荒れ模様の北部めぐり |
昼ごはんは近くのタコ飯で有名なスムバリ食堂に行ってみる事にした。
お店に着いた時には何とかお座敷のテーブルが空いていたが、すぐに満席になってしまい、順番待ちの人も出始めた。さすがテレビにも出る有名店だ。 ここではもちろんタコ飯を注文、と行きたかったのだが、お店の人によると今日は海が荒れていて蛸を取りにいけなかったため蛸飯はできないという。 ここの蛸飯って言うのはちょっと変わっていて普通想像する蛸入り炊き込みではなく、蛸を卵で閉じた親子丼の蛸入り版みたいなやつなのだ。ぜひ食べたいと思っていたので残念。 しょうがないので僕は普通にソーキそば、 たいきは宮古そばとジューシーご飯のセット。
ひーこは味噌味の宮古そばというのを注文。
お味の方は結構薄味だったのだが、昔の沖縄そばっていうのはこういう味だったような気がするな。でも僕は現代の濃い目の味付けの方が好きだ。 ただ付け合せのモズクはめちゃ美味しかった。普通の酢の物じゃなくてニンニク風味の甘辛の味付けで初めて食べる味だった。スムバリ丼ってのはこれが乗っている丼らしいが、結構おいしいかも。 お腹もいっぱいになったところで次に向かったのは宮古島最北端の池間島。ここの真ん中にある湿原が最終目的地だ。前回来たときには結局どこにあるか分からなかったんだよな。 相変わらずの曇天強風の中車を走らせ池間大橋の付け根に到着。車から出てみる。 上空をエリグロアジサシが風に流されて吹っ飛んでゆき、今度は必死に風に逆らって風上に飛んでいく。こんな天気でも餌取りにいそがしいらしく、沖では海中にダイブしているのが見える。 そんななかの一羽がすぐ近くを飛んでいく。見てみるとカマスの幼魚を咥えていた。どこかにいる雛のところに持っていくのだろうか。鳥も大変だねえ。 さあ、それじゃ池間大橋、渡っちゃおう。
通る車も少ないようで轍意外は草ぼうぼうの道を、車のお腹を擦らないか心配しながら進む。 すると突き当たりには骨組みだけみたいな展望台があった。やっと着いたぞ〜!台風前の天気らしく、雲の動きがはげしくて、車から降りると一瞬だけ日が差してきた。 しかし展望台から見えるのは一面の草原、ちょっとだけ水面も覗いているが鳥の姿はなく、時折上空を飛ぶセッカの声が聞こえてくるだけだった。看板によるとレンカクなんかも見られるようだが、この時期は草丈が長すぎて鳥を探すのは難しそうだ。 その代わりといってはなんだが水面にはこの前タイで見たのと同じ 羽に模様のあるトンボが飛び回っていた。 本当はムラサキサギくらい居るかもと期待していたのだが、まあ湿地を見つけられただけでも収穫だ。一応これで池間島での目的は達成。 再び池間大橋を渡って本島に戻り、次に向かったのが西平安名崎。東平安名崎に行ったからにはやはり西にも行っとかなきゃならないだろう。 ナビを頼りにそれらしき道に入っていくと近くに風力発電の風車が見えてきた。その前に駐車場があったので、ここで行き止まりかと思ったが、そこからまだ未舗装の道があったので行ける所まで行ってみる。すると広場があり、そこから先は人が通れるだけの一本道が続いていた。 ここに車を停めて歩いてみよう。しかしすごい風だなあ。 ここの先端が西平安名崎だ。行ける所までいってみようか。 海岸は切り立った崖になっていて、波が打ちつけている。
足元はぎざぎさしたサンゴの岩であまり足場も良くない。そこに強風が吹きつけてくる。 さらに岬の先端はちょっと高くなっていて一段と風が強そうだ。あそこはちょっと怖いよなあ・・・ というわけで今回はここで終了ってことにしておく。 カメラが濡れたら困るので急いで車まで戻り、車内に入ってほっと一息、 するととたんにバケツをひっくり返したような大雨が降り出した。ぎりぎりセーフだ! でももうこの天気じゃ今日は宿に戻るしかないかな。 |