びっくり!バニラで那覇 |
7月20日の午前中、ORAT家は沖縄に行くというのに成田へ向かっていた。
バニラエアーは成田空港をホームにして日本各地に飛んでいるのだ。 スカイライナーでゆっくり座って行けるのはとっても楽なのだが、下手をすると航空運賃より空港までの運賃のほうが高くついてしまうことがあるのが玉に瑕。ならばスカイライナーに乗らなきゃいいって話だが、一度楽をしてしまうとねえ・・・ 天気予報では宮古島滞在中に台風がやってくるらしいが、八重山のかなり西よりを通るようなので宮古島にはそれほど影響はなさそうだ。これが石垣島だったらやばかったかも。 成田に着くと、国際線到着ロビーのはるかな外れにあるバニラのカウンターへ向かう。 はじめて来た時はホントにこんな所にカウンターがあるとは信じられなかった。 カウンターで搭乗手続きを済ませ機内預け荷物を預ける。3月に北海道へ行った時は安いチケットだったため、機内預けが一個幾らの別料金になってしまうので、一つのスーツケースに収められるよう機材セレクトにかなり苦労をした。 今回は激安チケットではないので一人20kgが3個の計60kgまで預けられる。これなら鳥撮り用から水中用まで、撮影機材満載でも安心だ。 手荷物検査を受けたらプレハブのような仮設待合室からバスに乗って飛行機へ向かう。ボーディングブリッジの使用料を節約しているらしい。なんだかいろいろ安っぽいのだが、その分実際安いのだから文句はない。 機内の座席は少々狭かったがゴールデンウィークに北海道から帰ってきた時の凶悪な狭さほどではなく一安心。あの時はひざと背中が引っかかって席から立てなくなりそうだったからなあ(^^; やがて飛行機は普通に離陸。台風の影響もまだ出ていないようで、大した揺れもない快適なフライトだ。そのうち眼下に沖縄の海が見えてきた。いつ見てもこの色はなんとも心が躍るなあ。 そして那覇空港に着陸。その後ターミナルへ向かうため滑走路を横切る時かなり長いこと待たされて、「さすがLCC、こんなところも優先順位が低いのかねえ」と思っていたらF15が轟音を立てて離陸していった。こいつ待ちだったようだ。 ドアが開きタラップで滑走路に降りると真っ青な空から沖縄の太陽が照り付けてくる。暑いけどいい気分だ。 係員の指示に従って歩いていくと、倉庫のような建物の通用口の上に「手荷物受取所」の表示発見!まさかここがターミナルなの?なんだか普通の倉庫だよなあ・・・ 中に入るとまたびっくり!ここが手荷物受取所?ターンテーブルなんてどこにもなく、ただドアがあるだけ。まるで火葬場みたいじゃないか? ドアの向こうは倉庫のようで、ここに飛行機からカートで荷物が運ばれてきて、係員がそれをなんとなく地べたに置いておく、という形式だ。なんともシンプルだよなあ・・・ラハダトゥの空港だってカウンターくらいあったぞ。 ちなみに剥き出しのダクトみたいなのはクーラーの送風口で、一応冷気は出てきていたけど、それにしても徹底したコストダウンだなあ。 ここで手荷物を受け取ったら、今度はANAの宮古島便への乗り換えのため普通のターミナルに向かわなくてはならない。しかしこのLCCターミナル、航空貨物の保管区域の中にあるためセキュリティーが厳しく、歩いて外に出て行くことは出来ない。 脱出手段は2つだけ。ひとつはレンタカー会社の送迎バスでレンタカーオフィスへ向かう方法。そしてもうひとつが普通のターミナルへの連絡バス。これだけ、非常に不便なのだ。 今回はレンタカーを借りるわけでもないし、そうなると残された脱出手段は連絡バスだけだ。 早速バス乗り場へ向かうが、すでに第一便は満員、さらにその後には長蛇の列ができていた。これはいつになったら空港から出れるんだかわからないぞ・・・乗り換え時間に余裕を持たせておいて良かったよ。 それでも乗らないわけにはいかないので、中国人の横入りに目を光らせつつ、列に並んでじっと待つ。なんだか避難民になったみたいだ。 3代目のバスに何とか乗ることが出来、満員の中揺られる事5分ほどで普通のターミナルに到着!は〜〜〜疲れた。沖縄に来る時LCCを使うのはもうやめとこう・・・ バスを降りて出発カウンターにチェックインに行くが、やっぱメジャーの航空会社のターミナルは広々してて明るくて・・・高いだけのことはあるよなあ。 今日宮古島についてからの運転はひーこに全面的に任せることにして、ここはやっぱりオリオン生。なんか沖縄に来たのを実感するのだ。うんめ〜〜! 最近の沖縄のそばは昔より味が濃くなってきた気がするが、本土の人の嗜好に合わせてきているのかな。僕は味濃い目のほうが好きだから有難い。 隣に居た、孫を迎えに来たと思われる小さなおじいちゃんが「あ〜飛行機また飛んできた。すごいなあ。あ〜また飛んでったねえ。すごいねえ」と小声で隣のおばあちゃんに説明しながら感心していたのがなんとも微笑ましかった。 |