竹富アジサシ

 一度ベースキャンプに戻り、水中機材を防水バッグ入りのD7000+50-500mmに持ち代えて沖に向かう。

潮は見る見る引いてゆき、そこら中で真っ白な砂地が海面に顔を出し始めた。

 目を凝らすとはるか沖合いに白いアジサシの鳥影が見える。それに導かれるように砂州をどんどん進んでいくと、
ついに波打ち際まで到着。肉眼でもエリグロアジサシと分かるくらいの距離で、その姿を識別できるようになった。
海の色は西表の時よりこっちの方が格段に綺麗だな。真っ白なアジサシがさらに映える。

 エリグロアジザシたちはそこそこの頻度で単独、もしくは2〜3羽程度の小群れを作り、遠くからキャラキャラいいながら近づいてくる。それを目で追い続け、ある程度近づいてきた所でファインダーに入れるのだが、結構なスピードなので中々難しい。

そんな中に時折ベニアジサシが混じっていてちょっと嬉しくなる。アジサシの中ではこのベニアジサシが一番好きだ。

 エリグロアジサシが群れで舞い降りるはずの沖の砂洲はまだ出きっていないが、
大部海底の色が見えてきた辺りを数羽が様子を見るように飛び回っている。まるで偵察に来ているようだ。

その後も潮は引き続け、やっと沖の砂洲が海面に姿を現した。そこに早速降り立つエリグロアジサシ。

しかし単独で降りてしばらくするとまた飛んでいってしまう。もう少し時間が経って安定しないと群れは来ないのかな。

後ろの方からエリグロアジサシにしては濁って大きな「ギャラッ ギャラッ」と言う声が聞こえてきたので振り返ると
オオアジサシだった。でかい。餌を咥えているのでどこかで営巣してしているのだろう。

沖の方で1羽だけポツリ佇んでいるのはコアジサシ。前回はかなりの数が群れていたのに今回は独りで寂しそうだ。

これでアジサシ4種ゲット。群れこそ見られなかったものの、そこそこの成果は得られたので結構満足だ。

たいきたちはどうしているだろう、と見渡してみると、遥か彼方の浅瀬に座り込み砂山を作っている(^^;2人を発見。

それじゃ鳥撮りはこれで終わりにして砂遊びに混じるかな。

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