜。やっぱり観光客が増えてるんだな。

 せっかくのんびりマイペースで過ごせるはずの石垣島でこんな列に並ぶのなんて嫌なので、川平さまのお参りはまた後日という事にする。

 駐車場をあとにして川平ロータリーに向かう途中、喉が渇いたのでジュースでも買おうとしたところで問題発覚、ひーこが財布を忘れやがったのだ〜
ひーこを当てにしていた僕の財布も中身は500円しか入っていない;これじゃ昼飯食べられないぞ〜

 とりあえずなけなしの全財産をはたいて自販機でジュースを買い一旦宿に戻ろうかと話し合ったが、この近くに郵便局があったのを思い出し、僕のキャッシュカードで現金引き出しという事になった。平日でよかったよ〜

 地元のおばあ達と一緒にキャッシュディスペンサーに並び軍資金を手に入れたら、川平の集落を後にして米原方面へ向かう。東シナ海の海岸沿いを走る県道79号線に入ってすぐ、道路際の水田にムラサキサギがいるのが見えたので車を止めた。そして窓をあけD7000+50-500mmを出しファインダーに入れた瞬間、ムラサキサギは飛び立った。

 そこからしばらく行くと川平湾を眺望できる展望台があったので、一応眺めるだけ眺めておく。こうやって遠くから見ても川平湾は綺麗だけど、やはりあの海の色は川平公園から見ると別格なんだよな。再チャレンジしなくては。

 再び車に乗り込み出発。県道79号線は八重山の海と山の狭間を縫って走る。
 山原橋から眺める景色は、ケープトリビュレーションではないがまさに珊瑚と熱帯雨林が出会う場所って感じ。

 山側を見ればオモト岳に続く山並みが海岸線すくそばまで迫っている。この海と森、そして程よい町並が丁度いい広さの中に納まっているのが石垣島のいいところだ。

 ここらへんで時刻はお昼、ひーことたいきがおなかが減ったとうるさい。朝ごはんはパンとヤキソバ一口だったからねえ。ホントはこの先の荒川でコノハチョウでも探したいところだが、ここは昼ごはん優先って事で、どこかご飯が食べられる店を探しながら車を進める。

 昔は何もなくてご飯一つ食べるのにも大事だった北部だが、最近はカフェみたいな店がずいぶん増えたよな。しかもこれだけ店が増えたのにどこも駐車場はいっぱい。お客さんも増えているようだ。

 でも僕らが食べたいのはこんな小洒落た店のパスタやカレーじゃなくって、ふつうにソーキソバとかなんだよな。

 そんな感じでお店を決めかねられぬまま、結局米原まで来てしまった。確かここからビーチ方面に入ったところに海の家みたいなお店があったような気がする。そんな店ならソーキソバもあるだろう、と記憶を頼りに行ってみると、そこにあったのは芝生の庭にパラソルが立っている小洒落たレストラン。
 ソーキソバはなさそうだけど、もうこれ以上お店を探すのもめんどくさくなってきたし、みんなの空腹も限界に達してしまっているようなので、ここで食べちゃおうか、と言うことになった。

 店内は夜はバーになるような、なんだかアメリカっぽくておしゃれな感じ。まさにさっきまで忌み嫌っていた小洒落た店だったが、空腹には勝てないのだ。メニューを見るとやっぱり洋食中心、それに安くはない。お金下ろしてきてよかったよ〜

 それじゃここは奮発して昨日食べ損ねた石垣牛でも食べるか。というわけで僕とたいきは石垣牛・・・のハンバーグセット(^^; ひーこはロコモコを注文した。

 店内にクーラーは入っていないが、大きく開いた窓からは気持ちの良い風が入ってくる。お客さんも僕らのほかには奥のボックス席に一組いるだけ、貸切みたいでとても静かだ。

 のどかな景色を眺めながらゆったりくつろぎながら待っていると、やがて料理が運ばれてきた。う〜んうまそう〜。
こちらソースたっぷりのひーこのロコモコ

 そしてこれが僕らの石垣牛ハンバーグ定食。ミニコロッケみたいなのもついててボリュームたっぷり。サラダのドラゴンフルーツが南国っぽいね。たまにはこんな小洒落た料理もいいかもな。

それでは今回初の石垣牛、頂きますっ。っていってもハンバーグじゃ良くわからない。でもおいしいからまあいいか。

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